リマ・1(ペルー)


ペルーの首都リマ市は人口8百万人と現在では南米有数の都市に発展、ペルーの政治・経済・文化の中心になっています。地方の貧困とゲリラの活動の為に内陸部を逃げ出してリマに出て来る人が急増して現在のように国内の3分の1が集中する状況になったそうです。

空港に到着してリマへの第一歩を記すわけですが、以前と比較して非常に綺麗になっているのには驚きました。以前ですと空港内部に人相の悪い人が溢れてちょっと怖い感じがあったのですが、現在では入場に際してコントロールが徹底しているようで余計な人は入れさせないようにしているようです。

(写真)リマ国際空港の内部・非常に綺麗

リマ空港の便の特徴は早朝・深夜に便が多いことでしょう。作者の便も23時過ぎの到着でした。現地の人に事情を尋ねるとブエノスアイレス、サンティアゴ、サンパウロ等から北米・アジアに向かう便がこの街を経由して行くケースが多いからだそうです。確かに作者の便もサンティアゴ発、リマ経由、ニューヨーク行きでした。

(写真)リマ国際空港で到着便外で待つ人々

到着して空港出口の外に多くの人が待っているのが見えます。要するに必要の無い人達は内部に入れないので、観光客をピックアップする人達はこのように外で待っているのです。この日もJTBの文字があり、日本からも観光客が来ているようでした。

(写真)リマ市内・典型的な街並み・1

8百万の人口を抱えるリマ市、しかしながらメトロ等の他の交通手段を持たず、自動車に頼る為、市内は大混雑、運転マナーも余り良くは無く、大変そうです。また道も曲がりくねっており、もしこの街に住む事になった場合には一通り運転出来るようになるのにかなりの時間がかかることでしょう。

(写真)リマ市内・典型的な街並み・2

(写真)リマ市内・典型的な街並み・3

(写真)リマ市内・典型的な街並み・4

リマ市は雨が降らないという話です。霧雨のように降り多少濡れる程度ならばあるそうですが、雨らしい雨はもう30年近くも無いとか。アンデス山脈から流れ出る河から水を取っているようです。この為に屋根が無い家が多いのと、屋根が平らになっているのが特徴のようです。

(写真)リマ市内・典型的な街並み・5

市内には多くの像や古い建造物が多く、町全体が歴史の街という感じです。コロニア風の旧市街は特にその傾向があり、旅行者の目を楽しませてくれます。


綜合目次に行く*作者作成4つのHP

次のページ(リマ・2)のページ

「南米散策」ホームページ表紙に行く


「サンティアゴ」についてのご意見、感想、 質問等ありましたら。
田中 宛メール送信願います(パラグアイ共和国 アスンシオン市)