祖師谷大蔵の勝手に旅指南(至難?)

C級北海道の旅・その3

きっぷ!


皆様ご無沙汰しております。瀕死の状態での3回目となりました。最近はずっと更新がおろそかになっていました。いやぁ、継続していくってことは大変なことなんですねぇ・・・Web日記とかを書かれている方にはホントに頭が下がる思いです。


3.行き方が決まったらきっぷを買わなきゃね!

交通手段が決まったらば、次はきっぷを購入しなければなりません・・・が、これがまたいろいろとあってとてもじゃないですが覚えきれませんね。と、我に帰ると全部覚える必要は全然ないのであって、自分が必要なものだけがあればいいのです。ともかくハッキリしていることは「正規運賃を払っても航空会社やJRが喜ぶだけ」ということ。会社の金じゃなくて自腹を切って行くのであれば、1円でも安く、そうでなければ価格アップ分のサービスは求めたいものです。
(文中特記なき場合、運賃・料金額は大人1人のもの、小人料金はその約半額となります。なお、このページの情報は各社の公式リリースをもとに記述しておりますが、詳細はご自身でご確認くださいますようお願いいたします。)

 @ 往路・復路の航空機
航空機利用の割引運賃については前回で触れましたので、ここでは割愛いたします。航空機とセットで使えるきっぷの情報として、周遊きっぷ北海道フリーきっぷ・ペアきっぷなどがあります。また「ツアーを上手に利用する」でも紹介いたしますのでご覧下さい。
そうそう、安いきっぷの王道ではチケットショップを利用するという手もありますね。繁忙期では大きな割引は期待できませんが、それ以外のシーズンなら航空会社限定で30%程度の割引はあるようです。また、出発日指定、便名・席数限定ですが正規運賃の半額でチケットを売っているショップもありました。店頭を眺めてみるとこういう掘り出し物が見つかるかもしれません。

 @ 往路・復路・道内のJR
JR利用の場合、定番はやはり「周遊券」・・・だったのですが、平成10年3月をもって従来の周遊券は廃止され、「周遊きっぷ」という新商品に生まれ変わりました。昔と比べて旅のスタイルが大きく変わり、周遊券自体の需要が落ち込んでいたのがその理由だそうです。これは想像に過ぎませんが、JR各社とも国鉄時代の遺産である周遊券を清算したいと考えていたのではないか、とも思っています。

えーっと、話がそれてしまいました。北海道をめぐる旅人の強い味方だった「北海道ワイド周遊券」「北海道ニューワイド周遊券」や各種ミニ周遊券も「周遊きっぷ」として再編されました。

    コラム・北海道の鉄道
    北海道を走る鉄道というと、1輌に1〜2人くらいしか乗っていなくてほとんど空気を運んでいる、明日廃止になってもおかしくないような路線ばかり・・・と思っていらっしゃる方も多いかと思います。いわゆる「国鉄再建法」で道内の国鉄線の多くが廃止されてしまったこともそう思われる一因でしょう。ですが、あまり馬鹿にしてはいけません。道内の都市間を結ぶ特急列車はなかなかどうして結構混雑しています。特に冬になると自家用車での峠越えなどは大変な危険を伴うために公共交通機関を利用する人が増えますが、鉄道の競争相手である都市間バスも遅れがちとなり、比較的運行時刻の正確な鉄道に乗客がシフトするため、主要列車の指定席は数時間後まで全部満席!ということもよくあります。なめてかかっていると「函館−札幌間(約3時間)を狭いデッキで立ちっぱなし」という事態になりかねません。指定席が利用できない場合は、そんなことにならないようになるべく早めに駅へ向かいましょう。

盆暮れ正月黄金週間、いわゆる繁忙期には使用できませんが次のようなきっぷもあります。

JR東日本管内のみ発売でしかも期間限定というきっぷを紹介しましょう。 番外:現地で使えるきっぷ(発売/使用期間限定)

 @ 往路・復路の船舶
正規運賃ベースでは一番安いフェリー利用ですが、こちらにも割引があります。
誰でも使える代表的なものでは往復割引。一定期間内(たぶん14日くらい)に同一航路で往復する場合に、復路運賃から10%程度割り引かれるというものです。また、同一会社の別航路や提携会社の航路で往復する場合にも割引が適用されることがあります。往復割引を適用するには、往路と復路の乗船券は同時に購入しなければなりません。
また、季節割引と称して閑散期に運賃・航送料金を割引している航路もあります。名古屋−仙台−苫小牧を結ぶ太平洋フェリーは9/1〜6/30乗船分について、名古屋−苫小牧間で35%、仙台−苫小牧間で15%の運賃・航送料金割引を実施しています。仙台−苫小牧間を並走する東日本フェリーも同様に15%割引があります。なお、この航路では今シーズンは夏季についても季節割引運賃で利用出来るようです。太平洋フェリーでは「"いしかり"フェリー オブ ザ イヤー7年連続受賞記念割引運賃」として、また、東日本フェリーでも同額の割引があります。
JAF(日本自動車連盟)の会員であれば、多くの航路で割引を受けられます(新日本海フェリーは適用外)。その多くは10%程度ですが、東京−釧路間の近海郵船では7/25〜8/25の繁忙期を除く期間で20%、大洗−苫小牧間のブルーハイウェイラインでは現在「創立30周年特別割引」として特別割引運賃を設定していますが、JAF会員はさらに10%の割引が受けられます。なお、東日本フェリーの大洗−室蘭線についても「航路開設15周年記念割引」として50%割引を実施していますが、こちらはJAF会員割引は適用されませんので注意してください。
JAFでの割引は乗用車の航送料金と定員以内の乗員全員に適用されます。細かい点は会社や航路によって若干異なりますのでJAFのサービスガイドを参照して下さい。

こちらも現地の交通には北海道ニューワイド周遊券北海道フリーきっぷ・ペアきっぷなどを参照して下さい。またこのあとの「ツアーを上手に利用する」もご覧下さい。

 @ ツアーを上手に利用する
第一回の冒頭で「私はツアーを利用しない(したくてもできない)」と書きましたが、世の中探すとツアーでもいい商品が出ています。添乗員同行タイプの旅行では必ずしも2人から受け付けというわけではないようですし、割増料金で個室利用可というプランもあります。但し、フリープランではやはり2人以上でないと申し込めないものが多いです。
とそんな中で今年の夏に私が利用した日本交通公社の「エースJTB・マイプラン北海道」はよくあるツアーとは違ってとても興味深い商品でした。何が?というと、

というセットになっており、旧盆の一週間前に出発の設定では、基本料金が\56,800で、5m未満の車両航送を東京有明−苫小牧、十勝広尾−東京有明で申し込んだところおつりがきました。料金表を見ると、人のみ車ナシ、往復航空機(東京−新千歳)という時に追加料金が発生しないようになっています。シーズンオフではもっと安くなります。手元にあるパンフレットは'97/10/1〜12/末用ですが、これによると1名1室の場合の基本料金は\36,800〜でした。
普通に5m未満の乗用車を東京−苫小牧のフェリーに乗せても片道\38,850かかるのに、この価格設定は破格といえるでしょう。
もともとJAFの主催旅行に「JAFフェリー&ドライブ 北海道ワイドパック」という大変よく似た商品があったのですが、JAFが旅行業を廃止した現在、どうやらこれが車と一緒に安く旅する方法のようです。

他の旅行代理店でも同様の商品を発売しているところがありますので、パンフレットなどを集めて検討されてはいかがでしょうか。

かなり時間が開いてしまったので、とりあえず今回はここまでとしておきます。不明な点については追跡調査をする予定です。次回は・・・まだ決めてません。いつになるかも不明です(苦笑)。長文をお読みいただきありがとうございました。

ではまた。

#1997/12/08 第1回追跡調査実施(笑)
#1998/01/21 「ぐるり」「道東一日散歩」情報の追加
#1998/02/15 周遊券情報の追加
#1998/08/12 周遊きっぷ情報の更新
#1999/06/22 フェリー割引情報の更新


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