竹岡ファミリーの子連れ海外旅行記です。
'95年ゴールデンウィークのグアム・パラオ・ミクロネシア(10日間)に関してです。
因みに、駿は '94年5月 生まれです。

ゼロ歳児 (11カ月児) 連れ夫婦の グアム・パラオ・ミクロネシア 旅行

経路 東京→大阪→グアム→パラオ→ヤップ→グアム→大阪→東京
期間 1995年 4/29〜5/8 (10日間)

☆航空券 ユナイテッド航空UAの無料航空券&正規航空券
   大阪→グアム→大阪
   購入先 東京のユナイテッド航空事務所
   料金 無料(税1180円)/大人 12610円/乳児(正規)
☆航空券 コンチネンタル・ミクロネシア航空CSの正規航空券[APEX]
   グアム→パラオ→ヤップ→グアム
   購入先 東京のコンチネンタル・ミクロネシア航空事務所
   料金 57590円/大人 0円/乳児
☆航空券 全日空NHの正規航空券(早割料金)
   関西空港→羽田空港
   購入先 横浜の丸井にある旅行代理店
   料金 10500円/大人 0円/乳児


 赤ん坊連れ(息子: 11か月児)の海外旅行 5度目の今回利用したユナイテッド 航空の無料航空券は、本当はブラックアウト時期(超混雑時期)の旅行なので、 8枚/人のサーティフィケート(4万マイル)で得られるべきなのだが、ユナイテッ ド航空予約課のミスで通常期扱い(4枚/人)で入手できた。
 JR横浜線・東海道新幹線・大阪地下鉄・南海と乗り継いで、横浜から4時間弱 かけて大阪府貝塚市へ行き1泊する。地下鉄サリン事件・オウム真理教事件のせ いか、横浜線・新幹線・南海のどれも、警備員が多いようだ。ゴールデンウィー ク初日のため、新幹線には帰省らしき家族連れが多い。南海では空港線にも拘わ らずスーツケースを持った人が見当たらない。後で分かることだが、成田空港と 比べれば関西空港利用の客は非常に少ない。時間があるので住吉大社へ行く。 駅から近すぎて、参拝道が短く物足りない。有名な神社なのに参拝客がまばらで、 関東との人出の違いを感じる。

 翌日関西空港へ行く。広くて奇麗である。広すぎる割に客が少ないとも言える。 授乳室が成田空港や新千歳空港のよりもはるかに狭くちゃちである。朝7時半の 時点で子供用の遊技場が閉まっていて使えない。煎茶無料サービスも使えない。 成田空港よりも高価な空港使用料2600円/人を早朝利用客には割り引いて欲しい ものである。出国審査も機内もがらがらに空いていた。ユナイテッド航空のB747 のスクリーン前の4人席(ビジネスクラス席よりも前が広い)を占有する。息子が 足下で寝てくれて助かる。いつものように息子用には子供用アメニティ(ぬり絵 帳・色鉛筆 など)・トランプ・ベビー食(11か月児の今だとベビー食は何でも食 べられるが、5・6か月児の頃は食べられないのもあった)を、大人用に絵葉書・ 手紙セットをもらう。
 グアムからコンチネンタル・ミクロネシア航空のB727内で3人席を確保して パラオへ。約2時間のフライトで軽食ではない まともな食事が出たし、ベビー食 も多いし(初めて缶入り液状ミルクをもらう)、妻のリクエストに応じてトランプ や絵葉書も持ってきてくれた。後で利用したヤップ行きの便と同様、到着間際に 機内を(害虫駆除?の)スプレーで消毒する。

◎パラオ
 確か1番最近に国連に加盟した新しい国である。グアムよりはずっと観光地化 されていない。観光としてはダイビング・釣りが主のようで 日本人も多いが、 時間に追われない観光ができる。 但し、治安に不安もあるようで、夜12時以降 の外出は(法令?で)禁止されている。
 約5時間半ボートを借り切ってロックアイランドへ行く。私達と運転手の昼食 (弁当・飲物[缶ジュース・缶ビール])込みで約13000円。大変奇麗な浜辺で小魚 もいて、シュノーケリングをする観光客も 私達と前後して来ていた。何かの魚 に私と妻は膝を噛られ、おおいに吃驚する(私は出血する)。それでも、(私達も だけれど)息子もTシャツ等を着たまま海に入り水浴びでき、家族皆 機嫌の良い 一時を過ごせたと思う。ロックアイランドからの帰り道では、3回程 魚が良く見 えるポイントでボートを止めてもらった。ボートから出て、私はダイビング用マ スクをして、妻は水泳用アイマスクをして、泳いで魚を見る。透明度がとっても 高く 水族館のように真近に見える。ナポレオンフィッシュにも会えて感動する。 パラオが世界有数のダイビングスポットだからこそ、こんな大魚まで見ることが できる。妻はダイビングをしたことがないので、ダイビングの楽しさの一端を知 ることができて、喜んでいた。

◎ミクロネシア連邦 (ヤップ)
 私にとって 63か国目、まだ1歳に満たぬ息子にとって13か国目(妻にとっては 30か国強目)の外国となった。現在 国連加盟国が185か国なので、私はほぼ1/3の 国々を訪問したことになる。
 空港で決めた宿(Pathways Hotel)はチャモロ湾を見下ろす高台にあり、ヤップ 式の椰子の葉を葺いた屋根等 木材と竹で凝った作りに仕上げられたコテージ。 8個しかない客室がそれぞれ1軒家になっていて、バルコニー・トイレ・シャワー ・冷蔵庫がある。約7300円/泊と意外に安価である。チェックアウト時に花で編 んだレイももらえる。ここの部屋と周辺の自然環境が気に入って、主に部屋で1日 何もせず過ごす。宿の近くには何故か 鯉6匹もの 鯉のぼりがはためいていた。
 未だにフンドシ姿の男性や腰巻だけの女性が生活している村を訪れて(町中でも この格好の男女を何人も見かけられるので、特別な村という訳でもないようであ る)、学芸会のような和やかな 素人ぽさが溢れる雰囲気での彼(女)らのダンスや 大切にされている石貨を見る。約2600円/人の 車利用のツアーであるが、約15分 山道をマンゴ・パパイヤ・バナナの木々の中を歩いた。私達が赤ん坊連れのせい か、2歳位の赤ん坊が寄ってきて、息子を触ったり、私に抱きついてきて甘えたり してきた。どこの赤ん坊も甘えん坊で、喜び方も似ている。赤ん坊を含めた純朴 な人々との触れ合いが心に残った。妻もこの村に限らず ヤップでは小さな子供ら 純朴な人々とのコミュニケーションがすごく良かったと言っている。

◎ 米国 (グアム)
 想像以上に日本人が多い。シンガポールやハワイとかなり似た雰囲気の町並み であるが、沖縄により近い感がする。それほど外国と言うよりは日本のような所 である。新婚さんらしき人達や赤ん坊連れの家族も多く見かける。育児雑誌で海外 旅行の行き先として必ず取り上げられる結果であろう。パラオもヤップも物価が 安いと言うほどではないが、グアムは非常に高い。日本と同じか、日本の観光地 並みの物価なので、特に食事に苦労する(セブンイレブンで調達しても高い。私 達のここでの食費の平均は約1900円/人日)。
 アガニア地区のラッテストーン公園とスペイン広場を観光する。免税店行きの バスは沢山あるのに、個人で市内観光しようとすると、バスの便が悪くタクシー を使ってしまいたくなる位である。気温33度の暑さも市内観光の邪魔になっている。
 夫婦で交互にパラセーリングをする(約4600円/人)。意外にあっけなく飛んで、 そして数分後に終わる。もっと装備が複雑だったり、注意事項が沢山あったり、 苦労するものかと漠然と思っていたので、拍子抜けしてしまった。とは言え、風 を切って空を飛ぶのは大変気持ちが良い。眺めも良かったし、妻も満足したよう だ。私は眺めの方は飛行機からのでも十分なので、風を切る爽快さに満足する。 タモンビーチやホテルのプールで息子に(服を着せたまま)水遊びさせる。今年1月 のバリ島(インドネシア)の時と違って、息子は水を怖がらずにキャッキャッと笑っ て水に浸り水面を手でパシッパシッと叩いて喜ぶ。楽しむことができるようになっ たようで、親としては嬉しい。潜水艦のような海中展望船に乗って 船底から魚を 見もしたが、割り合い透明度の高い海のおかげで、気持ちの良いダイビング気分を 幾らかなりとも味わえた。息子も喜んでいた。

● 今回は、ゴールデンウィークの2か月弱前に予想外にユナイテッド航空の無料 航空券の予約が取れてしまったので、特に予定していなかった場所への旅行となっ た。グアムのように只でさえ混む所に混む時期に行ったのはあまり良くないと 思っているが、パラオの海とヤップの地元の人々に関しては大変良い印象を持つ ことができた。赤ん坊連れ家族旅行だと ついつい楽なリゾート生活ができる旅行 をしてしまいがちであるが、これはこれで楽しくのんびりと休暇らしく過ごせる。
[誠]

● パラオの海でボート上から撮った写真には、水が透明な為に、御飯粒で集めた 魚が沢山 鮮明に写っていた。ヤップの石貨は、特別な場所に行かないと見られな いのかと思っていたが、然程 大きくないのであれば スーパーマーケット, ホテ ル, 警察, 民家等の入口付近にあり、至る所で見ることが出来る。泳いで魚を見 たり、パラセーリングをしたり、ヤップスタイルのホテルに宿泊したり、楽しい 経験が出来た。
[麻里]

● 「 キャッキャッ、パシッパシッ、パッパッパッ、ブーッ (水に浸って何やら 喜んでいる様子)」
[駿]

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