今朝、日本からバークレーに無事に帰還しました。たった半日で行き来できるのだから、(お金の問題を除けば)近いもんです。しかし、10日の滞在は密度が濃すぎた。正直疲れたけど、時間を惜しんであちこちでいろいろな物を見て、友人と話せてよかった。
10カ月ぶりの日本は、、、、、ブランクがあるとは全く感じなかった。メールや新聞で毎日情報を拾っているせいでしょう。携帯電話の異常増殖に驚いたのと、渋谷で自分がまた歳をとったことを実感したくらいでしょう。しかし、何と体が拒否反応を示しました。水曜に眼科に行ったら、空気が合わないことによるアレルギー性結膜炎と診断されました。アメリカに帰ったらすぐ治るからと言われ、人間の体は環境に適応しやすいものだと思いました。ちなみに、毎晩アルコールを飲んでいたのも、かなり悪かったらしい。
神戸へ行ったことは本当に良かった。仮設住宅の被災者の所へおじゃましたり、鷹取の地元の方々とお好み焼を食べながら話したり、人の顔が見える草の根レベルのまちづくりを見て、自分の勉強や仕事経験との隔たりを実感。理念と現実をどうつなぐかが今後の課題。
ブランクではないけど、日本とこちらの違いはいろいろ感じたなあ。まず、日本のムラ社会を目のあたりにして疲れた。すぐ身の回りにしか関心が及んでいないのは不思議この上ないが、一方、その気配りの細かさには驚嘆しました。また、街がごみごみしていたダメ。右も左もアジア系の顔ばかりというのも、何だか落ち着かない。それから、日本語と英語では表現の仕方が異なるので、切り替えが難しいということ。今日、大学で友人に会い、英語がスムーズに出ない自分に戻っているのを発見!早く、順応せねば。
新規関心分野として、備前焼にはまりそうです。青山路地裏のギャラリーを幾つか見て回ったのですが、日本の伝統美の極致ですね。こっちの生活では食器に凝るようなゆとりはないけど、いつかはそういう潤いのある生活をしたいです。そうそう。日本の路地は面白い!表通りから一本裏に入ると、心地よく散歩できる所がいっぱいありますね。アメリカの道幅の広い碁盤目の街では味わえない感覚です。
ともあれ、今、すごくほっとしています。しばらくは、のんびりしたペースで過ごします。