1999年1月31日(日曜日)
部屋をかたづけていて Swatch の時計をみつけた。スケルトンタイプのクロノグラフだ。 Swatch は年々違うデザインの時計を出すが、この Swatch は 1992年のもの。 もう 7 年も前のものだ。たしかアメリカで買ったと思う。少し前に時計のバンドが切れてそのまま放ってあった。Swatch のバンドはちょっと特殊なので、新しいのと交換するには専門店に行く必要がある。
ところでクロノグラフを発掘したので自動巻きも探した。Swatch は 2 つ持っている。クロノグラフ(秒針とか分針とか針がたくさんあるタイプ)と自動巻き。
自動巻きはもちろん動いていなかったのでネジを巻いて動かしておいた(自動巻きだがなぜか手でも巻ける)。時計は動いている状態が一番よくて止まっているとメカに悪いらしい。長い間止まっていたので、いまさらという感じもするが、たまには動かしてやろう。
1999年1月30日(土曜日)
税務署から確定申告の申告書が送られてきた。今年も税金の季節だ。
1999年1月29日(金曜日)
Windows98 をインストールしてファイルシステムを FAT32 にしたおかげか、アプリケーションの起動がずいぶん速くなった。快適。それと、IBM製ディスクの音が心地よい。
ディスクにアクセスするときには音がするものだが、以前のWestern Digital製のディスクは、「ジャリジャリッ」っと、ちょっとかさついた軽薄な音だったが、今回の IBM製のディスクは、「カラカラッ」というか「コトコトッ」というか多少重くてよい音である。
ディスクの音に趣(おもむき)を感じる人も少ないだろうが、私はなかなか気に入っている。
ところで音に関して、私のPCの今一番大きな問題点は、電源についているファンがうるさいということだ。といっても他のPCと比べてうるさいというわけではない。そもそも一般的にPCのファンはうるさい。
会社は静かなようでも雑音が多いのでPCのファンなど気にならないが、家庭だと、夜 静か〜なときにPCを立ち上げるとファンの「フ〜〜ン」という音が結構耳障りだ。
同じように困っている人もいるのかどうか知らないが、音の静かなファンが売られている。ファンの軸の部分にベアリングが入っているなど、いろいろと音に対する対策が施されているらしい。以前に Web で探したときには、ファンだけで1万円以上もしたので買わなかった。最近また気になりだしたので探してみようと思う。
1999年1月28日(木曜日)
今回の翻訳は、ずいぶん前に私が訳したもののバージョンアップだった。以前の訳は私が訳したあと、ほかの人の手が入っているようだ。
私の訳が修正されたものと、新しい英文が送られてきた。新しい英文を見ながら以前の訳を修正する。
私の訳が修正されているので勉強になる。たとえば 「close an application」 というのを私は「アプリケーションを閉じる」と訳していた。今までにもよく「閉じる」と訳したことがある。失敗失敗。これは「アプリケーションを終了する」だ。
よく考えるとおかしいことでも、自分が思い込んでいるとおかしいと思わないことがよくある。翻訳にかぎったことでなく日常生活でも同じだが・・・。
というわけで、今回は、自分のおかしい「くせ」が発見できてよかった。
1999年1月27日(水曜日)
寒い。風邪をひいたかもしれない。
1999年1月26日(火曜日)
翻訳会社から急ぎの仕事が来た。たまに「明日中にお願い〜」という とても短納期の依頼も来る。
時間があるときは できるだけ引き受けている。今回も引き受けた。量が少ないのですぐにできそうだ。
1999年1月25日(月曜日)
便利だ便利だと思って使っているJ-Phoneだが、意外な欠点があった。
インターネットのメールをJ-Phoneの携帯電話にフォワードしているわけだが、夜中にメールが来るとピーピーとうるさい。飛行機の中では絶対に眠れない・・・ ほど神経が繊細(?)な私は、このピーピーが鳴ると一発で起きてしまう。
電話の着信音と、メールの着信音は分けられるので、電話のほうはメロディに、メールのほうは「ピーピー」にしている。着信音が独立しているのはいいが、音量は独立していない。電話の着信音の音量を上げるとメールの着信音の音量も上がる。また、どちらかだけを鳴らないようにすることもできない。迷惑な話だ。
寝ている最中にも電話は受けられる状態にしておきたい。誰かが急ぎの用で電話してくるかもしれない。でもメールの着信音で眠りを妨げられたくない。
という問題を解決できないので、夜は携帯電話の電源を切ることにしている。自宅には普通の電話があるのでよいが、外出先だとちょっと困るなぁ。どうしようかな。
1999年1月24日(日曜日)
Windows98 とソフトをいろいろインストールした。
というわけで途中いろいろとトラブルもあったが、無事 Windows 98 環境に移行できた。
Windows 98 を昔の環境(Windows 95)に上書きでインストールすれば、アプリケーションソフトを再度インストールする必要もなかったが、昔のディスクはそのまま取っておきたかったので、新しいディスクにフルインストールした。新しいディスクはマスタにして古いディスクはスレーブにしてある。もちろん、ファイルシステムは FAT32 を選んだ。
丸一日かかったが、いちおうすべてインストールできて環境が整い、充実した一日だった。
1999年1月23日(土曜日)
スーパーに行くと、有線放送の勧誘をしていた。従来の有線放送ではなく、「Web-Usen」という新商品らしい。
わりと音楽が好きなので今までも有線放送に興味はあった。
最初、「Web-Usen」というのが目にとまり、「おや、Webで有線放送が聴けるのかな?」と思って、説明をしている人に話を聞いてみた。
ということで、「Webブラウザ」というものをよく知らないようだったのでパンフレットだけもらった。
私の想像には反して、「Web-Usen」のキャッチコピーは、
『「ゆうせん」を聴く。「インターネット」を見る。「E-mail」を楽しむ。すべてできる「Web-Usen」』
というわけで、3種類のサービスを 1 つにまとめて提供します、というものらしい。つまり、「有線放送」、「Web TV」、「Usen-Net」(インターネットプロバイダ)の3つがパックになって値段も安いという商品を「Web-Usen」と呼んでいるようだ。
安いといっても月額 6000円もする。私は、「Usen-Net」もいらない(プロバイダには入っているし変えるつもりもない)、「Web TV」もいらない(見ないと思う)ので、結局興味があるのは「有線放送」だけだ。とするとパック料金の6000円には全然魅力がない。有線放送には440チャンネルあるらしいが、そんなにいらないから安くすればいいのに。 でも、各家庭までケーブルを引くわけだから、ある程度お金を取らないと割に合わないのかな。
1999年1月22日(金曜日)
「SOHOコンピューティング」という雑誌を買った。この雑誌を見たのは初めて。97年の10月号が創刊号らしい。1年以上も前からあったのか。
毎回の特集が、「私がSOHOを決意したとき」とか、「SOHOへの道」とか、「在宅サラリーマンで行こう」とか、「SOHOの仕事獲得大作戦」とか、私にはぴったりの雑誌のようだ。
今回の特集も「できる副業!SOHOで二足のわらじ」で、タイトルが目についたので購入した。
内容も、在宅で働くことや副業に関連する話題がほとんどなので、とても参考になる。次号からも買おう。
ちなみに次号(3月号)は 2月13日発売で、特集は「登場!SOHOで元気な女性たち」だそうだ。
1999年1月21日(木曜日)
ちょっとここしばらく忙しい。今日は「翻訳の世界」も来たが読む時間もない。日記だけはいちおう書いておこう。
1999年1月20日(水曜日)
久しぶりにD社からメールが来た。
Mac関連の翻訳はできないか、とのこと。Macは全然わからないので断った。昔少しだけ使ったことがあるが、ほとんどおぼえていない。
MacにはMacの世界があるので、Windowsを知っていてもすんなりとは訳せないと思う。
もちろんWindowsにも独特の訳がある。たとえば、メニューの「Save As」は「名前を付けて保存」と訳すのが常識。「New」は「新規作成」と訳さないといけない。コマンドの「Run」は「ファイル名を指定して実行」。
こういう常識的な翻訳がされていないソフトをたまに見かけるが、きっと翻訳者がWindowsの世界をあまり知らなかったに違いない・・・ と思ってしまう。
私がMacを訳すと同じようになるだろう。
Macを買ってからなら大丈夫かもしれない。そういえばiMacはなかなかいいなぁ。
1999年1月19日(火曜日)
10ギガバイトのディスクが使えない問題をいろいろと調べてみた。この問題は、よく知られた「常識」らしい。
調査結果をまとめてみる。
まず、ディスクには、シリンダ、ヘッド、セクタという概念がある。例えて言うと、容積には、「高さ」、「幅」、「奥行き」があるようなものだ。
で、BIOSの上限、IDEの上限、ディスクの上限を次のようになっている。
BIOSの上限 | IDEの上限 | 接続ディスクの上限 | |
シリンダ | 1,024 | 65,536 | 1,024 |
ヘッド | 256 | 16 | 16 |
セクタ | 63 | 255 | 63 |
容量 | 7.8GB | 127.5GB | 504MB |
たとえば上の例で、BIOSの上限は、
1,024(シリンダ数)×256(ヘッド数)×63(セクタ数) = 16515072(ブロック数)
となる。1 ブロックは 512Kバイトなので、 16515072×512 = 8455716864(つまり8.4 GB)となるわけだ。ちなみに、コンピュータの世界は2進数なので、1Gバイトは 1,024 の3乗となり、上記の表の 7.8 GBは 8.4GBに相当する。
接続できるディスクの上限は、普通だと、BIOSの上限とIDEの上限の論理和となる。つまり、シリンダは、「BIOSの上限」の1,024、ヘッドは「IDEの上限」の16、セクタは「BIOSの上限」の63。
この数値で計算すると接続できるディスクの上限は、504MB。
ところが、Enhanced IDE(EIDE)では、シリンダ、ヘッド、セクタ(3つ合わせて CHS と呼ぶ)を「IDEの上限」と「BIOSの上限」との間で相互変換する方法か、BIOSのCHSをドライブのLBA(論理ブロックアドレス)に変換する方法で、7.8 GBまでのディスクをサポートできるようになった。
さらに最近は、IBM と Microsoft によって「拡張INT13」という方式が決められ、ドライブのLBAを直接使ってディスクにアクセスできるようになった。これで 127.5 GBまでアクセスできるということのようだ。
しかし、結局 私のマシンは、BIOSが「拡張INT13」に対応していないのでダメ。10GBのディスク代 約3万円は授業料となった(いろいろ調べて勉強になった)。
とは言っても新しいマシンを買えば、それに付けることはできる。今年は「パソコン減税」があるのでやっぱり買い時だろうか。
1999年1月18日(月曜日)
どうでもよいことだが、昨日の日記で、私のPCのディスク容量を間違えていた。よく考えると SCSIディスクを増設しているので 5 GBほどあった。しかし 5 GBでも全然足りない。ディスク不足の状態。
ところで、Pentium Pro 200 MHzのCPUのほうは、それほど遅いとも感じない。
たまに、翻訳会社から、Microsoft Word で数百ページにおよぶ原稿が送られてきて、図が多用されていたりすると CPUが遅いと思うこともあるが、これは非常に希なことで、通常はテキストの処理がほとんどなので Pentium Pro 200 MHz で十分だ。
というわけで、まずはディスクを増設することにした。
やっぱり 10 ギガバイトは欲しいっ。せっかくだからこの際に Windows 98 も買うぞっ、ということで、10ギガバイトのディスクと Windows 98 を買った。合計で5万5千円ほど。
と、ここまではよかった。が、しかし、予期せぬ出来事が・・・ (ちゃらら〜ん)
なんと私のPCでは10ギガバイトのディスクは使えなかったのだ。なぜ、どうして、なんで?
そう言えば・・・・。ハードディスクには「壁」がある。昔、数百メガバイトのディスクが主流だった頃のPCに、ギガバイトクラスのディスクを付けようとして はまったことがある。BIOSの設定を変えないといけなかった(これに気づくのに かなりかかった)。確か 512メガバイト以上のディスクはBIOSの扱いが違うというのが原因だったと思う。
今回も同じような壁があった。
BIOSがブートブロックを読みに行くときに、「システムディスクじゃないよ〜」と言うし、fdisk で「マスターブートレコード」を書き換えようとしてもエラーがでるし、おかしいと思った。しかも、Windows 98 のインストーラ自体は、正しくディスクを認識しているようだ。
つまり、BIOSレベルではディスクを正常に認識できず、OSレベルでは認識できるという、BIOS に制限がある典型例だ。
Webでいろいろと調べていると、8.4ギガバイトに壁があるようだった。私の PC ではこの壁を越えられない。BIOSの設定を変えてもだめ。BOISのアップグレードもできない。あぁ、踏んだり蹴ったりだ。
というわけで、せっかく買った 10ギガバイトのディスクが使えない。悲しい、悲しい、悲しすぎる。しかも、いつものあやしい店で買っているため返品はできない。悲しい、悲しい、悲しすぎる。
この悲しみを乗り越えるため、すかさず次のディスクを発注した(今度は通販)。次は 6.4 ギガバイト。これならきっとだいじょうぶだろう。
1999年1月17日(日曜日)
ノートPCの調子が悪い。私が使っているのは、Panasonic の 「Let's note mini」 という機種で CPU は 120 MHz という ちょっと時代遅れのノートPC。たまにメモリエラーが出て、再起動もできなくなる。しばらくほっておくと直る。
今年は、「パソコン減税」 が実施されるそうで、1999年4月1日から2000年3月31日までの1年間に単価が100万円未満の情報通信機器を購入した場合、購入金額の全額を損金算入できるそうだ(何台買ってもいいらしい)。
つまり、必要経費にできるということ。普通は20万円以上のPCは減価償却の対象となり、6年間で償却しなければならない。今回の「パソコン減税」では、これが1年で償却できる。
このタイミングにPCを買いたいなぁ。ノートPCが時代遅れなだけでなく、メインのPCも、Pentium Pro 200 MHz、ディスク 2.4 GBと古いので、この機会に最新スペックにしたいものだ。
1999年1月16日(土曜日)
「豚の角煮」を作った。
おいしかった。
ところで、昔 アメリカでアパートに住みはじめたころ、アメリカといえば、肉、肉、肉、そして肉だ、と思い、ローストビーフ作りに挑戦したことがある。
醤油とかみりんとか生姜とかニンニクとかを入れたビニール袋に一晩漬け込み、オーブンで焼くことにした。
ここまではよかった。
オーブンに入れたのはいいが、そのことをすっかり忘れてしまい、気が付いたのは次の日の朝だった。オーブンを開けると真っ黒な固まりが・・・。
数ヶ月が過ぎ、よ〜し今度こそ、と挑んだ 2 度めの挑戦も・・・・・・・ すっかり忘れていた。次の日、オーブンの中に炭を発見。 これは何だったっけ? としばらく考えるぐらい忘れきっていた。
ローストビーフは難しい。
1999年1月15日(金曜日)
J-Phone が便利すぎて笑いが止まらない。 ;-)
家でインターネットに接続する回数も減った。いつもは、休みの日は一日に4〜5回はインターネットに接続してメールをチェックする。が、J-Phone にメールが飛んでくるようになって、インターネットには 1 回か 2 回しかアクセスしなくなった。
会社のメールも J-Phone に飛んでくるように設定した。ただし、会社では毎日 50通〜100通程度のメールが来るので、全部飛ばすと大変なことになる。それで、フィルタを設定して、私個人に来るメールだけを転送することにした。つまり、メーリングリストなどのメールは J-Phone に飛ばさないということ。
ところで、携帯電話のマニュアルをよく読んでみると、電話をかけてきた人に応じて着信音を変えられるようだ。これは最近の携帯電話ではあたりまえの機能だと思うが、前の携帯電話は古かった(2 年前のもの)ので、そういう機能がなかった。
これはいい。たまに私の携帯電話に、会社の仕事の話で電話してくる人がいる(誰とは言わないが・・・)。そういう要注意人物からの電話は着信音を変えておいた。はっはっはっ。
1999年1月14日(木曜日)
掃除もしたし、翻訳もした。ゴールも見えてきた。
1999年1月13日(水曜日)
久しぶりに部屋の掃除をした。
って 1 月 4 日の日記にも掃除をした、と書いているが、1月4日は、「化学兵器で戦う」ことに固執したため、整理するという概念に欠けていた。
今回は、「捨てる」ことを基本にして整理することにする。今日だけでは整理できなかったので明日も引き続き「捨てる」。捨てるといってもゴミをすてるだけで、使えるものはもちろん捨てないし、耐久消費財のような大きなものを捨てるわけでもない。
たとえば紙関係で言うと、電話料金の請求書とか銀行からの封筒だとかダイレクトメールとか、そういうものの中から必要なものを取り出してまとめる(たとえば電話料金の封筒には明細以外に広告がたくさんはいっている、封筒もいらないし)。古い雑誌も捨てる。空き箱も捨てる。昔のカレンダーとか。あぁまだいろいろある。
翻訳の忙しいさなかに何をやっているのかと自分でも思うが、忙中閑あり(なんのこっちゃ)。たまに気分転換をしないと、英語を見るのもいやになってくる。
とくに今 訳している原稿はビジュアル系・・・ 、つまり画面操作がどうしたこうした、画像にこんなエフェクトをかけたら どう見えるあぁ見える、というようなものなので、頭の中で画面をシミュレーションしながら訳さないと全然話が通じなくなってしまう。
画面はこうなっている、ということを英文の説明から読み取りながら訳しているとそのうちに頭の中が混乱してくる。それで、もう一度最初から読み直して、シミュレーションをやり直す・・・ という繰り返しだ。疲れる。
納期も迫り多少焦ってきた。
1999年1月12日(火曜日)
実家から布団を送ってきた。羽毛布団らしい。まだ開けていない。段ボール箱に梱包されているが、なんせ大きいので置き場所に困っている。
ところで、かなり前に家具屋さんで聞いた話では、寝具は、上は羽毛布団、下は羊毛パッドが最高の組みあわせだ、と言っていた。ほんとうかどうかはわからない。
私の場合、副業で翻訳をするということは、睡眠を犠牲にするという事態になっている。睡眠を犠牲にできるかどうかは、やる気があるかどうか、あるいは、「やらざるを得ない」状況かどうかだけの問題だと思うが、今回はやらざるを得ない状況(納期がせまってきた)なので、睡眠を犠牲にしている。
寝る時間が短くても熟睡できれば幸せなのではないだろうか?? 羽毛布団で幸せになれるといいなぁ。
1999年1月11日(月曜日)
J-Phone に変えたのはいいが、通信カードも購入しなければならない。今まで使っていたものは J-Phone では使えないようだ。これは J-Phone に変更する前からわかっていたことだが、なぜ使えないのか理由はわからない。
DoCoMo 用の通信カードは激安で入手できたが、今回は結構高そうで、2, 3万円はかかりそう。
1999年1月10日(日曜日)
携帯電話を変えた。今まで DoCoMo だったが、J-Phone にした。なぜかというと J-Phone の E メールの機能を使いたかったからだ。
今までも、DoCoMo の携帯電話にPCMCIAのデータファックスカードをつなげて、 ノートPC やモバイルギア(NEC製の携帯端末)で E メールを読んでいたが、メールが来ているかどうかを、インターネットに接続していちいち確認しないといけないのが大きな問題だった。
J-Phone だと E メールが電話まで来る。つまり、待っていれば携帯電話まで E メールが飛んできてピコピコ鳴るわけだ。 (注: DoCoMoでも「10円メール」で同じようなことはできるが お金がかかりすぎる)
さっそく、プロバイダの設定などをいろいろと変えて、J-Phoneの携帯電話に E メールが飛んでくるように設定した。便利便利。
今まで、翻訳会社から E メールで連絡があっても(というか E メールでしか連絡は来ないが)、返事を出すまでに かなりのタイムラグがあることもあった。 E メールが来ていることに気づかないことも多かった。定期的に読んでいるとはいえ、忙しいときはチェックする時間間隔が大きくなる。たとえば外出している時には、頻繁にメールをチェックできないので不便だった。
これでまたモバイル生活のレベルが上がったな、と一人喜ぶ私だった。
1999年1月9日(土曜日)
今日は翻訳する気にならず、5ページほど訳しただけで終わった。
1999年1月8日(金曜日)
今年の年賀状も Adobe Photoshop を駆使して作った。駆使して、といっても自分なりに駆使したわけだが。
年明けに翻訳会社からもらって、今やっている翻訳が、画像処理ツールのマニュアルの翻訳なので、頭の中では Photoshop と比べながら訳している。たぶん、この手のツールを使ったことがなければ、こういう翻訳も難しいのではないかと思う。
たとえば、「画像のレイヤごとにいろいろなエフェクトを加える」という一文だけでも、たぶん、わからない人には全然わからないが、わかる人には 当たり前のことだ。
私は本業の仕事では画像処理ソフトというか レタッチツールのようなものは全然使わないのだが、以前にたまたま Adobe Photoshop が面白くて面白くて はまっていたので、今回は役立っている。
年明けからラッキーだった。
年賀状ソフトを使うこなすのにも苦労したので、年賀状ソフトの翻訳もばっちりだ、とか思ったが、よく考えると年賀状ソフトの英文和訳があるはずもない。残念。
1999年1月7日(木曜日)
昨日 日記に書いた「あるソフトウェア会社の女性」と、また飲みに行く話になった。日記に書いた次の日にそういう話が出てくるとは単なる偶然?
もうすぐ誕生日だそうで、誕生パーティをやるらしいのだが、その日はたまたま予定があって出席できない。それで、「また別の日にでも飲みに行かない?」とメールしたところ「いきましょ〜」という返事なので、またそのうちに行くことにする。
しかし、この「またそのうち」は曲者で、日を決めて実行に移すということが面倒になってきて結局は忘却の彼方・・・ということが多い。
年賀状で「焼き肉行こう」と誘ってくれた子もいるが、そのうち このことも私はきっと忘れてしまう。
こんなことではだめだ、スケジュール管理がなってない。もっと自分に厳しくっ。(と言っても飲みに行く日と店を決めるだけなんだけど・・・)
1999年1月6日(水曜日)
仕事がら、ソフトウェア会社に行くことがよくある。目的はいろいろで、ソフトウェアを外注に出す場合もあれば、共同開発することもあるし、単なる相談のこともある。
先日、昔からつきあいのあるソフトウェア会社に行ったのだが、社長と打ち合わせの約束をした2時間も前に着いてしまい暇をもてあましていた。するとそこの女性が、「そこの引き出しに漫画があるよ」と言うので(その女性とは何度か飲みに行ったことがある、もちろんグループで)、これ幸いと、大きな引き出しをあけるとたくさん漫画が入っていた。社長が買ったものらしい。
この会社は社員 10 名程度のちいさなソフト会社で、今だそれほど日の目を見ない(世の中にインパクトのあるようなソフトは まだ作り出せていない)が、実力はある会社だ。
その漫画の中に「なにわ金融道」があったので、暇な2時間のあいだ読みふけった。
「なにわ金融道」は有名な漫画なので(何作も映画化されているし)今さら説明する必要はないかもしれないが、簡単に言うと街金(まちきん、つまりサラ金)会社の社員が主人公で、ストーリーにはリアルな題材が使われている。
借金取りに追われる女性がソープランドに売られたり(ちなみに映画では、ソープランドに売られたのは篠原涼子で、売ったのは主人公の街金の社員であるSMAPの中居くん)、だまされて手形の裏書きをさせられた女性(ちなみに映画では、だまされたのは石田ひかり)が水商売の道に踏み入れたり、会社の債権回収の実態が描かれたり、マルチ商法にはまる零細企業の社長の話だったり、先物取引に手を出して家を取られる教頭先生だったりと、まったく勧善懲悪ではないドラマが淡々と繰り広げられており、実際に起こっている話でもあるのでリアルだ。
お金に対する考えが甘いと思う人には、ぜひこの漫画を読んでみることをお勧めする。これから会社を作ろうと思っている人にも必須の知識が満載だ。
私は、そのソフトウェア会社で「なにわ金融道」を読みながら、「なるほど。ここの社長は これを読んで勉強しているわけか、うんうん。」と一人でうなづきながら読んだ。
家で できる仕事がしたい、と思って翻訳を始める人も多いと思う。最近 SOHO (小さなオフィスや家庭などで行う小規模ビジネス)には甘い罠が多いようなので、こういうシリアスな読み物で勉強してみてはいかがでしょう?
1999年1月5日(火曜日)
昨日の大掃除(新年の嵐作戦)で思い出した。1991年1月の湾岸戦争時の米国ブッシュ大統領に印象深かった言葉がある。
アメリカ人は「正義」が好きだと思う。もちろんアメリカ人に限らず、「正義」は どの国の人も好きだろうが、特にアメリカ人は好きなのではないだろうか。日本人はよく「勤勉」な国民性だと言われるが、そういう国民性で考えると、アメリカ人は「正義」を重視するという国民性と言えるのではないだろうか。悪く言えば、「正義」に対する思い込みも激しい。
湾岸戦争時に、ブッシュ大統領が公演した際、一般の人から、「湾岸戦争によって結局 石油の価格は上がるのではないか?」という質問・批判が出た。
ブッシュ大統領が、「われわれは石油のために戦っているのではないっ。許されない暴力に対して戦っているのだっ!!」と答えたとき、会場には歓声とともに割れんばかりの拍手が湧き起こった。
私はこれを見て、「アメリカだな〜」と思った。日本でブッシュ大統領と同じような答えをしてもしらけるだろう。日本の公の場では冷静な損得勘定が優先され、「正義」のプライオリティはかなり低い。目にみえる効果や結果は重視されるが、目に見えず、効果や結果が定量化できない「正義」は重視されない。目に見えないもの同志で比較するなら、日本では「正義」よりも「和」が重視されるのではないだろうか。
もちろん、これは私が感じているだけなので賛否両論あるだろう。ところで私自身はこういうところが、アメリカが好きなところでもある。
1999年1月4日(月曜日)
年末は全然掃除をしなかったので、新年早々 大掃除をすることにした。
今回の掃除にあたっての方針は、「化学兵器で戦う」。
恐ろしいもので、化学兵器は少ないコスト(労力)で絶大な効果を上げることができる。ちなみに作戦コードネームは、「新年の嵐」(Operation New Year Storm)。
というわけで、さっそくスーパーに行って、掃除のための液剤をいろいろと買ってきた。
風呂にはやっぱり「カビキラー」、台所は「キッチンハイター」ね。という具合いに、「マイペット」だの、「バスマジックリン」だの、「ジフ」だのいろいろと買い込んできた。洗濯曹を洗う固形の物体(名前失念)や、窓を拭くスプレーや、名前を忘れたのも入れると まだいろいろある。
この中では、「カビキラー」と「キッチンハイター」は「混ぜるな危険」と大きく書かれているだけあって効果絶大。カビも一掃できるし、まな板だって真っ白になる。
「かならず手袋をして使え」と書かれてある注意書きを無視して、さらにスポンジも使って素手でゴシゴシやったせいか、手がボロボロになって指先が多少 痛い(特に左の人差し指が・・・)。容器に「アルカリ性」と書かれてあるので皮膚が溶けたせいだろう。ま、そのうち直る。
こうして化学兵器にて勝利が目前だったわけだが、どうしても落とせない汚れが・・・。
台所や洗面所に白くこびりついた汚れだ。いろいろ調べていると、どうもこれは、ヤカンやポットにつく汚れと同じで「カルシウム」や「ミネラル」らしい(基本的には無害らしい)。
作戦を立て直すべく、再度スーパーへ行き。この戦いに勝利できる化学兵器を探したが見つからなかった。「カルシウム」だったら「酸」で溶かせるような気がするので、塩酸とか硝酸とか売っていればよいのだが・・・ さすがにないか。
ポットの中は、「クエン酸」で洗うとよいらしいが、こちらも見つからなかった。
みなさん、台所の白っぽいコビリ付いた汚れは、どうやって落としていますか?