バースディパーティー

私の勤める会社は、ファミリーが経営する小さな会社である。そのためだと思うのだが、いろいろな面でフレクシブルで、とてもアットホーム。例えば、スタッフそれぞれのバースディには、ちっちゃいささやかなパーティーが必ずある。オフィスの年間カレンダーには、社員全員の誕生日が書き込まれていて、みんな、誰の誕生日がいつなのか、それを見れば分かるようになっているのだ。

誰かのバースディが近付くと、その当人に知れないようにファイルに挟まれたり、書類の間に隠したバースディカードがまわり、メッセージを書き込む。そして、次の人にも同じようにして、そのカードをまわす。なんだか、授業中、先生に見つからないように手紙をまわした中学、高校のころのようなノリである。当日は、その人が出社する前に、デスクの上に風船の束とプレゼントを置き、さらにキッチンをちょっぴり飾りつけて準備する。毎回、演出は同じなんだけど、準備する方もなんだかウキウキ。

さて、当のバースディガール、あるいはバースディボーイが出社してきたところで、小さなパーティーが始まる。ロウソクの灯ったケーキが、キッチンに運ばれてきて、みんなでお誕生日の歌を大合唱。願いごとをして、ロウソクを吹き消したら、今度はワイワイガヤガヤ言いながら、みんなでそのケーキを食べるのだ。(おいおい、君ら、仕事してるのかぁーっ!って言われそう.....)

9月は、エリックと私の誕生日があったから、このパーティーが2回。三十路に手が届きそうなこの歳になると、年齢が1つずつアップしてゆくのは、嬉しいような悲しいような....とても複雑な気持ちなのだけど、ロウソクのともったケーキを前に、みんなに囲まれて、『♪ハッピバースディ トゥユ〜〜♪』と歌ってもらえると、『おー、なんか年を取るのも決して悪くはないぞぉ〜!』って思えてくるから不思議なもんである(←単純なわ・た・し)。

9月はパーティーが2回だったけど、月初めと月末で2回だった。大変だったのは、7月。2日違いだからということで、まとめて3人のパーティーをやったのだけど、出てきたケーキは全部で3個。1日で3種類のケーキを味見するハメに....。ああ、この会社にいる限り、ダイエットはできないのね、トホホ。

そうそう。実は、とてもおもしろいことがっ!実は、この会社には何の由縁かたくさんの双子ちゃんがいるのですぅ。

まず、社長のダンナさんが双子。そして、4人いる社長の子供たちのうち、2人は双子。(7月の「ケーキ3個事件」は、彼等二人の誕生日&もう一人の社員のバースディがあったため起こったのだった...)そして、忘れちゃいけません。このChumpkin自身が双子。そしてそして、社長の娘で、また私の直属のボスである、エレンのダンナさんの下で働くアシスタント、チャドには4歳になる双子の娘たちがいる。ねっ、この1ファミリーの中と、そしてこのファミリーにかかわって仕事をしている私たちの中に、何と4組の双子がーっ。スゴイ確率でしょう?しかも、この4組それぞれの双子が、双子なのに全然似ていないところが、またおもしろかったりして。

ま、双子の話はさておき、今年もしっかり年をくった(ケーキも食った)Chumpkinでした。(さてと、日本にいる双子の相棒に電話、電話....!)


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