台湾で出来る日本式「年越し蕎麦」と「雑煮鍋」


材料(5−6人分):

  • 日本蕎麦(日本からの輸入品。三越やそごうの食材売り場や松青超市等一部スーパーでしか扱っていません) 5−6人分
  • 寧波年「米羔」(Nian gao:中国式のモチ) 2袋
  • 鶏胸肉 半斤(300g)
  • 蒲鉾 20片(量り売り)
  • 竹輪(小) 100g
  • 生椎茸 100g
  • 干し椎茸 1両(37.5g)
  • 人参 大一本
  • 長葱 1把
  • 玉葱 大2個
  • さやインゲン 100g
  • さやエンドウ 100g
  • 筍尖(若い筍、既に煮てある) 1把
  • 小白菜(中国野菜)3把
  • 中国レタス 5把
  • 干し昆布 1把
  • 鰹節 少量
  • 醤油 200cc位?
  • 米酒(料理用の中国酒)100cc位?
  • 塩 少量
  • 七味唐辛子 お好み


    作り方:

    1.ダシの用意

    前の晩、鍋に結んだ干し昆布と干し椎茸を入れて水をはっておく。(昆布を結んでおくのは後で具として食べるため。ダシを取るだけのお上品な使い方なら切れ目を入れておけば十分)

    2.蕎麦を茹でる

    大き目の鍋に水をいれ、塩を少しふって煮立たせる。沸騰したらソバをバラけるように入れ、また沸騰させる。泡立ってきたらふきこぼれる寸前まで待って、水を少し入れて泡を鎮める。また泡立ってきた辺りでソバを引き上げ、冷水に入れてぬめりを取り、ザルに移しておく。

    3.具の準備

    鶏肉は骨と皮を取ってぶつ切り、生椎茸は石突きを取っておく。台湾の椎茸は肉厚なので、傘に切れ目を入れるより薄切りにした方が食べやすい。さやエンドウは筋を取り、さやインゲンは頭と尻尾を取って適当な長さに切る。人参はいちょう切り。玉葱は薄切り。長葱は煮込み用の小口切りと薬味用の微塵切りとに分ける。筍尖は短冊に出来ないので薄切りに。小白菜は根を除いて適当な長さに切ればよく、芯を取ったりする手間は要らない。中国レタスは根を取って洗っておくだけでよい。また蒲鉾と竹輪は一口サイズのものを量り売りしてもらったので切る必要はない。寧波年「米羔」も市販のものは食べやすい大きさに切ってある。

    4.汁を作る

    前の晩から作ってあるダシ汁に、鰹節、米酒を入れて煮込む。(昆布を食べないなら沸騰する前に引き出し、また鰹節も沸騰した後で取り去る)最後に醤油と、お好みで塩を加えて一煮立ちすればソバ汁の出来上がり。なお「雑煮鍋」の汁も同じダシ汁を使うが、こちらには具を入れて煮込む。ただし中国レタスはすぐ煮えるので食卓に出す直前まで入れない。(もちろん今回のように同じ汁を両方に使っても良いが、その場合には先にソバを食べ終わってから「雑煮鍋」にすること。さもないと寧波年「米羔」のぬめりがソバに絡まってまずくなる)

    5.出来上がり

    大勢で鍋のようにわいわい食べれば一層美味しくなります。なお今回呑んだ酒は台湾煙酒公売局(専売公社)製造の日本酒「玉泉清酒」でした。


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