1998年8月24日(月曜日)

みなさん、どうもいままで私の日記を読んでいただきましてありがとうございました。宣言どおり(?)、1年で終了します。

気が向いたときには、またホームページを更新していますので、お立ちよりください。

ではでは。

 

1998年8月23日(日曜日)

昔、サンフランシスコで大地震に遭遇した。

このときは、サンフランシスコを通る280号線の高架もかなり落ちたし、多数のビルも崩壊した。ベイブリッジも落ちたが、私はそこを地震が発生する数時間前に通り、バークレイにいた。そのころは、サンノゼにアパートを借りて住んでいた。

地震は昼間に発生し、ひどく揺れた。部屋のなかのあらゆるものが床に落ちた。しかし、私のいた建物は倒れなかったし、天井も落ちなかったので怪我はなかった。が、停電になり、私のいた建物の灯りもすべて消えた。昼間でもビルの中というのは電気がついていないと真っ暗だ、ということをこのとき初めて知った。

真っ暗なビルからなかなか外に出ることができずに、さまよったが、なんとか脱出。まわりはパニックになっている。しかし、なんとかサンノゼまで帰りたい。

車に乗り出発。が、道のあちこちにビルが倒れ、ベイブリッジも落ちていて通れず、高速も通行できないようだった。

で、湾の東側をぐるっとまわってサンノゼに帰ることにした。しかし周辺の状況は似たようなものですんなりとは帰れそうにない。

車のラジオで被害の状況を伝えている。ラジオで通行止めの情報を聞き、通れそうな道を選んで、なんとかサンノゼまで帰ることができた。

〜あしたに続く〜

 

1998年8月22日(土曜日)

アパートシリーズ その4

これまたある日の昼間、アパートでくつろいでいると、ドーッと騒ぎ声のような声が聞こえる。なにやらアパートのどこかの部屋で盛り上がっているようだ。

昼間からパーティーでもやっているのだろう。

ボーッとしていると、またキャーキャー騒ぐ声が聞こえる。こんどは違う部屋のようだ。

(実はこのアパートはアパート群という感じのアパートで、広い敷地内に2階建てのアパートがたくさん建っていた。)

そうかアメリカでは昼間っからパーティするのが流行っているのか、と思い、じっと耳を凝らしていると、アパートのあちこちから騒ぎ声が聞こえる。それも歓声のようだ。

さらに驚くべきことに、あちこちの騒ぎ声が妙に同期している。ドーッと騒いだかと思うと、しばらく静かになり、またドーッという騒ぎ声が。しかも、アパートの棟のあちこちで。同時に。

不審に思ったが謎は解明しそうにないので、テレビをつけておもしろい番組はないかとあれこれ見た。アメフトをやっていた。私はわりとアメフトは好きだ。大学のアメフトのようだった。

しばらくそのアメフトを見ていて、ついに、私はこのアメフトと騒ぎ声が同期していることに気が付いた。

このアメフトは全米の大学の大会のようで決勝戦だった。そして、そして、その決勝戦で戦っているのが地元のチームだったのだ。な〜るほど。

よくよく騒ぎ声を聞いていると、アメフトのダウン(プレーの単位)ごとに声援が上がっているのである。

私もこの騒ぎ声と同期して、最後までゲームを見た。

 

1998年8月20日(木曜日)

アパートシリーズ その3(だったかな?)

 

ある日、アパートでくつろいでいると、コンコンと誰かノックする。誰だろうと思ってドアを開けると、「Newspaper?」

つまり新聞を取らないか? ということらしい。お〜、アメリカにも新聞勧誘があるのか〜、と妙に感心した。

「アイ キャント リード イングリッシュ〜」 と言うと、納得して静かに去っていった。

 

1998年8月19日(水曜日)

結局C社からはFAXではなく電子メールで送ってもらった。

こちらのFAXは正常なはず、と思う。私のFAXマシンの製造元、松下電器からも通信診断テストのレポートをもらったが正常。会員になっている銀行からもFAXを送ってもらったが、こちらも正常。

FAXがおかしいとなると、いざというときの信用問題になるので私も真剣に調べた。

連絡がつかない返事がないというのは翻訳会社から見ると、たぶん最低の翻訳者… だと思う。

 

1998年8月18日(火曜日)

C社から、原稿をFAXで送信しようとしたが送れない、と連絡あり。いろいろ試してみたが、私が実験したかぎりでは問題なく送れる。銀行のFAXサービス(会員番号と電話番号をプッシュフォンで入力しておくと、しばらくしてFAXが送られてくるもの)も試してみたが問題ない。

PC関係のファイルの圧縮・解凍などで問題になることは今までにもあったが、FAXが送れないとは…。

 

1998年8月13日(水曜日)

C社から振り込まれてくる銀行口座を今まで一度も確認しに行ったことがなかった。今日、銀行は開いているようだったので残高照会に行った。

思ったよりも金額が多かったので、ちょっと幸せな気分。

 

1998年8月12日(火曜日)

泊まりでテニスをしてきた。

4日間連続で、毎朝9時から夕方5時までずっとテニス。しかも男ばっかり。

う〜ん「硬派」、と自分では言っておこう。

 

1998年8月7日(金曜日)

会社の女性が今日で退職することになった。実は私は今日から勝手に夏休みにした…のだが、ほかの人たちは就業日だった。

その女性とは、よく飲みにいったり、仲間といっしょに旅行に行ったりしていた。

夕方までごろごろしていたのだが、花でもあげようと思い、まず花屋へ。

「5000円ぐらいで適当にお願いします。」というと、結構立派な花束ができた。

そして会社へ。

就業時間後につくようにしようと思ったが、ちょっと早くつきすぎた。

が、それは気にせず、その人のところへ行って、一言だけ「元気でね」と花束を渡して帰った。

 

1998年8月6日(木曜日)

全然反響のなかった「アパート・シリーズ」はやめておいて。

…と思うと、う〜ん、おもしろい話題が見つからない。

 

1998年8月5日(水曜日)

アパート・シリーズ第2弾。

 

休みの日にアパートでゴロゴロしていると、ピンポーンと訪問者が。誰だろうと思って出てみると10人ぐらいの女の子達がいた。女の子と言ってもピチピチの若いギャル、というわけではない(だったら危ない…か)。小学生ぐらいの女の子が10人ほど。

いったい何事だと思って話を聞くと(と言っても皆でキャーキャー喋るので断片的に理解できる話をまとめると)、彼女たちは「ガールスカウト」で、クッキーを売っているらしい。たぶん、収益は活動資金にでもするのだろう。

みんながそれぞれクッキーをいくつかづつ持っている。

ガールスカウトなら買ってあげようと思ったが、全部買うわけにもいかない。

「Which is the best?」 と私は聞いた。あとで思うと聞き方が悪かった。

10人の女の子達が、みんなそれぞれ「Mine!!」と言い始めてパニックに。お互いが「自分のがおいしいのよっ」と口喧嘩も始まり、収拾がつかなくなった。

「OK! OK! guys! I'll choose by myself.」と言うのがやっとだった。

結局は適当に2パックほどクッキーを買って、なんとか事態を収めることができた。

 

しかし、甘いものがまったくダメな私は、そのクッキーを食べることもなく、誰かにあげたような気がする。キムチ売りのガールスカウトなら歓迎するのだが。そのときには「Which is the hottest?」と聞くことにする。

 

1998年8月4日(火曜日)

昔の話だが、とあるアメリカの田舎町でアパートを借りることになった。このときにはいろいろとおもしろい話があったが、それは別の機会にするとして、1つだけ(たぶん)アメリカ人じゃないとわからない英語について。

アメリカでは、ディッシュ・ウォッシャ(皿洗い機)が必需品。洗濯機と同じぐらい(あるいはそれ以上に)必需品だろう。どこの家庭でもあらかじめキッチンに埋め込まれているのが常識。そのアパートに住むまでにも、他のところでアパートには住んだことがあったし、デッシュウォッシャも、もちろん使ったことはあった。

その、とあるアメリカの田舎町のアパートに入居した直後、たまたまディッシュウォッシャ用の洗剤がなかったので、普通の台所用洗剤を使った。すると、ディッシュウォッシャから泡がボワボワと出てきて、キッチン全体が泡だらけ、水浸しになってしまった。おいおい、これはどうしたことか。ディッシュウォッシャから泡や水が漏れるとは許せん。さっそくアパートの管理人さんのところに「壊れてるよ」と言いに行ったのだが、夜だったので、管理人さんはもう帰っていていなかった。いないときには、用件をメモに書いてポストに入れておくシステムのようだったので、「ディッシュウォッシャが壊れてるよ。泡があふれてキッチンがプールのようになるので、直してね。」と書いておいた。

次の日は朝から仕事に行って夕方帰ってくると、キッチンの上にメモが置いてあった。どうやら、直しに来てくれたようだ。しかし、メモには一言だけ、「Use cascade.」。なーんだそりゃ。カスケードってカスケード接続のカスケードか? 悲しいかな計算機屋にはそれぐらいしか思い浮かばない。辞書も引いてみたが、「小さい滝」「連続する滝」...なんのこっちゃ。さっぱりわからん。

あきらめて、スーパーに晩ご飯の材料を買いに行った。そうそう、ディッシュウォッシャ用の洗剤も買っとこう、と思ってディッシュウォッシャ用洗剤のコーナーに行って、結構たくさんある種類の中から選ぼうと思った。と、いろいろ見ていると、おぉぉぉぉぉぉ、こ、こ、これはぁ... と発見したのが「Cascade」という名前のディッシュウォッシャ用洗剤。も、も、もしや、「Use cascade.」は、この洗剤を使えということかぁ? でも、なんで商品名まで指定するのだぁ?? あ、あ、あのアパートは、洗剤会社とグルかぁ?? と深く悩んで至った結論は、アメリカでは「Cascade」がディッシュウォッシャ用洗剤の代名詞ではあるまいか、ということ。日本で、太古の昔、「コピーとってきて」というのを「ゼロックスとってきて」と言ったのと同じではないだろうか。

結局次の日、アメリカンに確認して予想的中。カスケードは、ディッシュウォッシャ用洗剤のことだった。

さすがにそのような英語は理解不能。こういう英語が翻訳の文章に出てくると困る。

 

1998年8月3日(月曜日)

中国語の本を買った。ちょっと中国語を勉強してみようと思う。

しかし… 英語を十数年以上 勉強してもこの程度なのに、今さら中国語を勉強してどうなるものか、という気もする。

来月から中国の人といっしょに仕事をするので勉強しようと、ふと思ったわけだ。飽きない程度にやってみよう。何事もチャレンジ。

 

1998年8月2日(日曜日)

ドルを買った頃は為替の変動に一喜一憂していたが、最近すっかり忘れていた。

気がつくとどうも円安になっているようだ。しかし、このあいだ、3ヶ月定期に入れてしまったので、あとしばらくは円に替えることができない。

残念。

 

1998年8月1日(土曜日)

「分納してほしい」と言われることが多い。「翻訳できた順に送ってほしい」と、よく言われる。翻訳をチェックする方にしてみると、一度にたくさん受け取ってチェックするよりも少しづつチェックした方がやりやすいのかもしれない。

しかし、翻訳する方からすると、これは面倒。とくに原稿の分量が多いと、全体を見渡して訳語を統一したり、言い回しを統一したりする。最初使っていた用語を、最後のほうになると変えたくなってくることも多い。途中でハタと勘違いに気付くこともしばしば。

それで、私の場合、「分納」の要求があっても、かなりできあがってから分納にしている。

完全にできあがってから、わざわざ分納にすることもよくある。

ほかの方々はどうしているんでしょう。

 

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