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TELEX CHAT with TELEX



from the press release of their 2nd album "SEX"
Press release of SEX
T:Telex
−ミッシェル・モース、ダン・ラックスマン、マルク・ムーラン、テレックスはほぼ3年半の時を経て、3枚目のアルバムをリリースしようとしています。
はい。
−この1年半はどうしてたんですか?グループの周辺はあまりに静かでしたよねぇ。前のアルバム以降、シングル「ソウル・ウェイブス」をリリースしましたが、「モスコウ・ディスコウ」や「ロック・アラウンド・ザ・クロック」程ヒットしませんでした。
その通り。
−「ソウル・ウェイブス」は、新しいアルバム「セックス」には収録されていません。あなた方の音楽は、エレクトリック・ミュージックの冷たい感じから、どんどん離れていっているように思います。あなた方は、エレクトリック・ミュージックのお決まりの路線を拒否しているように感じます。もはや、ロボットでもコンピューターでも、安っぽい未来主義でもなくて。
それは正しい。
−音がよりハードに、リズミックに、多彩になった点が重要だと思うんですが、あなた方はいまだにシンセサイザーを使用している。テレックスはこのタイプの音楽を、機械的な陳腐な表現から救う役を引き受けたと思っていたのですが。あなたたちは、全てのありきたりの表現は嫌いでしょう。
もちろんだ。
−「セックス」の歌詞は、スタジオでロンとラッセル・メールのスパークス兄弟と書かれたものです。あなたはずっとスパークスのファンですが、その出会いは音楽的・個人的な経験が生んだとは言えませんか。
それだけじゃないけど。
Telex
−これによる、特に音楽的な色合いに関して行われた英語歌詞に関する改良は、あなたたち自身による英語・仏語歌詞から全くの新境地へとは展開しませんでした。しかし、私はミッシェルとスパークスは同じような影響を受け合ったように感じましたが。
そのとおり。
−1年半の沈黙の間、あなた方は幾つものトレンド、スカやロカビリー、ニュー・ロマンティクスを見ることができたと思うのですが、テレックスがトレンドと直接関わるなかで、エキサイティングな役割を演じられないとは思えないのですが、ちょっとトレンドに対して慎重過ぎませんか。変わったところでは、ショービジネスの世界はツイストを見いだすまで4年かかってますし、ロックの世界は以前からずうっと存在したファンクをようやく発見したのです。昔に比べ、このような世界的な発見は少なくなっていますが、テレックスは自分達の音楽が音楽の世界でどのような役割をはたすかとか、どのように呼ばれるかとかに捕われず、我が道を突き進んでいると思います。
そのとおりだ。
−あなたたちは強力な活動や戦略もなしに、ビジネスプランやマーケティングからも外れていますね。レコード会社の移籍にも時間がかかりました。しかしそんなことは大きな問題ではありません。重要なのはこのアルバムが新しいテレックスの始まりっていうことですよね。
我々もそう確信している。
−あなたたちは、このアルバムでリズムやサウンド、そしてユーモアを重視していますね。そのユーモア性もこじつけたというものでもなく、軽くて、その結果とても有効的になっています。
わたしたちもそう願う。
−コミュニケーションとノン・コミュニケーションについての2枚のアルバムの後、あなたたちは個人やその人のスピリチュアルな世界、個性、人と物との関連性の問題に目が向いているのではないでしょうか?そこで、どうしてこのアルバムのタイトルが「セックス」なのでしょう?
それは難しい質問だ!


Original sourse of this page was kindly provided
by
Kenji Narukawa

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