その1:1〜3日目:「グアテマラ・シティとアンティグア」
その2:4〜6日目:「ティカル遺跡、そしてベリーズへ」
その3:7〜9日目:「Blue Hole で潜る!」
その4:10〜12日目:「ホンジュラスはコパン遺跡」
その5:13〜15日目:「そしてエル・サルバドル」
その6:16〜19日目:「パナハッチェル、そして帰国」
その7:その他の写真


パナハッチェルやその周辺の村はグアテマラで一番面白かった地域。もっとここら辺中心に旅行してもよかったかな。今回、帰国先が日本じゃないというのも初めて。なんか変な感じでした。

16日目 (8月13日)

朝、教会を少し見てからマーケットをうろつくが、まだ活気がなかったので近くにあるマヤの祭壇パスカル・アバフ(Pascal Abaj)へ行く。朝から現地の人がしきりに儀式を行っている。儀式は基本的に祭壇の前でいろいろなものを燃やしながら現地の言葉で何か唱えるというもの。燃やすのはロウソクやたいまつ、チョコレート、肉、柑橘類など様々。私が行ったときは父と娘が二人で細々と儀式を行っていたが、その次は金持ちそうな家族。この家族はその前の親子と比べて実にたくさんのものを燃やしている。その次は民族衣装を身にまとった4人組。彼らは鶏を生け贄にして血を祭壇に塗っている。どうやら決まった儀式のやり方があるというわけではなさそう。2時間ほどいろいろな人の儀式を見物した後、市場に戻って屋台を冷やかす。市場はすごいにぎわいで道は人が通れないぐらい。宿のチェックアウトは13時。この人混みの中、大きな荷物を背負ったまま歩くのは辛いのでお昼を食べた後はパナハッチェル(Panajachel)へ向かうことにする。パナハッチェルはアティトラン(Atitlan)湖畔の町。アティトラン湖は「世界で一番美しい湖」と紹介されている。世界で一番美しい湖は芦ノ湖(箱根)だとしても、確かに美しい湖。湖畔でのんびりしているうちにオランダ人3人組と親しくなっていろいろ話す。オランダ人旅行者って多いな〜。夜はパナハッチェルで出会ったのりこさん、ポールさんと食事。のりこさんは5年前にカナダに移民して、ついこの間アンティグアで結婚式を挙げたとのこと。新郎のポールさんはカナダでTV番組の制作を行っている。MTVのカナダ版のようなものをつくっているらしい。この二人はグアテマラが新婚旅行。のりこさんの英語は凄くうまい。なんといっても発音が素晴らしく、とても日本人とは思えない。5年間頑張ればここまでになれるのか〜。きっと、すごく頑張ったんだろうな〜。スゴイな〜。11時頃まで3人で飲んでいい気持ちで寝る。

鶏の首ちょんぱ。

そして、その血を祭壇に塗る。

世界一美しいと言われるアティトラン湖。

のりこさんとポールさん。美男・美女カップル。

17日目 (8月14日)

朝、散歩がてら湖畔をウロウロ。朝食にカプチーノとケーキを食べた後、通りを歩いてると再びのりこさんに会う。彼女達はシャトルバスでグアテマラ・シティに向かうとのこと。「カナダに来たときには遊びに来てね」と言ってくれる。もちろん行きますよ〜。私はマシモンを見るために9:30の定期連絡船でサンチャゴ・アティトラン(Santiago Atitlan)へ。このマシモンというのはポールさんのイチオシで、この村だけで崇拝されている神様とのこと。1時間ほどでサンチャゴ・アティトラン到着。ポールさんに教わったとおり、そこらへんにいる子供にQ4渡してマシモンがある家まで案内してもらう。マシモンは持ち回りで村民の家を移動しているらしく、現地人の案内なしではたどり着くのは難しい。村の奥深く入ること6〜7分、ようやくマシモンがある家に到着。果たしてマシモンとは・・・。アハハハ、なんだこれは〜!これが神様?御神体そのものも周りの雰囲気も、とてもじゃないけど「神」に縁のあるものとは思えない。ポールさんが「You must see it!」と言っていたのも頷ける。これは見なきゃ。拝観料Q2、写真撮影料Q10取られることを考えると、村人みんなで我々観光客を騙しているのではと思ってしまう。でも、村の人は一生懸命拝んでいる。この神様に果たして御利益があるのかどうか・・・。目的のマシモンは見たので次はサンペドロ・ラ・ラグーナ(San Pedro La Laguna)へ移動する。この村はパナハッチェルやサンチャゴ・アティトランと比べると観光化されてなく、とっても静か。村人とすれ違うと挨拶してくれるし、みんなおだやかな感じ。グアテマラで訪れた村の中で一番感じいいかも。のりこさんに教わった「ヒッピーがやっているフレンチ・レストラン」を探すが、名前も場所も聞いていなかったので見つからない。小さな村だから大丈夫かと思ったのだが・・・。お昼を食べに適当に入ってみるがハズレ。あまり美味しくない。その後、桟橋に行ってMP-manで音楽をぼんやり聴いていると村の子供が「Musica?」「Pequena!」と言って集まってくる。イヤホンを子供の耳に突っ込んであげると大喜び。人だかりが出来てしまう。みんなでかわりばんこに聴いていたが、しばらくすると一人二人と家に帰っていく。最後の一人になった所で「ホテルを探さなきゃ」と言って立ち上がると「案内してやる。ついてこい」と言って案内してくれる。2ヶ所目が気に入り決定。バス・トイレ共同でQ20。他の人はみなバス・トイレ付きに泊まっているらしく、ほとんど私の独占。清潔だし、お得。荷物を置いた後、村を散策する。本当は隣村のサンファン・ラ・ラグーナ(San Juan La Laguna)へ行こうと思っていたが空模様が怪しいのでやめておく。しばらく村を散策していると案の定3時頃から大雨。軒先で雨宿りしていると後ろから美味しそうな匂いが・・・。どうやら、タコス屋だったらしい。食べたいけどまだ準備中のようなので後で食べにくることにする。小雨になったタイミングを見計らって宿に戻り、雨がやむのを待つ。5時半頃ようやくやんだのでタコス屋へ。美味しい!思わずMixtasという別のものも頼んでしまうがこれも美味しい。おかげで夕食はパス。タコス屋の前には学校があり、校庭は部外者でも入れるようになっている。ちょうど放課後の時間帯なので子供達が遊んでいるのをぼんやりながめる。のどかな一日だった。

これが噂のマシモン。

他のみんなも雨宿り。

18日目 (8月15日)

おとといのオランダ人に「サンペドロに行くなら日の出が綺麗だよ」と言われていたので日の出を見に行く。宿を出るときチェックアウトと勘違いされ「鍵、鍵」としつこく言われる。「チェックアウトじゃない」と言っているのに理解してもらえない。しょうがないので無視して日の出を見に行くが、日が出てくるところにちょうど雲があって見ることは出来ない。宿に戻り8時頃まで寝なおしてから着いたときと反対側の桟橋に行ってパナハッチェル行きのボートに乗る。今回は小型ボート。定期船(Q10)より高いが(Q15)ずいぶん早く、30分弱で到着。パナハッチェルで朝食を食べ、少しウロウロしているとサンペドロで会ったフランス人が声をかけてくれる。朝食は済ましてしまったのでコーヒーだけということで彼らの朝食に合流する。1時間ほど彼らと話した後、別れてネット・カフェへ。昼頃までメールした後、明日の帰国に備えローカルバスでグアテマラ・シティへ戻る。明日は朝から晩まで移動なのでバス・トイレ付きの少しいい宿(US$25)に泊まって体力補充。暗くなるまで町をうろつく。夕方頃の中央公園広場は出店やら大道芸人みたいなのやらが出ていて楽しい。夜はせっかくテレビ付きの宿なのでテレビを見る。晩飯は屋台で食べる。

アティトラン湖の日の出。

サンペドロで会ったフランス人達。

19日目 (8月16日)

朝6時に宿を出る。ケツァルが余っているのでタクシーで空港へ(Q50)。ケツァルにはまだまだ余裕があると思っていたら、なんと空港税がQ235!ガイドブックには98年の取材でUS$20と書いてあったので2年で1.5倍。ちょっと値上げしすぎでは・・・。空港で朝飯でも食べようと思っていたが、コーヒー分しか残らなかった。次にイミグレーションを通ってと思ったがイミグレーションが見あたらない。陸路での出国はイミグレーションを通らなければいけないのに空路はかまわないみたい。まぁ、そんなものか。9:10発のAA940は定刻通りに出発。飛行時間2時間半で13:30頃マイアミ到着。そして入国。出国のときにI-94(白)の半券を出し損ねたのだが、やはり出さなければならなかったらしい。マイアミのイミグレーションで受け取ってもらい、新たなI-94を書く。IAP-66の裏にある所属機関Advisorのサインもしっかり確認されるし、ビザ持ちってめんどう。空港で2時間待ちの後、次はダラス。フライトが変更になっていてAA934がAA966になっているが、ゲートが違うだけで出発時間は同じということは名前が変わっただけなのか?この便も定刻通りに出発し、2時間半ほど飛んだ後ダラス到着。ここで再び2時間半待ち。グアテマラ・シティの空港にも2時間ほどいたわけだから、飛んでいる時間と空港で待っている時間がほとんど同じ。距離はそんなにないわりに時間がかかるわけだ。夜の9時過ぎにようやくアイオワ到着。最後のCedar Rapids空港での長距離パーキング代US$76が痛かった。


<13〜15日目その他の写真>

北アメリカ

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