デバッグモード又はチェックモードと呼んでいいようなものを発見しました。(以前から発見していたがまだ使いこなせなかった。)正確には「つづきからはじめる」がないときに続きからはじめるとできるデフォールトのセーブデータといったところのものです。
まず、カーソル位置のコード(1番上にカーソルがある場合は変数は00)00FF26CCと、壁すり抜けコード(厳密には違うが壁抜けもできる。このコードを入れているとオートで歩く場面で暴走してしまう。)000138CDを入れて効かせたまま(スイッチをアクションに入れたまま)スタートを押してゲームをオンにします。
タイトル画面でAを押すと、セーブデータが見当たらないと出てきます。(これは、このゲームでは00000000というコードを入れたままデータをロードしようとするといったんデータを見失ってしまうからです。これは一時的なもので、本当に消えたわけではないので心配無用です。)そこでAを押すと、「さいしょからはじめる」と「せっていをかえる」しかない状態になります。ここでAを押すと、カーソルコードが効いているので、「最初から」の上にあるはずの見えない「続きから」を選択したことになります。すると謎のデータが出てきます。この謎のデータは数字はすべて0で、主人公の名前は赤・緑なら「やまぐち」、青なら「ゲーフリ」となっています。(ちなみにライバル名はそれぞれ「いしはら」、「クリチャ」となっています。)ここでAを押しデータをロードします。
ゲームが始まると、主人公が謎の地域にはまっています。四方壁の状態で動けませんが、壁抜けコードが効かせているので動けます。ここで次のように動きます。(動き方の一例)上に1歩、右に9歩、これでマサラのほんのちょっと上の石の壁に重なっているはずです。それから下に1歩、右に1歩で、草むらに入ります。(運悪く、ここで野生ポケモンとエンカウントしてしまったらアウト、やり直してください。ポケモンを1匹も持っていないときに戦闘画面にしてしまうと止まってしまうからです。)ここでスイッチをスキャンに戻してコードを抜きます。このモードを本気でやろうと思ったら、ここでセーブをします。(当然、以前からあったセーブデータに上書きすることになるので、前のデータはなくなります。)お試しの場合はセーブはしません。そして下に1歩進むと、最初のオーキドのイベントが始まります。ここから先は普通にゲームを進めてください。
このモードの最大の特徴は、フィールド上のすべての人間が出現していることです。つまり何かしらのイベントによって、イベント前とイベント後に行動が変わる(セリフが変わるだけではだめ)キャラは最初から両方とも出現しています。彼らに話し掛けることはできますが、イベント発生条件を満たしていない場合は話すだけでイベントは発生しません。また、イベントを終了してしまうと、イベント発生前の方はなくなります。例えば、トキワ内の上には、図鑑をもらう前なら、2人のおじいさん(一方は酔っぱらい、他方は捕獲指導)がいたり、同じく図鑑入手前なら、トキワの西の道路には2人のライバルが重なって待っています。(ここではライバルとのバトルが2回あるが、その両方。図鑑をもらった後で行けば、そのうち1人が反応して襲ってきます。倒すと1人は去っていきますが、もう1人は最初の場所のままです。彼に話し掛けることはできますが、戦闘にはなりません。)
またこのモードは最初お金をまったく持っていないので(すべてが0なので、図鑑の数、バッジ数、プレイ時間、お金、IDのすべてが0、IDは00000)、最初がきついです。まあコードでお金をいくらか持たしてやるという手はありますが。
私自身しっかりと試したわけではなく、お試しでちょこちょこっとやっただけなので、まだよくはわかりません。(弊害とか、まあ本気でやろうと思ったら、データを1つ壊さなければいけないので、まずはそれが大きな弊害ですね。)
あと「やまぐち」って誰でしょうね。一応説明書に載っているスタッフに「やまぐちわたる」さんという方はいますが、この人のことでしょうか。なぜ「たじり」と「いしはら」ではないんでしょうか。
HIWASA, Kouichi(C)1997