Day8.Sep9
辺りがゆっくりと明るくなりはじめた頃、私は日の出を見に行った。少し小高い岩によじ登って、ゆっくりと朝日が生まれるのを見守った。太陽の光は眩しくて、とても素晴らしい朝の訪れを感じた。
朝食をとると、ジープに乗り込み、そこを後にしてまたいくつかモニュメントをまわった。途中、大昔に人々が生活をしていたと言われている巨大な自然のドームに入った。天井には巨大な穴が開いており、それを中心にして羽を伸ばしたイーグルの姿が描かれていた。私たちは昔の人々がベッドにしていた岩に横たわって、その天井を仰ぎながら、Navajoの人が吹いてくれたフルートの音を聴き、何とも言えない安らぎを味わうことができた。本当にこの地にはいまだ大自然の神秘的な力が強く存在しているように感じてならなかった。ただ自然と共存する者のみが入ることを許される、神聖な土地であるように感じた。
もうしばらくここで過ごしていたかったが、私たちはMonument Valleyを後にして、Lake Powellに向かった。昨晩夜空を仰いで睡眠不足だったのか、バンの中では、みんな眠りこけていた。 Lake Powellもとても美しいところで、ビーチは白い砂で、水もきれいで素晴らしい景色だった。皆それぞれ泳いだり、ビーチで昼寝をしたり思い思いに過ごした。日差しは強かったけれど、とても気持ち良かった。
キャンプサイトには私たち以外にも何グループか違うツアーのトレックグループがいて、何人か日本から来た人に会えて妙に嬉しかった。夜、たまりにたまった洗濯をしたいと思ったのに、コインランドリーが混んでいて結局断念。