デイジーさんと。まあまあ。

　どうもデイジーさんは、駆け足をするときに、馬場の真ん中で休んでいる馬がいると、そちらへそちらへと行ってしまう癖がある。まあ、どの馬もそうなんだけれど。デイジーさんは、それがまた顕著で、行かせまい、行かせまいとしても、女の子のわりに力強くって、負けてしまう。

　それと、右回りの時に、反対駆け足がでてしまって、結局正しい駆け足に出来なかった。
　駆け足の時、手前、というものが存在する。右回りの時は、馬の前足の右が先に地面につくように走るのが、正しい手前。左回りなら、左足が先にでるように。別に正しい手前でなくても、走れることは走れるが、あまり馬によろしくない。出来ることなら、正しい手前で走らせる方がよい。乗っていても、反対駆け足の時は反動が変らしく、乗り手も「反対駆け足だな」と、気付くらしい。が、私はまだ乗り込めていないようで、わからないんだけどね。

　なかには、正しい手前を出せない馬もいる。障害が苦手な馬が存在するように、正しい手前で走るのが苦手なのだそうだ。が、デイジーさんは、どちらの手前もちゃんとでる。ので、正しい駆け足を出せない、乗り手がへたくそ、ということになる。
　まだまだ、練習が必要なようだ。

　ジャービス、カズシードと。まあまあの出来でしょう。カズには、ちょっとなめたまねされたけど。まあ、よし。 

　今日は、ジャービスとカズシードの行動について。 

　ジャービスは、油断すると、すぐ、ひとをティッシュがわりにします。馬をひいて歩くとき、首にかけていた手綱をおろして、馬の口の下あたりに来る手綱を持って、引くのですが。
　ジャービスは、よく鼻を手にこすりつけてくるので、「かわいいなぁ、甘えてるのかぁ」って思ってたんだけど、どうやら違った模様。甘えてるのではなくて、鼻水を私の服にこすりつけているのだということが発覚。私は、君のティッシュか？ 

　カズシードは、人間の言葉がわかるようだ。レッスン後、「水いる？」って聞いたら、必ず大きくうなずく。で、バケツに水を入れてる途中も、うんうんって一人でずーっと頷いて、最終的に、「はよくれ、はよくれ」ってせっついてくる。で、お水を上げたら、がぶがぶ飲んでます。かわいいヤツだ。 


　と、ここまで書いて、読み直してみて思った。わたしって、「家のワンちゃんは、ご飯ちょーだい、っていうのよぉ」ってテレビとかで言いはってる、おばちゃんみたい？？？

　今日は一鞍だけ。カズシードと。 

　とってもいい子だった。障害も、まあまあの出来。40cmのクロスバーと、70cmの水平バーのダブル障害も、安心して跳べたし。今日は、○。 

クロスバー。地面からバーの高さ、約40cmくらい。40cm？それなら誰でも跳べそうじゃん、とか思ったでしょ、今。Non non non. 
40cmってことは、馬はそれより20cmほど高く跳ぶ訳よ。そうすっとだねぇ、馬の身長が大体170cmくらいだから、騎乗している人の目線は....。けっこう怖いんだよ。 

水平バー。地面からバーの高さ、約70cmくらい。もちろん上級者なら、1m30cmくらいまで上げることが可能。この二つの障害を続けて二つ跳ぶレッスンをした。 
 

　馬に乗ってて、障害がスパッと跳べたときや、駆け足がさくっとでて、ずっと駆けてるとき、けっこう気持ちいい。スポーツとしての乗馬の楽しさを感じる。 

　けど、一番好きな瞬間は、レッスンが終わって、ぼーっと並足でトコトコ歩いてるとき。なあんにも考えずに、ただ馬の揺れに身を任せて、ぼーっと近くの風景を眺めるとき。土手に咲いてる菜の花を見たり。夜、白い息を吐きながら、ふくらんできたサクラのつぼみを馬上から見て、春が来るなぁ、って思うとき。スポーツとしてではない、乗馬の楽しさを感じる。 

　ま、レッスン後にぼーっと風景を眺める余裕があるかどうかは、レッスンの出来次第、という話もあるけどね。(笑) 
今日は、とってもいい感じで乗馬を楽しめたので、こんな文章を書いてみました。 

　またもやタケルくんと。クラブに行ってからはじめて、どの馬に乗るかがわかるんだけど、「タケル」と聞くと、「え〜！」ってつい言ってしまう。 

　しかし、今日は指導員さんの手助けなしに、駆け足がちょっとだけ出せた。ので、良しとしよう。 

　昨日の日記に、「タケルは、横っ腹とか、背中を触られるのが嫌いみたい。」って書いた。指導員さんにそのことを言ったら、「それは、タケルに嫌われてるんやろ」だってさ。 
　...さよですか。ふんだ。 

　タケルの後は、デイジーさんに乗った。もう、デイジーさんの乗りやすいこと、乗りやすいこと。なあんにもしなくっても、勝手に軽早足でサクサク走って、ちょっと脚をつけたら、さくっと、駆け足。 
　ええ子や、うんうん。

　今日は、こともあろうか、腹帯を家に忘れてきていた。クラブで先週洗濯して、家に持って帰って干して、ゼッケンだけ持ってきて、腹帯を忘れた。かなりマヌケ。(^^;) 

　タケルくんと。う〜ん、やっぱり気むずかしい馬だ。ちょっと気を抜くと、指導員さんを襲おうとするんだもの。怖すぎっす、タケル君。 
 

　今日、乗り終わったあと、手入れをしていて気づいた。タケルは、横っ腹とか、背中を触られるのが嫌いみたい。顔を拭くときは、イゴイゴ（松山弁。ごぞごぞ、とか、落ち着きのない様子のことね）してはいるけど、ブイブイゆって、威嚇してきたりはしない。でも、横っ腹を拭くと、すごい勢いで「ブイブイ」いって、噛んでこようとする。なんか、イヤな記憶があるのかな？ 

　今日、こづかい帳を見て驚いた。騎乗券代だけで、この1年で20万円使っている...。騎乗券とは、一レッスンごとに必ず出さなくてはいけない券。保険がわりになっている。1冊10枚綴りで17750円（税込み）。毎月、平均6〜8鞍くらい乗ってるからなぁ。お金も貯まらないはずだよ。(涙)