95年9月2日

いよいよ今週から授業が始まりました。今日で長い1週間が終わり、力が抜けている状態です。9月4日はLabor Dayの休日で今週末は3連休なので、ゆっくりリフレッシュしようと思います。

新学期は予想以上にExcitingに始まりました。私の所属する都市計画科は一学年約40人位のところで、その3/4以上はアメリカ人です。彼等のバックグラウンドは多種多様で、ざっと思いつくのを挙げると、建築家/心理学コンサルタント/郵便局員/造園設計/インドネシアの建設省役人/ベトナムのフルブライター/ロス、ボストンやニューヨーク市の都市計画職員/不動産デベロッパー/アートや歴史を専攻していた学生/広告ディレクター/バークレーの学士を卒業したての学生などなどです。授業中は、みんな自分の専門に自基づいた意見を発言しまくるので、まったく異なる視点からの提案は本当に新鮮です。幸か不幸か日本人は自分1人なので、僕の場合は今の所は「日本人であること」が武器です。実際、日本と外国(いわゆる西欧文明と呼ばれるもの)の違いは想像以上に大きく、みんな一生懸命に僕の話しも聞いてくれてます。間違った日本のイメージを伝えるのではないかと、時々心配になります。

先週の日曜に、ある教授の家でWelcome Pot-Luck Party(皆で料理を持ちよる)があったのですが、晴れた日の午後を芝生の庭でゆったり過ごすのは爽快です。ビールやワインもでたのですが、「日本の宴会」的なウェットな感じは全く無く、6:00になったら「じゃ!」と言ってさっさと解散しました。大学院生は本当に自分の生活ペースをきっちりと確立しており、それを崩そうとはめったにしません。「うだうだ」していた夏の学生達が懐かしいです。

言葉の問題は「まあ、こんなもんだろう」と予想していたレベルです。板書なしで早口にしゃべりまくる教授や、ぼそぼそしゃべる生徒のディスカッションはあまり良く分かりませんが、基本的な講義は何とか骨格くらいは理解できていると思います。また、拙い英語にもかかわらず「自分は手を挙げて発言せずにはいられない」という性格もあって、恥を書きつつべらべらしゃべってます。「WHAT?」とか聞き返されるとさすがに悲しくなりますが、、

講義は4科目取っており、1.5時間の授業が週8コマと2時間のコンピューターラボが1コマで、金曜日は授業が無いようにできそうです。日本の大学の時間割と比べるとすかすかですが、出される宿題および「やらなきゃついて行けない予習復習&リサーチ」が山のようにあるので、実際に休める(遊べる?)のは土曜くらいでしょう。それも、日本のときみたいに「昨日は呑み会、今日はテニス、明日はBBQ!」などというハードな休みではなく、掃除/洗濯/カフェで読書などといったささやかなものになりそうです。まあ、まだ秋学期のペースは出来上がっていないので、何とも言えないのですが。

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