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曖昧模糊 | あいまいもこ | あやふやではっきりしないさま.曖/昧には「くらい」という意味がある.模糊は,ぼにゃりしているさま |
2 |
悪戦苦闘 | あくせんくとう | 苦しい戰いをすること.苦しみながら努力すること.鬪の訓は「たたかう」.(類)四苦八苦(しくはっく) |
3 |
暗中模索 | あんちゅうもさく | 良くわからぬまま,色々やって見ること.模には「さぐる」.索には「さがす」という意味がある.(類)五里霧中(ごりむちゅう) |
4 |
唯々諾々 | いいだくだく | 少しも逆らわず人の言いなりになるさま。唯の音は「ユイ῀イ」で「ただ」という意味があるが,この唯唯は「はいはい」という應答のことば.諾は「承知する」という意味 |
5 |
意気軒昂 | いきけんこう | 元氣一杯なさま.意氣潊みの盛んなさま.軒の訓は「のき」だが,この軒と椱は「あがる」という意味.(類)意氣衝天(いきしょうてん).(反)意氣(銷)消沈(いきしょうちん) |
6 |
意気消沈 |
いきしょうちん | 元氣がなくなること.意氣潊みが衰えること. |
7 |
意気投合 | いきとうごう | 互いに氣持ちがぴったり合うこと.心が良く通じ合うこと.投の訓は「なげる」だが,「あう」という意味もある. |
8 |
意気揚々 | いきようよう | 得意で誇らしげなさま.揚の訓は「あがる」.(類)意氣軒椱(いきけんこう).(反)意氣消沈(いきしょうちん) |
9 |
異口同音 | いくどうおん | 多くの人が口を烁えて同じことを言うこと.異の訓は「ことなる」.異口を「異句」と書いたり,「いこう」と讀んだりしないこと. |
10 |
意志薄弱 | いしはくじゃく | 決斷力が乏しく,やり遂げようとする心が弱いこと.志/薄/弱の訓は「こころざし/うすい/よわい」である.(類)優柔不斷(ゆうじゅうふだん) |
11 |
以心伝心 | いしんでんしん | 言葉によらず,氣持ちが通じ合うこと.言葉では傳えられない禪宗(ぜんしゅう)における悟りの極意を直接「心を以て(心から)心に傳える」こと. |
12 |
一意専心 | いちいせんしん | ひたすら一つのことに心を集中すること.意には「こころ」という意味῀專には「もっぱら」という訓がある.(類)一心不亂(いっしんふらん) |
13 |
一衣帶水 | いちいたいすい | 川などを隔てて近くにあること.衣/帶の訓は「ころも/おび」で衣帶は見につけている「おび」のこと.もとは一本の帶のように細かくせまい川のこと. |
14 |
一言半句 | いちごんはんく | 本のわずかな短い言葉。否定文に用いられることが多い.(類)一言一句(いちごんいっく)/片言隻句(へんげんせきく) |
15 |
一念発起 | いちねんほっき | あることを成し遂げようと決心し,熱心になること.念には深く「おもう」という意味がある.もとは佛を信じ῀悟りを開こうという心を起こすこと. |
16 |
一望千里 | いちぼうせんり | 眺めが良く廣ῃとしているさま.望/里の訓は「のぞむ/さと」.一理は約3.9キロで一目で千里の彼方(かなた)まで見渡せること. |
17 |
一網打盡 | いちもうだじん | 一度に一味を殘らずとらえること.一網打って魚を全部とり盡くすこと. |
18 |
一目瞭然 | いちもくりょうぜん | 一目見ただけではっきりしているさま.瞭には「あきらか」という意味がある. |
19 |
一陽来復 | いちようらいふく | 冬が終り春が來ること.物事が良い方に向かうこと.復には「かえる」という意味があり,陰が極まって陽がかえってくること. |
20 |
一利一害 | いちりいちがい | 利益もあるが、害もあること.利と害が同じくらいであること.(類)一得一失(いっとくいっしつ)/一長一短(いっちょういったん) |
21 |
一蓮托生 | いちれんたくしょう | 善惡に關わりなく行動や運命を共にすること.蓮には「はす」の訓,托には「よりかかる」という意味がある. |
22 |
一獲千金 | いっかくせんきん | 苦勞しないで一度に大きな利益を得ること.獲の訓は「つかむ」で,ひとつかみで千金を得ること. |
23 |
一喜一憂 | いっきいちゆう | 狀況がわかる度に喜んだり心配したりすること.喜/優の訓は「よろこぶ/うれえる」 |
24 |
一気呵成 | いっきかせい | 大急ぎで仕事をしてしまうこと.(類)一瀉千里(いっしゃせんり) |
25 |
一騎当千 | いっきとうせん | 竝外れてすぐれた力量を持っていること. |
26 |
一挙両得 | いっきょりょうとく | 一つのことをして二つの利益を得ること.擧の訓は「あがる/あげる」だが,行動,行爲という意味がある.(類)一石二鳥(いっせきにちょう) |
27 |
一刻千金 | いっこくせんきん | ひとときが千金に値するほど素晴しいこと. |
28 |
一視同仁 | いっしどうじん | だれ彼の區別なく,みな同じように愛すること.視には「みる」,仁には「おもいやり/いつくしみ」という意味がある. |
29 |
一瀉千里 | いっしゃせんり | 物事が非常にはかどり一氣に進むこと.瀉には「そそぐ/はく」という意味があり,川の水が一氣に千里(一里は3-9キロ)も流れ下ること.(類)一氣呵成(いっきかせい) |
30 |
一触即発 | いっしょくそくはつ | ちょっとしたことで,大事になりそうな危險な狀態にあること.觸には「ふれる」,卽には「すぐ/ただちに」という意味がある.(類)危機一髮(ききいっぱつ) |
31 |
一進一退 | いっしんいったい | 情勢が良くなったり惡くなったりすること,進/退には「すすむ/しりぞく」 |
32 |
一心同体 | いっしんどうたい | 二人以上の人間が心も體も一つであるかのように結び付くこと.(反)十人十色(じゅうにんといろ) |
33 |
一心不乱 | いっしんふ らん | 心を一つのことに集中して他のことに亂されないこと.亂の訓は「みだす/みだれる」(類)一意專心(いちいせんしん) |
34 |
一世一代 | いっせいちだい | 一生のうちにただ一度であること.一生にまたとない立派なことをすること |
35 |
一石二鳥 | いっせきにちょう | 一つのことをして二つの利益を得ること.一つの石で二羽の鳥を打ち落とすこと.(類)一擧兩得(いっきょりょうとく) |
36 |
一知半解 | いっちはんかい | うわっつらしかわかっていないこと.なまかじりであうこと.解の訓は「とく/とかす/とける」だが,「わかる」という意味もある. |
37 |
一朝一夕 | いっちょういっせき | わずかな日時,ほんの少しの間. |
38 |
一長一短 | いっちょういったん | 良い點もあるが,惡い點もあるということ. |
39 |
一刀両断 | いっとうりょうだん | 物事を思いきって鮮やかに處理すること. |
40 |
意味深長 | いみしんちょう | 表現の意味する內容が深く含みがあること.意外に別の意味があること. |
41 |
因果應報 | いんがおうほう | 行いの善惡に應じて,それにふさわしいむくいがあること.報には「むくいる」の訓,應には「こたえる」 |
42 |
有為転変 | ゆういてんぺん | 万物は激しく変化し常なるものがないこと. |
43 |
右往左往 | うおうさおう | うろたえまごつくさま. |
44 |
海千山千 | うみせんやません | さまざまの經驗をして世の中のことに通ずるがしこいこと. |
45 |
紆余曲折 | うよきょくせつ | 曲がりくねり,入り組んでいること. |
46 |
栄枯盛衰 | えいこせいすい | 榮えたり衰えたりすること. |
47 |
岡目八目 | おかめはちもく | 當事者より第三者の方がかえって物事を正確に判斷できる. |
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溫厚篤実 | おんこうとくじつ | 穩やかで優しく誠実で親切なこと.篤には「あつい」の意味. |
49 |
溫故知新 | おんこちしん | 古いことを硏究して,そこから新しい知識や道理を發見すること. |
50 |
外柔內剛 | がいじゅうないごう | 表面波穩やかに見えるが,実際は意志などが强いこと.(類)內剛外柔(ないごうがいじゅう)(反)外剛內柔(がいごうないじゅう) |
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