プロローグ:クロアチアへ到着するまで


アトランタからクロアチアへは直行便が無かったので、スイスのチューリッヒ経由で行くことにしました。アトランタからチューリッヒへはデルタ航空を利用し、チューリッヒからクロアチアの首都ザグレブへはスイス航空を利用しました。

チューリッヒへ向かう飛行機はほぼ満員状態でした。多くの乗客がチューリッヒが最終目的地では無く、そこからさらに先へヨーロッパ各地へ飛ぶためか、飛行機の中は色々な言葉が飛び交っていました。私の隣に座った男性はエジプト人の牧師さんで、チューリッヒでエジプト行きの飛行機に乗り換えるとのことでした。食事の際、彼は当然のごとくベジタリアン用の料理を注文していましたが、私はその隣でチキンを食べてしまいました。^^;

予定ではチューリッヒでクロアチア行きの飛行機に乗り換えるまでの時間は、1時間あるはずだったのですが、チューリッヒへの到着が30分以上も遅れてしまいました。初めて訪れる空港で、30分以内に次の飛行機に無事に辿り着くことが出来るだろうかと不安になり、隣の牧師さんに「チューリッヒの空港って大きいですか?」と聞いたら、「アトランタ空港に比べたら小さいから大丈夫」という答えが返ってきました。

チューリッヒに到着した後、空港内を駆け足で移動し、途中で道を聞いたりしながら、10分くらいでザグレブへ飛ぶ飛行機の搭乗口まで辿り着きました。搭乗口にあるカウンターに行ったら、なんとナスターシャ・キンスキーにそっくりな係りの女性が立っていました。彼女のドイツ訛りの英語に多少戸惑いながらも、なんとかチェック・インを済ませました。結局、ザグレブへ向かう飛行機も30分以上搭乗が遅れたので、待ち時間は十分ありました。その間、私はフランス語の新聞を眺めていました。(フランス語は読めないので)

搭乗時間になり、シャトルバスに乗ってザグレブ行きの飛行機に移動してビックリしました。その飛行機はプロペラ機でした。(プロペラ機に乗るなんて、5年以上も前に宮崎から長崎へ移動する時に乗って以来でした) この飛行機は小さいにも関わらず、乗客は半分も乗っていませんでした。フライト時間は1時間くらいでしたが、簡単な食事(サンドイッチ)が出されました。さらにフライトアテンダントの人が籠に入ったチョコレートを持って客席を回りました。これはお土産用のスイス製チョコレートの宣伝だとは思いますが、とても美味しい味でした。

日頃アメリカの大きな空港しか利用していないので、クロアチアのザグレブ空港はもの凄く小さく感じました。入国審査はもの凄く簡単で、パスポートを渡してハンコを押してもらうだけです。何の質問も受けませんでした。おまけに荷物のチェックもなかったので、本当にあっさりと空港のロビーまで通過してしまいました。


 
旅行記のメニューに戻る
クロアチアのメインページに戻る