研究室所蔵の武田五一(建築家)のスクラップ・ブックのなかに、こんな新聞記事を見つけました。 一見して、雲仙観光ホテルの意匠に酷似。 それもそのはず、同時期に同じ意図で建設された外国人向けホテル群のうちのひとつであるからです。 昭和10年前後、鉄道省国際観光局が県や市町村に低利の融資を斡旋し、外国人観光客向けのホテルを建設させた。雲仙観光ホテル(日本で初めて「観光ホテル」を名乗ったホテル)、上高地帝国ホテルの他、長良川ホテル(S9)、叡山ホテル(S12)、志賀高原温泉ホテル(S12)、静岡川奈ホテルなどがこの施策にのっとって建設されている。 以下新聞記事全文…
上記に「地階は石造」とありますが、地階とは地上階=1階のことではないでしょうか。また、石造とあるのは実際には鉄筋コンクリート造だと思われます。(雲仙観光ホテルの1階部分は明らかに鉄筋コンクリート造でした)。 でも「模型室」というのは何でしょうね?。 |
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最終更新日01/08/30