懸案の仕事の件、今年中の決着を目指して迫力勝負で打合せに臨んだところ、どうにか想像通りの落し所に行き着いた。あー、本当に良かった。残る1ヶ月弱、さらーっと流して今年は終わろう。 一旦割り切れば行動は早い。一人で担当を任された別の仕事は気合いで数日で纏めるべく努力しつつ、師走の社交モードへ突入。
まずは親友Yを突然呼び出し、久し振りに元気づけてもらう。最初は仕事の愚痴をこぼそうかと思っていたのだが、彼女のエネルギーに影響され、愚痴るまでも無く元気になった。翌日の彼女からのメール、「お互い良い受け皿で居続けよう!」こちらこそ、どうぞよろしく。 次は、NYCから一時帰国中のH。何事にも影響されやすい彼、マンハッタン暮らし4ヶ月を経て、いきなり社会派になっていた。「ニューヨーカーのまちを愛する気持ちは素晴しい。ごとーにも影響されたけど、俺もコミュニティ活動とか始めようと思うんだ。日本社会にそういう意識が欠如しているのは大問題だよな!」こんな熱い演説がランチの席で行われるとはびっくり&良い傾向。もっと熱くなりなさい(笑)。 同じくNYC暮らし経験のある同僚Yには、寿司ランチの席で「年末に退社します」と告白されてしまいショック。でも、海外暮らしの長い彼女には、この会社組織での数年間は実に長かっただろうし、納得。Good Luck!
気力不足だったので大勢系イベントからは遠ざかっていたが、個性人で溢れるだろうという期待を胸にE邸パーティーには参加。やはり類は友を呼ぶ。創作系、広告系、研究系、建築系、留学系など、「個」を発揮する人々との会話は非常に心地よい。究極はホストすら初対面のSさん。インターネット上に独自の世界を築き、大正浪漫を着こなす彼の持参した季節限定チーズ(MONT D'OR)の美味しさ(と強烈な匂い!)には参りました。 それから大学の先輩がセットした合テニ(←注:見知らぬ異性とテニスをすること。参考:合コン)に緊張しつつ行くと、そこに何と中学からの同級生Z登場! Z以外も大学時代の知った顔ばかりで、終わってみれば気らくなテニス&呑み会。見知らぬ人と盛り上がる気力が萎えぎみだっただけに、正直ほっとする。そして、Zのテンションの高さを再確認。
ボーナスは減額。でも、出ているだけで世間的にはOKだろう。物欲を充足すべく、今年1年の自分への御褒美に腕時計を購入。そして、iMacにUSB接続できるプリンターとスキャナーを購入(古いPerformaとスキャナーはオレゴン以来の友人Kにクリスマス・プレゼント!大事に使ってね)。こう書いていると、日本消費社会の申し子のようだが、物欲は明らかに低下中。服でも買おうと、I 百貨店勤務の友人Mに社販割引を頼むも、欲しいモノが見つからず、購入したのは生活必需品(=パンツ8枚)のみ。女性を呼び出しておいて下着だけ買うとは…無礼千万。申し訳ない。
忘年会も終わったし、仕事も22日にはほぼ完了。上司も出張中だったので、同僚と昼からメキシカン・ランチでマルガリータまで楽しむ。正式な仕事納めは25日(28日は休暇取得)。そして旧交を暖めに入る。 クリスマスには後輩Mと会う約束をしていたが、そこへ「受け皿」Yから電話があり、彼女も乱入。世俗のロマンチック・ムードを無視し、アジア系居酒屋で騒ぐ。 帰国組も多い。サンフランシスコのHさんとは、彼女の友人も含めて6人で会食。全員歳上女性で、店は代官山のヌーベル・キュイジーヌとくれば、黒一点の自分がノージャケットで現われたのは失敗。でも、楽しく食事&会話ができてよかった。 グルジアから戻ってきたYには強い刺激を受ける。生命の危険が高い地域で、国連の難民救済の仕事に打ち込むタフさの反面、帰国すれば日本消費社会にすんなり馴染む彼女の生き方は、実は非常にバランスが取れている。同じ「ナイーブ系」の信条&仕事を持つ者として、大いに励まされ、かつ共鳴してしまった。また、元気に会いましょう(←この一言がズシリと重い)。 30日には高校テニス部時代の悪友達と毎年恒例の宴会。渡米中3年のブランクなし。大晦日は湯河原の日帰り温泉で1年の疲れを流す。
1998年は起伏が激しい不思議な1年だった。来年は逆カルチャーショックを乗り越えて、充実度の高い毎日を過ごそう。 まずは生活の柱=本業。日常業務に並行して、魂を注げる「まちづくり」に向かおう。まずは、数件溜まった講師依頼をこなし、懸案のポートランドの本を缶詰めになってでも仕上げ、6月の「環太平洋参加のまちづくり会議」を成功させること。夏までにこれだけできれば、後半は勢いで乗り切れるはず。そして、充実したプライベートも必然的についてくるはず(←信仰)。
では、皆さん、1999年も宜しくお願いします!