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新解さんのこだわり

2003年からこのページの今後の更新は次のサイトで行うことにいたしました。よろしくお願いいたします。
http://decatur.hp.infoseek.co.jp/shinkai.htm

文藝春秋社から出ている「新解さんの謎」を読んで、私の本棚にも宝物(第4版)が眠っていることを知った。
いがん【依願】

〔命令・強制でなく〕本人の願いによる(形をとる)こと。「――免官」
おろそか【疎か】

当面の仕事を・第一義(重要任務)と考える観念が希薄で、その態度が いいかげん・中途半端・ふまじめ・だらしが無い、という印象を与える様子。「バイトに身が入って、つい学業が――になる」
おとこ【男】

(1)略 (2)一人前に成熟した男性。〔狭義では、弱いものをかばう、積極的な行動性を持った人を指す。また、いい・(悪い)意味で「奴ヤツ」とほとんど同義に使うこともある〕「――〔=男子としての名誉〕を上げる・――がすたる・――とみて頼む・いい〔=男ぶりがいい〕――・たより無い――」 (3)(4)略
おんな【女】

(1)略 (2)一人前に成熟した女性。〔やさしい心根や優柔不断や決断力の乏しさがからまり存する一方で、強い粘りと包容力を持つ〕「いい〔器量のいい〕――」 (3)(4)略
かんしゅう【監修】

〔書物の〕編集の最高責任者として名前を出す・こと(人)
(筆者注)「名前を出すこと」と書いている辞書はまだ生ぬるい。「自分が責任を持つことにして、ほかの人に編集や著述をさせること」などと書いている辞書(三省堂国語辞典第三版)がある。「三省堂」も「新明解」も金田一京助氏の名前が最初に出ているが、「監修」とは書かれていない。
しょうしみん【小市民】

資本主義発達の所産である、サラリーマン〔教員を含む〕・自由業者などの中産階級。プチブル。
せいろん【正論】

正しい議論。〔多くは、実際には採用されたり、行なわれたりすることが無い〕「――を吐く」
ぜんもんどう【禅問答】

禅宗の坊さんが行なう問答(のように、当事者以外には、何を言っているのか分からない問答や、押さえ所の無い返事)。こんにゃく問答。
どうぶつ【動物】

自由に運動し酸素を吸って生きる生物。他の動植物を栄養としてとる。〔広義では人間を含み、、狭義では除く〕【――園】生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えるためと称し、捕らえてきた多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀なくし、飼い殺しにする、人間中心の施設。
どくしょ【読書】

〔研究調査のためや興味本位ではなく〕教養のために書物を読むこと。〔寝ころがってよんだり雑誌・週刊誌を読んだりすることは、勝義の読書には含まれない〕「――家」・「――力」・「――百遍」〔古くは「とくしょ」〕
とうもろこし

〔「とう」も「もろこし」も「唐」の意〕畑に作る一年草。黄色い実が軸のまわりに、ハモニカの吹き口のようにぎっしり詰まって出来る。食用・飼料用。種類が多い。〔イネ科〕
なぞなぞ【謎謎】

まともに答えると正解にならないような問題を言いかけて、意想外な答えを求めて楽しむ子供の遊び。例、「『英語』というのはどこの国の言葉?」という問いに対して、「日本語」という答えを期待するなど。
なつみかん【夏蜜柑】

畑に作ったり庭に植えたりする常緑低木。果実は秋に熟すが、長く木に残り、翌年の夏に食べる。大形で、酸味が強い。皮は黄色くて厚い。
のうり【能吏】

役所の内部から見れば有能と認められる、腕ききの役人。
のっぽ

〔口頭〕水準を超えて背の高い・こと(人)。(太っている人には言わない)⇔ちび
ばか【馬鹿】

〔雅語形容詞「はかなし」の語根の強調形〕[1]記憶力・理解力の鈍さが常識を超える様子。また、そうとしか言いようの無い人。〔人をののしる時に最も普通に使うが、公の席で使うと刺激が強過ぎることが有る。また、身近の存在に対して親しみを込めて使うこともある。(以下略)〕
はぎしり【歯軋り】

睡眠時に歯を強くかみ合わせて、きりきりと音を立てること。〔激しい・怒り(くやしさ)のために同じ状態を呈する意にも用いられる。例、「ごまめの――」〕
はくり【薄利】

わずかの利益。【――多売】一個あたりのもうけを少なくして、値段を安くすることで多量に売りさばき、売り手も順当にもうけた上で「あの店は安い」という信用を取ろうという商法。
ばば

[1]「祖母」の和語的表現。[2]ふつう老人といわれる人よりも、はるかに年をとった女性。「鬼――」[3](略)
パンティー〔panties〕

〔婦人用の〕短い下ばき。パンティ。――ストッキング〔和製英語〕パンティとストッキングが一つながりになっているもの。パンスト。
ビキニ

〔bikini=中部太平洋マーシャル諸島中の環礁名に由来〕乳の部分と下腹部とをそれぞれ申しわけ程度におおっただけの、セパレーツ型の女性の水着。「――スタイル」
びしょく【美食】

庶民が毎日食べるわけには行かない、うまい食べ物(を食べること)。「――家」⇔粗食
ふさく【不作】

(1)(略)(2)一般に、出来の悪いこと。「百年の――[=(自分のことは棚に上げ)理想像とは程遠い細君を不覚にももらった、と結婚後しばらくたってから・漏らす愚痴(する批評)]」
べんきょう【勉強】

〔そうする事に抵抗を感じながらも、当面の学業や仕事などに身を入れる意〕(1)知見を高め・(知識を深め)たり 時間を有効に使ったり 単位・資格を取得したり するために、今まで持っていなかった、学力・能力や技術を身につけること。「日本語・(英語)を――する〔=習う〕:バイオリン――のためチェコスロバキアへ留学・漫才を――する・遊ぶのは得意だが――は大嫌いな子・中学時代の――〔=習った事ども〕が身につくようにがんばり直したい・倒れるまで――します・――はな、学校が終わっても死ぬまで続けないけないってこと・机に向かうばかりが――じゃない・旅に出て多くの人に会うのが一番――になる:社会――・――会・――家」(2)(3)略
ぼんじん【凡人】

自らを高める努力を怠ったり功名心を持ち合わせなかったりして、他に対する影響力が皆無のまま一生を終える人。〔マイホーム主義から脱することの出来ない大多数の庶民の意にも用いられる〕
ろうじん【老人】

すでに若さを失った人。たくましさは無くなったが、思慮・経験に富む点で社会的に重んじられるものとされる。〔元気な人は七十歳を過ぎても老人と目されないことが有る。老人福祉法では六十五歳以上が対象〕(以下略)
わさん【和算】

〔中国から伝わった数学を基にして〕江戸時代、日本で発達した独特の数学。

リンク

文藝春秋のページ「新解さん探検隊」など
辭書ヲタクへの道斎藤秀三郎『熟語本位 英和中辭典』など楽しみは新解さんだけではない
新明解国語辞典・初版の心意気1971年発行の初版の序文を紹介。「じっさいこの辞書の序文と本文に仕掛けられていたのは、ほとんど若気の至りから噴出した悪ふざけそのものなのだ。」
ネットサーフ日誌:平成9年1月新解さんの「愛」について。「新解さん考、その1」とある。
『新解さん』と遊ぶおもしろいがちょっと気になるなぁと埼玉大学教授が語る。
新解さんは何のことを言っているのでしょう?新解さんの語釈からもとの言葉を当てましょう。
過去の新解さん全部で15の語釈について。

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