インドダイアリー


◆10月30日 ガンガー 観光2日目 朝5時〜ツアーでもう一度ガンガーの観光に行く。 ツアーは1人150Rsの西洋人向けのお手軽ツアーだ。 アジアでは西洋人向けのこのようなツアーがたくさん用意されていて、 たいていは白いライトバンが使われる。 ライトバンには運転手、ガイド、助手が乗る。客は私たちを含めて5人だった。 こういうときに何がいやかといいますと、英語の問題だ。 この手のツアーでの悩みはいつもこれだ。観光客はすべて肌の白い人々である。 黒いガイドもなぜか白い人の方ばかりを見てしゃべる。インドでもそれは変わらない。 それには理由があり、こちらには英語が通じない、しゃべらないから、あまり相手に されないのだろう。しかし、実際は相手にされないほうが楽しい。話も半分くらいしか わからないし。ガイドは白人の素朴な質問に対する、簡単な回答を準備している。 少し聞きとったところガイドを以下に書いてみる。 まずガンガーで舟に乗り、日の出を見る。沢山のインド人が水浴びをしている。 しかし、景色は昨日の岸からみるよりもゆっくり見れてよい。 太陽は曇っていてあまりよく見えない。白人たちは熱心に写真を取っている。 「ねえねえ、ここをバックにシャッター押してくれない?」(ポーランド人、女性) スイス人若夫婦の夫の方はもくもくと日本製のカメラで写真ばかりとっている。 ある質問(from スイス人若夫婦の婦人) 「ねえ、どうして洗濯物をあんな地べたに干してるの?あれじゃ、せっかく洗った のにまたよごれちゃうじゃない?」 この質問に対するガイドの回答 「泥がつきますがね、そんなものは乾いたらさっとはたけば消えてなくなるんですよ。 さっとはたいても落ちない汚れを落とすのが洗濯なわけでして。」 川で面白い光景を目にした。 有名な火葬場の景色なのだが、焼いているのを囲んで、布を持った人々が立っている。 ちょうど、舟に乗る観光客(ほんとに大量)から焼かれているのを隠すような格好になっている。 最初は神聖な場所のため、身内が隠しているのだと、思っていたのだが、よくよくよく見ていると、 河では水浴びをしている、もちろん服を着たまま、そうすると服を乾かさないといけない。 服といっても広げれば大きな一枚の布だ。さてどこで乾かそう? あっ、ちょうどこんなところでたき火?(人焼き)をしている。ちょうどいい、ここで乾かそう。 そうなのだ。火葬場の人が焼かれている火で自分の濡れた衣服を乾かしているだけなのだ。 舟を降りて、バラナシの町を歩いて猿がたくさんいる寺にいって、土産物屋に行って、ホテルに帰る。 いったん朝食休憩。 朝食 バナナパンケーキ他 トータル150Rs 第二段、午後のツアーはサールナート観光。 サールナートはブッダが最初に説法をはじめた場所だそうだ。 何も無いが、2500年前に作られたアショカ王の碑があった。ただし、せっかくの由緒正しい観光地も、 インドではインド的な不思議な風景となる。 広い公園の中が遺跡になっていて、そこをガイドがつれて案内するわけですが、 ガイドが案内、解説をしている間、ずっと、5、6人の子供が芝生に入って演技をする。 「ぼくはお腹が空いて、飢えています。お金を恵んでください。おみやげ買ってください。」 上に書いたようなことをパントマイムでやっているのだ。お腹を押えて、哀れっぽい表情を作り、 口に手を持っていき。お腹減ったよー。。。。。 私はガイドの説明よりも、その子供らの動きの方が面白いのでそちらばかり見ていた。 最後にもう一度土産物屋に行ってツアーはおしまい。 昼食 オレンジ色の野菜コロッケカレー(コルマカレー?) うまい トータル 220Rs 夕方 カトマンズへのバスチケットを買いにホテルのチケットカウンターへ行く。 「あのーチケット欲しいのですが、バスで、カトマンズまで」 「ああ、あるよ。1人300Rsだ。ところでその後の予定は?」 「カトマンズへ行って、ダージリンへ行って、またカトマンズへ行って 日本に帰る予定です。」 「それは無駄が多いな。こうしたらどうだ。ムガルサライからニュージャルパイグリへ それからダージリンへ行ってカトマンズへ行けば、余計な往復をしなくてすむ。」 私はバラナシからカルカッタへ行かないとダージリンへは行けないと思っていたので、 カルカッタへのチケットが取れなかった時点でダージリンはあきらめていたのだ。 ところがあるらしい。カルカッタに寄らなくてもすむルートがあった。 「それは素晴らしい。お願いします。」 彼はデーバナガリの書かれた新聞を広げて、空き状況をチェックし、2つあることを確認した。 前払いで1060Rs払った。 夕食 ロティ、パラタ、ベジタブルカレー、ベジタブルパコラ、ナブラタンコルマ、ビール 250Rs トータル 2135Rs (7410円)
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