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OLD REPORTS 〜 ARENA TOUR 2000 HEAVY GAUGE 〜 代々木1日目(set-list) 代々木3日目&4日目 代々木4日目&宮城(グランディ21)3日目 長野エムウェーブ 初日
広島グリーンアリーナ 初日(set-list) 名古屋レインボーホール 初日&2日目(TERUさんB.D.)&4日目 〜 後半戦 〜 前橋グリーンドーム1日目(後半初日) 9/9 武道館 埼玉スーパーアリーナ2日目(set-list)
5/27(土)長野エムウェーブ 18:00開演→20:15終演(って掲示してあった) 東京より何だか落ち着いてるな…これがまず最初の印象だった。 ここの所何かと言えば大きい場所でのライブが多かったGLAY。 観客動員数だのなんだのとやたらと騒がれていて、 なんだかもう手の届かない人のようになってしまったような気がしていた。 聴かせるライブだということは代々木で感じた。 今日はもっと近い場所で彼らと一緒になれる。 期待と不安が入り交じる中会場へと向かう。 BGMが止みライトが落ちる。 HEAVYGAUGEの重いギターの音が会場を包み込む。 遠くへ行ったと思っていたGLAYが「帰ってきたぞ」とドアを叩くように…。 “愛を忘れたい…”TERUの歌声が響く。 目を閉じ、メンバー1人1人の想いを噛みしめ、私たちにそれを投げかけるように。 自分たちがしてきたこと、「栄光」とか「軌跡」といわれるものを俺達はこう感じていると語ってるかのように。 ステージのTERUはとても力強くそして大きく見えた。 でもそこには決して届かない雲の上の人というイメージはなかった。 「ひゃーーーーーーーー」FATSOUNDS、TERUのシャウト! TAKUROもJIROもHISASHIもステージを走る。 俺達はここにいるとアピールするように。 代々木で見たよりJIROもずっと元気だ!よかったぁー思わずほっとす る。 HISASHIの髪型に気合いを感じ、TAKUROのもっとという手振りに 答えようと飛び跳ねまくる、叫びまくる! そしてサバイバルへ突入!夏のEXPOが脳裏をよぎる。 「待たせたぜ 長野!」会場全体がわき上がる。 「オリンピックで1万人、GLAYで1万8千人」という報告がされる。 記録を更新してしまったらしい。 「もっともっと暴れたいんで」TERUが言う。 そしてMore than Love 会場がだんだんと1つになっていく… UPテンポの曲が続きここでハプニング! 口唇の一番の盛り上がりどこ「cool & tough! she's a liberty」前のフレーズのところで TERUの声が消える…歌詞がすっぽ抜けたらしい。 つづくFreeze My Loveでまたもど忘れ! MCでTERUは口唇をちょっとバラードっぽく歌うもやっちまった!という表情。 「俺も人間なので…弱いんだよ…。ごめんねー高い金払ってきてもらってるのに…。 でもね一回やると次もまたやるんじゃないかって思って怖いんだよね。 でも失敗を恐れてたら先へは進めないんだよね。 良かったよ、みんななんか暖かくて。 でもねこうして失敗した自分をみんなに見てもらえたのはよかったかなって。 いいバネになって良かったと思います。 みんなもきっといろいろなこと抱えてると思うけど、失敗を恐れずに前へ進む ことの大切さを感じてもらえればいいなと思います。」 なんかね、このMCすごく嬉しかった。 就職活動とか恋愛とかいろんなコトで落ち込んできたりしてた自分。 可能性なんてやってみなきゃわからないし、 動き出さなきゃ何も始まらないってわかってるけどすごく不安だった。 「オレダッテニンゲン、マダマダヨワイ。シッパイヲオソレズニ…。」 内定もらってよろこんで、落ちることからの恐怖から就職活動やめようと思った自分。 振られることがこわくって綺麗ないいわけ考えて前に進もうとしなかった自分。 わかったいたけど弱い自分を知ってしまうことを避けたかった。 ただ漠然と強くいなくちゃと思ってた。 でも失敗してもみんな決して1人じゃないんだよってTERUに教えてもらった。 そして…GLAYは全然遠くになんて行っていないってコトも。 失敗っていう弱い自分を出すって実は本当に怖いこと。 でもそれをファンの私たちにぶつけてきた。 ちゃんと自分たちと向き合ってくれてるんだな、って思ったら涙が止まらなかった。 「またやっちゃたら土下座します」と宣言し 「なんで自分たちが音楽をやるのかを感じてもらえたら…」と生きがいを熱唱。 その後はパーフェクトペースで進みメンバーも会場も盛り上がる。 ツアーが始まった頃は元気がないなんていわれてたJIROはとっても元気! もっともっとというTERUとTAKURO。 ソロでHISASHIのギターはさえまくる! 代々木で「これから全国に行くPOWERをもらいます」っていってたTERU。 私たちが渡したPOWERはもう何十倍にもなっていた。 暴露本でも言っていたけれど、自分たちを支えるファンがこんなにいるってことは、 それだけ期待が大きいしプレッシャーだけど、それが自信に変わる。 でもそれゆえに自分たちはいったい何のために音楽をやってるのか、 どうしてなのかってことを考えて答えを出すまでの過程を含めて出された アルバム「HEAVY GAUGE」。 そのアルバムに込められた想いが痛いほど伝わってきた。 Will be Kingで一幕が終わった。 アンコール。 そう、昨日はTAKUROのbirthday。Happybirthday の大合唱。 ここでびっくりするくらいぴたっと合った。 ステージにTAKUROが現れる。 「この瞬間に音楽やっててホントに良かった思うんだ。 今ね、こうやって音楽ってものでひとつになれるすばらしさっていうのを感じてるんだけど、 ホントにみんながそうやって行ければ世の中から争いなんてなくなるんじゃないかなって 本気でそう思ってるのね。……」 サヴィルロウにある歌詞その思いを本気の眼差しで語るTAKUROの姿。 すごく大きく見えた。 スクリーンを通してでなく、自分の目でそれを確認できたから余計にそう感じたのかも知れないけど、すごく大きかった。 なんかね、ジョンレノンがPeaceと叫んだその理由っていうのが少しだけ見えた気がした。 で、ここでやってしまいました、TERU!曲が終わると同時にお約束の土下座。 あまりのかわいさに会場からOKでしょーっていう感じのTERUコール! 「ごめんねーホントに。だめー今日。ホントにゴメン」とひたすら苦笑いしつつ頭をかいて謝るTERU。 TERUファンにはたまらないのです、その顔が。 その姿のかわいさといったら…ホントに存在を近くに感じてしまったそんな瞬間でした。 「なんかね…こうも失敗してたらなんか心細くなったというか、またみんなの声が聴きたくなりました、 盛り上がる曲でみんなの声聴かせてくれ」 彼女の“Modern…“でTERU復活! JIROが「TERUのおかげで最高の忘れられない思い出が出来たよ。 そいじゃーもっとイイ思い出作ろうぜ」 やったーSSのテーマ! 「失敗たくさんした分、一生懸命歌ってみんなに返したつもりなんで…」 ラストACIDHEADでエンディング。 いつまでたっても会場を離れられなかったよ。 あまりにも大きなものをもらったから。 ここからはあたしの勝手な独り言なんで、もしそうじゃないよッテ思っても怒らないでくださいね。 EXPOという新記録。 誰もやったことないというプレッシャー・ファンから受け取った想い、そこから得た自信。そして不安。 EXPOで聴いた始めて聴いた「ここではないどこかへ」。 GLAYは一体どこへ行こうとしてるのか。 どこかはホントにあてもない何処か。 それは見方によっては逃げとさえ見えてしまうよね。 でもね、それでもTAKUROはこの曲を私たちにぶつけてきた。 悩みをいつも私たちがラジオとかで訴えるように彼らもまた私たちに訴えてきた曲なんじゃないかなーって。 HAPPINESSのC/Wとアルバムの「ここでは〜」の印象の違いって単にライブ Ver.だからとかそういうんじゃなくて、 きっとそういう想いみたいなのがあったんじゃないかなーって。 これ1つとってもGLAYがどういう風に変わってきたのか感じることが出 来ると思いました。 争いのない世の中を誰もが望んでる。 「音楽でひとつに争いのない世の中に…」 それ、実現しようよ。1人じゃ出来ないけどさ。 1人1人が動き出せば小さな力でもできることだよね。 GLAYが好きっていう絆で…。 ちょっとかっこよすぎるかな? Thanks ユキミ!!![]()