その1:コスタリカ
その2:ニカラグアはオメテペ島とグラナダ、レオン
その3:コーン島とマナグア。そして、マイアミへ
その4:その他の写真

ニカラグアは行く前は何もない国だという印象がありましたが、行ってみると結構面白かったです。グラナダとレオンはそれほど距離は離れていないのに雰囲気がずいぶん違って興味深いです。歴史上、対立してたみたいだし。ニカラグアのビールはVictoriaとTona(トーニャ)。Tonaの看板はあちこちに出いているのですが、何故か「Victoriaしか置いていない」という所が多かったです。Tonaの方が好きだったのに・・・。

5日目 (3月15日)

今日は移動日。5時に起きて6時にバス停へ。まずはパン・アメリカン・ハイウエイ上にあるLagartosという小さな町へ(c660)。それほど遠くないのに山道なのと人の乗り降りが多いのとで2時間もかかる。LagartosでNicaBusの国際バス(c4000)に乗り換え、国境へ向かう。Liberia、La Cruzなどの町を通過して昼頃ペーニャス・ブランカスの国境に到着。イミグレーション、税関を通過しニカラグアへ入国(入国税US$7)。そのまま同じバスで北上。私はオメペテ島へ行くのでRivasで下車。そのままタクシーでオメペテ島までの船が出る5km先のSan Jorgeへ。次の船は14時半発。それまで昼食を食べたり湖畔でのんびりオメペテ島を眺めたりする。
オメペテ島まではそれほど距離はないのに船がのろいため1時間以上かかる。とりあえずMoyogalpaで宿泊。宿は思ったよりも安く、バス・トイレ共同でC40。その後、翌日の島内ツアーを探すが1人だとUS$40、3人以上でもUS$20とべらぼうに高い。バイクを借りようにも半日でUS$35。諦めて翌日はバスでまわることにする。

ペーニャス・ブランカスの国境。

ニカラグア湖。バックはオメペテ島。

6日目 (3月16日)

朝7時半のバスでまずはAltagraciaへ。町周辺以外は道はかなり悪く、そこをアメリカの中古スクール・バスでまわるものだからやたらと時間がかかる。AltagraciaまではConcepcion火山を反時計回りで1時間半もかかってしまう。ここは島一番大きな町。朝食を取ってから博物館へ。かなりしょぼい博物館の割に入場料がC10と高いが、中で館長さんからSanta Cruz近くの岩石線画(Petroglyph)への行き方や簡単な説明をしてもらえる。10時半発のバスでSanta Cruzへ。ボロバスだが時間には結構正確。住民の唯一の公共交通機関で本数も少ないからそれでなければ困るのかな?Santa Cruzの町までは1時間弱。そこからMerida方向へ400mほど歩くと左に折れる農道があり、その先に岩石線画がある。ところが、その農道は柵で閉じられていて勝手に入ってはいけなそう。他の入り口がないか、さらに先に進むと「Petroglyphガイドします」という看板がある。入っていくとC25でガイドしてくれるとの事。そう悪い値段でもない。頼むと少し英語が話せる少年をガイドに付けてくれる。岩石線画への道は先ほどの農道で良かったのだが、その先で岩石線画を見つけるのはそう簡単でもない。ガイドがいなかったら全てを見るのはまず無理。岩石線画は農場の広い範囲に散らばっていて、それらを全て見るのにはかなりの時間がかかってしまう。農場の主には数コルドバ払うのだが、額は決まっているわけではないようでポケットの中の小銭を適当に払えばOK。子供のイタズラ描きのようなものが多いが、中には生け贄を捧げた祭壇やカレンダーなどの宗教的なものもいくつかある。祭壇はConcepcion火山とMaderas火山の両方が良く見える所にあり、眺めも素晴らしい。ガイドは約2時間。小銭がなかったのでチップ込みでC30払い13:45のバスで戻る。
今度のバスはAltagracia経由でMoyogalpa直行。AltagraciaからMoyogalpaまではConcepcion火山を反時計回り。これでConcepcion火山を一周した事になる。Moyogalpaには15時半到着。本土に戻る16時の船にぴったり。17時過ぎにSan Jorgeに着き、そのままタクシーでRivasへ。さてグラナダへ・・・、と思ったが直行するバスが見つからない。仕方ないのでマナグア行きのバスに乗り、Masayaで乗り換える事にする。暗くなる前にグラナダに着きたかったのだが、のろいスクール・バスだったためにMasayaに着いたときには19時半でもう真っ暗。20時過ぎにようやくグラナダ到着。あとは宿を見つけるだけなのだが、どこも満員でなかなか見つからない。結局、少し高かったがHospedaje Centralのトイレ・水シャワー付きの部屋にする。

Altagracia教会前にある石像。

岩石線画。カレンダーだそうだ。

生け贄を捧げた祭壇。もう一つある。

Hospedaje Centralの店員さん。

7日目 (3月17日)

朝からグラナダ観光。ニカラグア湖を見てからカテドラル、サンフランシスコ修道院、ラ・メルセー教会などを見て回る。他に見るべきものもないのでコロン公園でのんびりした後レオンへ向かうことにする。市北西のバスターミナルまで歩き、まずはマナグアへ。グラナダからのバスはロベルト・ウエンベス・バスターミナルに着くが、レオンまではイスラエル・レウィス・バスターミナルまで行かなければならない。中南米の大都市は行き先によってバスターミナルがかなり離れたところにあり、しかも市内からかなり遠い事があり、これは旅行者にとってはかなり不便な仕様。なんとかならないものだろうか・・・。レオン到着は14時半頃。ところが、ここでもなかなか宿が見つからない。グラナダはかなり宿はあるが全て満員という状況だったが、ここレオンでは宿自体が少ない。ザックを背負ったまま1時間半も宿を探し歩く羽目になってしまう。ようやく見つけた宿でシャワーを浴びたりすると外はもう暗くなり始めてしまう。
夜はカテドラル前のヘレス広場でのんびり。日曜という事もあって小さな子供を連れた夫婦が大勢来ている。子供を遊ばせる母親、語り合う夫婦、愛をささやくカップル、はしゃぐ子供達・・・。この雰囲気は中南米に来た人にしかわからないのかもしれないけど、なんともおだやかで良い雰囲気。それにしても、夫婦が仲良しで幸せそう。見ているといろいろ考えさせられてしまう。

カテドラルの前にて。

サンフランシスコ修道院。

8日目 (3月18日)

朝、カテドラルを見たりメルカドを見たりとレオン観光。これでニカラグアで見たいと思っていた所は全て見てしまった。さて、次はどうしようかとガイドブックをパラパラとめくっているとコーン島が目にとまる。この旅行ではまだ海に行っていないし、いいかも。という事で、旅行代理店へ。コーン島までの往復エア・チケットは税込みでUS$115。発券にやたらと時間がかかるが、とりあえず明日発のチケットをゲット。便はマナグアの空港から出るのでマナグアに行っておかなければならない。そこで、バスでマナグアへ。マルサ・ケサダ地区のHospedaje Santosに泊まる。バス・水シャワー共同でC40。宿で少し休んでから街歩き。カテドラル遺跡まで行ってみる。このあたりは1972年の地震までは街の中心だったわけだが、30年後の現在でもほとんど建物はなく廃墟のような感じ。人影も首都とは思えないほどまばら。本当にこれで100万人もの人間が住んでいるんだろうか?次にインターコンチネンタル・ホテル近くのモールへ行ってみる。中はクーラーも利いていて快適だが、どの店も高そう。客も皆上品そうで、客の中で私が一番みすぼらしい格好をしていてちょっと居心地が悪い。夜は宿で見つけた日本語の本を読む。山本文緒の「みんないってしまう」という本だったが、これがかなり面白い。時間も忘れて読みふけってしまう。

ヘレス広場。後ろがカテドラル。

レオンのカテドラル。

広場で遊ぶ子供達。

レオンの裏通り。


<1〜4日目 9〜15日目>

北アメリカ

コスタリカ・ニカラグア旅行記: 2  

トップ