外貨預金

2003年からこのページの今後の更新は次のサイトで行うことにいたしました。よろしくお願いいたします。
http://decatur.hp.infoseek.co.jp/citibank.htm

外国の銀行は千差万別である。外貨（ドル）の扱いに絞って比較を試みた。

ドル預金比較表

シティバンクは日本では本もでていてよく知られているようだが、在日支店の定期性預金の利率はあっと驚くほどに低い。海外送金などをする人には便利だが、取りあえずドルでおいておこうという人には不向きかも。いったんある銀行にドル預金をすると、それを他行に移すのは手数料がかかるので最初によく考える必要がある。以下の金利は９９年冬のもの（各行の金利を調べた日は異なりますので、比較としては必ずしも正しくはありません）。

	東京三菱銀行	住友銀行	シティバンク（日本）	シティバンク（ＮＹ）	アメリカのある地方銀行
ドル金利（3ヶ月定期）
１万ドル	3.56%	3.44%	2.3%		4.28% (6 months)
１０万ドル	3.56%	4.44%	2.6%		4.28% (6 months)
ドル金利（普通預金 saving account）
１万ドル				2.25%	3.25%
１０万ドル				3.75%	4.35%
課税関係・預金保険他
課税関係	利子は20%源泉課税為替差益差損は雑所得	利子は20%源泉課税為替差益差損は雑所得	利子は20%源泉課税為替差益差損は雑所得	米国では源泉課税なし日本で確定申告	米国では源泉課税なし日本で確定申告
預金保険	対象外	対象外	対象外	米国の預金保険	米国の預金保険
米国の銀行の紹介制度	あり	なし	あり（取引６ヶ月後）
各種手数料
円による預け入れ払い戻し手数料（往復）	2円/ドル	2円/ドル	2円/ドル
現金（ドル）による預け入れ	１円/ドル	2円/ドル	無料
現金（ドル）による払い戻し	１円８０銭/ドル	2円/ドル	2円/ドル
ＴＣ（ドル）による預け入れ	東京三菱発行分は無料	住友VISAは無料	シティバンク関連小切手の場合無料
ＴＣ（ドル）による払い戻し	１％	１％	無料
海外からの送金預け入れ	無料	0.05%(最低2,500円)		$10
ドル口座から海外への送金	外貨取扱手数料＋外国送金手数料	0.05%(最低2,500円)+送金関連手数料	100万円以上残高があれば無料
日本への送金				$30	$30

米国の預金保険はFDICといい、金融機関一つごとに一人 $100,000 まで支払いが保証されている。
ここにあげた銀行では円貨による預け入れ払い戻しの手数料（往復）は2円/ドルだが、なかには手数料の安い銀行（大和銀行など）もあり、また証券会社のＭＭＦでは手数料が安くなっている（往復１円/ドル）。

シティバンクの特殊なサービス

シティバンクは日本ではドル定期の利率はかなり低いが、そのかわり便利なところもある。

日本の支店に一定の残高(月平均1,000千円)があれば、その翌々月はほかの銀行や郵便局のATMで無料で預け入れと引き出しができる。
日本の支店に一定の残高(月平均1,000千円)があれば、その翌々月は海外への送金が無料。ただし、テレホンバンキングに限る。
ドル現金をドル定期預金に預け入れるときの手数料が無料。
口座をもっていると旅行者小切手（ＴＣ）の発行が無料。ただし、両替手数料は必要。
２４時間サービスのフリーダイヤルのテレホンバンキング。口座間の振り替え、送金などができる。
キャッシュカードで海外のATMを使って現地通貨が引き出せる。ただし、引き出し口座は円口座に限られ、３円/ドル程度の為替手数料が必要。
（デメリット）月平均残高が300千円以下になると、口座維持手数料がかかる。
（デメリット）預金金利が低い。
（デメリット）外貨預金だけでなく、円預金も預金保険の対象外。

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