1997年8月31日(日曜日)

ちょっと資料の整理をしようと思っていたのだが、思っただけでめげてしまった。今までに送られてきた翻訳の原稿がかさばるようになってきた。と言っても段ボール箱で半分ぐらい。部屋が狭いのでかたずけようとおもったのだが、面倒なのでやめてしまった。

通信教育は順調に(?)進んでいる。昨日、今日で1週間分づつ計2週間分終わった。明日からもこのペースで行きたいが、会社もあるしどうなることか。

だいたい私の生活に良くないのはビールかな。翻訳のない日は(たまにはある日も)ビールを飲んで、いい気分になって寝てしまうことが多い。これで、その日は何もせずに終わるということになってしまっている。ビールをやめて、毎日必ず勉強するとか、資料の整理をするとか、もっと有意義にすごさないといけないなぁ、と思うことも多いのだが結局誘惑に負けてしまう。

よしっ、明日は絶対にビールは買って帰らないぞ、と一応決意しておこう。(結果は明日の日記に!)

 

1997年8月30日(土曜日)

今日は毎週もらっている仕事が来るはずの日(土曜日)だったのに、いつまでたっても来ない。おかしいなぁ、と思って先週のメールを読み直してみると.... そうだった、そうなのでした。今週はお休みの週でした。なんか仕事がないとほっとするなぁ、というのが正直なところ。最近忙しかったせいかも知れない。

というわけで、今日は通信教育の「TOEICマラソン」をちょっと進めた。遅れているので、今日明日で取り返そうと思う。ところで今日の課題の中に、

Enclosed please find our purchase order, No. PO-SPL-003, for 5000 units of your desk-top laser printer.

というのがあった。解説によると「Enclosed please find ...」はビジネスレター特有の表現で、「〜を同封いたします」という意味だそうだ。『「Enclosed, you will find ...」というのも見かけるが、これは文法的に誤り』と説明してあった。分詞構文というらしい。初めて聞いた、と思って高校のときの文法の参考書を見ると、ちゃんと説明してあったので真剣に読んでみた。しかし、「Enclosed, you will find ...」が文法的に間違いというのはいまだに理解できていません..........

 

1997年8月29日(金曜日)

がーん。また、訳漏れの連絡が来た。このあいだの翻訳のつづきなんだけど、また訳漏れがあったみたい。量は少しだったのですぐに訳して電子メールで送った。

毎回チェックはちゃんとやっている(つもり...)なんですよ。なんでかなぁ。確かにこの翻訳は図や表がごちゃっとしていてややこしかった(またまた、言い訳..)のだけど、チェックはしたつもりだったのに。ま、落ち込んでいてもしょうがないので、次回は注意するということでつらいことは忘れよう。

ところで、毎週訳している雑誌記事のレビューが返ってきた。今回も結構厳しいお言葉が... 毎回ここの翻訳会社からは厳しいコメントをもらっている。でも、これはかなり勉強になるのです。今回のコメントは、

"Bottom line is, this sort of thing will create confusion for end users in the long run."

を私は、「最悪の場合,このような状況が長引くとユーザーを混乱させることになる。」と訳したのだが、これに対するコメントは、「Bottom lineはちゃんと辞書を引くように。最悪という意味はないよ」というものだった。とほほほほほ。ちなみに、最終的な訳は、

「考えなければらないのは、結局は利用者が混乱してしまうということだ。」

でした。やっぱ、後者の方がいいよね。能動体と受動体も私がよく悩むところ。「させる」じゃなくて「してしまう」ということね。ふむふむ、毎回勉強になるなぁ。

 

1997年8月28日(木曜日)

昨日納品も終わったので、きょうはのんびりしている。英語の勉強もしなければ、と思い、通信教育をやった。毎月一回提出があるので、できるだけこなしていかないとついていけなくなってしまう。私が取り組んでいるのは「TOEICマラソン」というやつで、とくに翻訳関係の通信教育ではない。英語の基礎を勉強するのが目的、というところ。TOEICは最近受けてないんだけど、5年ぐらい前に受けたときには700点くらいだったような気がする。この通信教育が終わって800点ぐらいだったらいいなぁ、と思って始めた通信教育だ。

ところで、6月(先々月)は半月間ぐらいアメリカに行った。久しぶりだったので、すっかり英語を忘れていた。やっぱり、英語も毎日使わないとどんどん忘れていくな、と実感した。でも、久しぶりに友達にあって半日ぐらいいっしょに遊んで喋っていると、ちょっと英語を思い出してきて、話したいことが英語で出てくる...という感じになった。でも、たった半日だけだったので、またこの日からどんどん忘れていくわけね、と思うと悲しい。

もしかすると、TOEICは600点ぐらいに落ちているかも...という不安もある。あぁ、どうしよう。こんなんで一流の翻訳者になれるのかなぁ。

 

1997年8月27日(水曜日)

今年の5月から「翻訳の世界」の定期購読を始めた。たまたま本屋で見つけたので、翻訳の勉強に、と思って定期講読を始めたわけです(聞くところによると、翻訳業界ではめちゃくちゃ有名な雑誌だそうです。私はもちろん知りませんでしたが)。この中のコラムで「欠陥翻訳時評」というのがあって、これが結構面白いのです(これも有名らしいのですが)。世の中の欠陥翻訳(つまり誤訳?)をズバズバ切っていって、「英語のセンスなし」などという厳しい判定がくだされるコラムです。

面白い、といっても私のレベルでは、そう面白がってもいられないのです。これは全くワタクシゴトなんですよ。つまり、このコラムにでてくるような(私にとっては)難解な英語は、私も誤訳するに違いない...という英語なわけで、毎月毎月感心しながら読んでいます。世の中には英語の得意な人もいるのね...という他人事のように言っている場合でもない。あぁ、そうだった。一流の翻訳者を目指しているのだった。

ところで、今日は今もらっている翻訳を納品しました。ちょっとほっとしました。毎回、仕事が終わるとほっとしますね。今日はさっさと寝ることにします。では、おやすみなさい。

 

1997年8月26日(火曜日)

今朝、宅急便が届いた。ショックなことに翻訳会社からで、訳漏れがあったということだ。うーん、またやってしまった。今回の訳漏れは、図の中の文章(単語)の一部の訳が漏れていたようだ。

この原稿は印刷したものをもらっていて、翻訳はその原稿を見ながら翻訳し、パソコンにテキストファイルとして入力する...というものだった。全部で約100ページの分量だった。図もかなり含まれていて、それらの図は翻訳する部分に番号を振って、テキストファイルにもその番号をつけて翻訳した。図がこまかかったので見落としてしまった、のかもしれない。(これは、言い訳)

訳漏れの量は全部あわせて100文字ぐらいで翻訳するのには30分もかからない程度なのでさっそく訳して電子メールで送った。反省、反省、反省。

ところで、もう一つの現在とりかかっている方は、かなりできあがってきた。あと見直しに1日かけて完成だ。これも全部で150ページぐらいあった。2週間ぐらいかかったので、1日に10ページぐらいかな。まぁ、こんなものかも。

みなさんは、どのぐらいのペースですか?

 

1997年8月25日(月曜日)

とりあえず、ホームページを作った。どのぐらいまじめに更新できるかわからないが、できるだけ日記もつけていこうと思う。翻訳者になろうと思っていろいろ考えていることや、やっていることもあるが、それはぼちぼち書いていくことにしよう。

 

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