4月1日、年度が変わり気持ちも新たにコンサルティング事務所へ出社。仕事はさておき、場所が変わり周囲の人が変わるというのは良いリフレッシュである。 オフィスのある青山界隈は東京の中でも一番好きなエリア。ゆったりした開放的な空間と居心地の良い路地空間の調和が絶妙である。おまけに、街の人々が刺激的。学生が多いのに加えて、デザイナー、アパレル、建築、アートなど創造系の人々が沢山。紺やグレーのスーツよりも明るい色のジャケットやシャツが目立つし、年齢的にもオフィス街の人々よりも若そう。 心地よい空間で美味しく食べられるカフェやレストランも多いけれど、値段が安いお店も意外と多いのは大学が近いせいだろう。 この街で働けるなら、仕事が辛くても生きて行けそう!!
荷物を整理していると、以前に一緒に仕事をしたTさんから「大事な打合せをしたいから、今から来れない?」という電話。早速新しい仕事かと思い、うきうきしながら出かける。Tさん、開口一番「今、付き合っている人いますか?」「は?」「いやー、単刀直入に言って、縁談なんだけど、お見合いしない?」 さすがエイプリルフール、肩の力の抜ける話しである(→丁寧に辞退しました)。
脱力を癒すべく(笑)、Eさんのお友達と東京の穴場的和食屋へ。バルコニーに1つだけこたつ席があり、星空を眺めながら食べる料理は実に美味しい(→まだちょっと寒いけど)。遂に初対面の写真家Sさんは元気一杯の女性。バークレーにいたこともあるそうですんなり意気投合。遅れてやってきたSさんはペルシャ語の先生。アラブ社交界の話しは非常に面白かった。 この日の話を受けて、後日、Eさん邸でスライド上映会を開くことに。ドイツをテーマにしたら、写真家Sさんがドイツ製のワイン・パン・チーズ・ハムの準備万全。こういう凝り性は大好きである。雑多な人種が集まってがやがや話していると、どうも隣席のMさんとは以前どこかで会ったような気が… 聞けば、私が昨年パリに出張した時に、親友Uと共に訪れたホームパーティの主人であった! その時は初対面で、今日会うのが2回目である。うーん、世の中は実に狭い。
新しいプロジェクトも幾つか入ってきて、仕事も徐々に忙しくなってきた。1泊2日の新潟県出張からの帰途、東京での夕刻の打合せに直行するなど、肉体的にはハード。でも、小さい会社で小回りが利くのでモチベーションは十分。人の顔が見える世界で仕事をすることは楽しい。 仕事以外でも、本の執筆作業やバークレー/台湾とのまちづくり会議の事務局など、まちづくりに関連した個人活動にも精を出していると、ふとポートランドの事務所時代を懐かしく思い出す。
生活のペースができてきたので、念願の自転車通勤を開始。家から会社まで30分ほどの道のりは、住宅街を抜けていくので、実に気持ち良い(→オレゴンほどではないけれど)。 通勤・通学する人々、ゴミ集積所で井戸端会議するおばさん達、仕入れ中のお店などを観察していると飽きない。坂が多いことを身をもって痛感するのも東京再発見の一部だ。健康にも良さそうだし。 でも、会社にはシャワーが無いので(更衣室すら無くトイレで着替えている)、汗をかく季節になったら無理そう。おまけに、Tシャツ+短パン+スニーカー+ヘルメットで出社すると周囲を驚かせてしまうので、もっと早起きする必要もありそうで、これも結構きつい。 まあ、チャリ通勤は、できる範囲で続けよう。
都知事選、投票した石原慎太郎氏が勝ってよかった。苦労も多いだろうけど、頑張って欲しいものである。