このページはこの HP を運営していて感じたこと、Red Sox のことなどその時書きたいなと思ったことを不定期に書いて行く Column です。matsudy が気が向けば書くということなのであまり期待しない下さい。 "Upcoming Sox Dynasty" というTitle は、ただそうなればいいなと思ってつけてます。


Upcoming Sox Dynasty(5/22/2001-5/29/2002)
Upcoming Sox Dynasty(3/6/99-2/8/2001)
Upcoming Sox Dynasty(7/15/99-12/29/99)
Upcoming Sox Dynasty(5/1/98-6/27/99)
Upcoming Sox Dynasty(3/8/98-4/23/99)
Upcoming Sox Dynasty(1/27/98-2/28/99)




松坂投手が 3rd Starter であることの利点( 2/28/2007 Update)

 松坂投手は開幕第3戦の先発が確定している。Schilling, Beckett に次ぎ3rd Starter であることは松坂投手にとってかなり有利に働くことになると思う。実力的には 1st Starter でもいいと思うのだが、あえて3rd Starter にしていることは非常にいいことだと思う。MLB の場合、ほとんど休みがないことと、中4日でしっかりまわすために最初の2ヶ月は 1st Starter は 1st Starter とあたることが多い。そのため、松坂投手の場合は3rd Starter と投げ合うことが多くなると予想されるので、勝つチャンスは毎回非常に高いと思う(Sox の重量打線の援護が期待できるのでなおさらである)。
 松坂投手はあれだけ騒がれているのだから、もしいい投球しても勝てないという状態になってしまうとかなり苦境に立たされることになるので、是非とも4月には勝ち星を重ねていただきたいと思う。それには3rd Starter という立場が有利に働くはずである。5月の終わり頃には何番手で投げようとそれほど影響はない状態になっているので、そこまでに何勝できるかによって今年の勝利数が変わってくるだろう。

 1年間ケガ無しで投げきったすれば、
 先発:33-35回
 投球イニング数:220-240回
 となるはずである。

 多分Bullpen が7試合ぐらいダメにするので、26-28試合分が松坂投手の勝ち星に影響を与える数となるだろう。開幕から2ヶ月の間に勝ち星をうまく重ねていけば、20勝も夢ではない。

 現実的には松坂投手には15-18勝していただいて、Playoff でしっかり投げてくれれば 1 年目としては問題ないと考えている。

 他の球団では考えられないくらい Sox の先発陣はレベルが高いので、連敗をとめるのに松坂投手が苦労することもないと思うし(連敗中に投げるのはプレッシャーがかかる)、逆に他の先発陣も連勝連勝で勢いがつくと思うので相乗効果で成績がよくなることが考えられる。ケガがなければ3rd Starter で開幕を迎える利点をしっかり使用してSoxの勝利に貢献してもらいたい。

  



WSで勝ってSox Fan は変わったか?(12/30/2006 Update)

 2004年に86年ぶりにSoxはWSを制覇した。まさか自分の生きている間に、特にこんなに早くその瞬間を迎えることができるとは思ってもみなかった。
 「これまで Sox がWSで勝ったらどうなるのだろうか?」ということは2004年まで想像でしか語られていなかったし、自分でもどうなるのだろうかとは思っていたものの所詮想像の域を超えずにいたのだ。

 さてSoxがWSで勝ってから何か変化があったのだろうか?と考えてみた。2004年に勝った直後ではなく、2年経った今の方がよくわかるのではないかと思うので簡単に自分の気持ちを整理してみた(もちろん Sox Fan が全てそう考えている訳ではないと思うが)。
 まず初めに思うことは「Sox に対しては寛大な気持ちになっている」ことである。例えば2005年にALDSで負けた後や、2006年に8月の終わりには事実上Playoff進出の可能性がほとんどなくなった時には「まあ、2004年にWSで勝ったから今年はしょうがないな。来年頑張ればいいしな。」と思ったのものだ。2004年以前なら、「くそー、今年もダメか!いつになったらWSで勝てるのだ?GMは何をしている!Farm で若手が育ってないぞ、・・・・・・。」などとSox に対しては自分の感情をそのままぶつけたくなるくらい熱かったのに・・・。正直今それがなくなってしまったように思う。いや、完全になくなった訳ではないが、2004年を境に熱さは変わってしまったと思う。ある意味これは残念なことである。また、数年前に、ESPN の P. Gammons が彼の Column で "Red Sox fans comlpain anything and everything." と書いていたのを思い出した。その文を見て、その時は確かにそうだなぁと感心した覚えがある。今彼が同じ文を書けるかと言われれば、多分"No"というのではではないかと思う。

 次に思うことは「逆境に立たされたとしても、最後まで諦めないという考え方をするようになった」ことである。1918年にWSで勝って以来2003年までは Playoff で勝っていてもいつか逆転されるのではないかとか、劣勢になったときにはもうダメではないかと諦める傾向にあったと思う。それが "Easy-to-panic" という形容詞が Sox Fan の前に付けられる原因となっていた。Press は基本的に Negative な質問をし、Negativeな文章を書いていた。もちろん、1986年の信じられない負け方等が歴史にあったのは確かだし、そういった書き方の方がお金にもなっただろう。それでも入団当初から毎回毎回 "The curse of Bambino" についてどう思うだのの質問を繰り返しされると、選手の方も段々いやになっていたと思う。またFenway の雰囲気も異常で、Playoff の重要な場面では勝っている時でさえ点差が縮まってくると何か変な緊張感が生じてきて、逆転されるのではないかと何か怯えたようになっていた。そして逆転されると、ああまたダメなのかという絶望を意味する静寂が覆い、それから逆転するために選手を盛り上げようとする気もなく、試合終了を迎えたものだった。
 それが 2004 年のALCS でNYY相手に3連敗からの歴史に残る大逆転劇のあと WS でも Sweep し、全てが変わってしまったように思う。多分、今なら結果がどうあれ逆転を信じて応援するだろう。そして一番大きいことは、「人生においても以前と比べて、もし逆境に立たされたとしても、最後まで諦めないという考え方をするようになっている」ことであると思う。大げさかも知れないが、Sox Fan にとってはそれぐらい2004年に WS に勝ったことは大きな出来事であったと思う。


 最近 Fan になった人は理解できないかもしれないだろうが、病床で息子、孫達に向かって "I wish the Sox would win it all in your lifetime. " と言って亡くなった人も数多くいたと言われている。もう、死に際にそんな言葉を言う必要もない。それだけでもすばらしいことではないかと思う。



 WSに勝つことはものすごく幸せなことであって、思い出す度に頭の中で変なモノが分泌されているように感じる。やっぱり、何回勝ってもうれしいと思うので、人生2回目のWS制覇を早くみてみたい。



Georgeあんたはスゲーよ(12/30/2006 Update)

   上の文の追加。

 2004年にWSで勝ってから NYY の Owner がなんで毎年勝つことにそれほどのエネルギーをつぎ込めることが可能なのかということを違う目で見ることができるようになった。あのエネルギーは凄まじいよ。今までは憎らしいおっさんとしか見えなかったけど、George あんたはすげーよ。ある意味尊敬するよ。でも頼むから感情に任せて Torre 解雇してちょうだい。