やるべきこと山積だが、心身の疲労度高過ぎで手につかないので、ホームページ更新に現実逃避させてください(笑)。
思えば、9月の前半は結構遊んでいたなあ。会社の歓送迎会で、以前に可愛がってもらったO先輩と「おやじ盛り上がり」をした翌日、帰国後初の合コン。テンション、全く上がらず。話題の内容がわからず、カラオケの曲が分からず、全体のペースに違和感大。 思い起こせばアメリカのパーティーは常に初対面の人がいたし、それ程突っ込んだ会話をしていたわけでもないのに、何となく時間がサラ〜と流れていく快感があったのに。アメリカ人も下心があるのは同じで、パーティーも一種の合コンと言えなくも無い(?)。合コンにも日米の文化の違いがあって面白い、などと客観的に考えてしまう。そう言えば、イタリア人の口説きにも全く異なる文化を感じたし。 なお、数日後、合コンに誘ってくれた友人から戦力外通告を受ける。「今後、誘わない」とのこと。まあ、よかろう(苦笑)。
それに比べて、旧友達と遊ぶのは気楽さも手伝って楽しいもの。9/11、バークレー時代の親友Gの来日。「シャパニーズ・ビジネスマン・ライフを見たい」という希望なので、私の会社を案内。大企業の巨大なオフィス、大勢のスーツ姿の日本男性を見てG大興奮。そのまま、赤坂のバーへなだれ込む。「東京は最高だよ!このぐちゃぐちゃぶりが素晴らしい!」確かに、赤坂ネオン街の猥雑さはなかなかのものである。そこへ。Gの友人で、モスクワ・タイムスの記者Yさんも合流。彼女いわく「東京の乱雑さが許せない。」こちらも一理ある。モスクワの窮状はひどいらしく、米や生活物資を抱えて戻らねばならないらしい。おまけに、それらを強奪される危険もあるようで、日本もアメリカも平和である。感謝。
結婚した旧友宅を訪問する機会も数回。サークル同期のCの家は、ニッポンの社宅。可愛い飾り付けが新婚家庭である。一方、マンションを購入したMは、なかなか優雅な暮らし。何故かペンギンのマスコットが至る所にあり、聞けば旦那の趣味らしい(笑)。いすれも、愛のあふれる家庭というのが素晴らしい。 一方、悪友達との再会は、愛もへったくれもない。大学の学科の集まりには10数名が中華の円卓に集合。周りの客の迷惑など考えず、ワイワイガヤガヤとしょうもないネタで騒ぎまくり。10年前と変わっていないのは恐ろしい。高校テニス部の5人の飲み会は結構良い感じ。結婚したやつ2名とパパになりたての奴1名に対し、私を含めて独身2名。なかなか異なる人生のペース。それでも、昔は苦労を共にした仲間、いざとなればすぐに元のノリに戻ってしまう。しかし、私一人だけヒラ社員で、年収は5人中最低と判明!ちょっと悲しい。
イベント系も合間を縫ってこなす。中村紘子のピアノコンサートは、アンコールに4曲も弾いてしまう感動もの。彼女も1回限りの東京公演で気分が乗ったのか?一方、インド映画「ムトゥ・踊るマハラジャ」は評判どおりの抱腹絶倒。あの濃厚さにはかなわない。リフレッシュというよりも、異次元体験という感じ(まだ観てていない人、お勧めです)。そして、サッカーJOMO CUP。W杯アジア2次予選を見に帰国して以来、約1年ぶりの国立競技場である。もう、あの興奮から1年か。柳沢、奥、小野、ドゥンガ、そしてチラベルト。ずーっとテレビでしか見られなかった選手達に加え、お気に入り柳沢のハットトリックまで見られた生観戦は最高だった。今後、Jリーグの観客動員に貢献しそう。
仕事外でポートランドのまちづくりを講演すること数回。その内、10/1に日本都市計画士協会で行った回は大変充実。御挨拶をすれば皆さん百戦錬磨のベテラン揃いで、若輩者の私はやや緊張。この業界では有名なプロやお世話になった大学教授、会社の大先輩まで見守る中、オレゴンのサッカー仲間のKとイタリアワークショップで一緒だった大学院生Fが居てくれてほっとする。小1時間のスライドショーの後、ディスカッションはワインの勢いも手伝って白熱。正論に実情を織り混ぜつつ皆が大興奮。「いやー、内幕のリアルな話は面白かった」「完璧なことばかりでないことがわかってホッとしたよ」と締めくくられた後、さらに飲み屋に連れて行かれて盛り上がり続編。気さくで好奇心溢れる大人の人々は素晴らしい!こういう人々がいると、日本も捨てたものではない、と思ってしまう。
超多忙モードに入ったのは9月末。連日11pm過ぎまで残業し土日も出勤。おまけに、このプロジェクトが自分の価値観と相容れにくいもの。念願だった大西順子のコンサートもキャンセルせざるを得ず、親友達との集まりもみな中止。心身のストレスが物凄く、胃痛再発。帰りの地下鉄の窓に映る自分の疲れた姿を見て溜め息。これがニッポンのサラリーマンか?これで良いのか? そうしている内に、私ほど喜怒哀楽をストレートに表さない相棒が先に爆発。「太一、飲まなきゃやってられんぞ!」と11pmから飲み屋に繰り出し、あえて建設的に熱い夢を語り合う。切れる相棒を目の前にして、何故か私が落ち着いてしまった。相変わらずの休日出勤も、あせらず気負わず、気楽に前向きに何とかしよう。そこへ、別の同僚が過労で寝込んでいるという知らせ。おいおい、体を壊してまで働いてはいかん。人の振り見て我が振り直そう。
休養と睡眠は勿論だが、最も必要なのは魂の洗濯。忙しい合間に「環太平洋・参加のまちづくり会議」の企画会議に参加。日本の住民参加型まちづくりをリードする気鋭の方々とスピリットに燃えて意見交換。やっぱり、こうでなくちゃ。仕事と信条が一致することの素晴らしさ。かくありたい。来年のイベントが楽しみである。 そして金曜日、もうすぐ結婚する大親友Yと朝の2時まで飲む。ちょっと愚痴も聞いてもらった後、知り合って18年分の回想から、今後の人生の目標まで、延々と話し込む。やっぱり、信頼し合える人があってこそ、生きていて楽しいというもの。今後ともよろしく。私も前向きに頑張ります。