English is here.
Home
DISCOVERY Mr.Children

♪終わりなき旅♪

Tour'99 "DISCOVERY" in Tokushima

 1999年5月28日、私は徳島にいた。アスティ徳島でのMr.Childrenのライブに行くために。その日は、薄曇り。日差しもきつくなく、過ごしやすい日だった。

 DISCOVERYのツアーは、広島に続き、今回で2回目。ミスチルのライブ全てをあわすと、5回目。それでもやっぱり、会場に入る瞬間の高揚感がたまらない。開演前の、興奮、独特のざわざわした雰囲気。「これからライブだぁ!」心拍数がどんどん増えていく......。

 アスティに入っての第一印象は、「狭い」。とにかく小さい。アリーナ席、は50列もあっただろうか?今までいった会場のどこよりも狭い。しかし、狭いほうがメンバーとの一体感を、より深く感じられそうな予感に、ドキドキする。ちなみに私の席は、アリーナ5列目、42番目。ど真ん中、桜井さんの目の前だ。しかも、会場が小さいせいか、ステージから客席までの間が、かなり近い。ステージの全てを見渡せる、最高の席だ。

 私が入ったとき、開演までの時を刻むカウンターは330。広島の時と同じように、クラシックが流れている。「まだ時間がある」ということで、ミスチルMailing Listで知り合った、ミスチルファンの人と、しばしの間おしゃべりをする。お互い、ライブに来るほどのファン、ということで、初対面でも妙に話が合う。

 カウンターが1700辺りになったところで、ステージ上にたてられている塔からスモークがあがる。日本に一台しかないという、わっかの煙を作る"ボルケーノ"くんも、元気に煙を吐いている。
 1900辺りになり、ベートーベンの第九が流れはじめる。そしてステージは青い光に包まれる...。

 1999になる。Mr.Childrenが光のなかに現れた。そして、あの旋律が始まった...

"DISCOVERY"

 桜井さんは、噂のへなちょこパーマをかけていた。でも、何でもかわいい、と思ってしまうのは、ファンの欲目?(笑)。Jenは、もうすでに上半身裸。ナカケーは、Tシャツを重ね着。健ちゃんだけ、長袖のシャツ。

"アンダーシャツ"

 照明は、青色を中心に、リズムに合わせて、赤色に変化している。前回は気付かなかったけど、実はこの曲、ナカケーのベースがめちゃくちゃかっこいい!!!ひたすらナカケーを見つめていた。(*^_^*)ポッ

"名もなき詩"

 広島の時は、この曲の前で、銀ラメギターに持ち替えていましたが、今回は、アコギでひいていました。
 そしてMC。「はじめてこの徳島に来て、えー、多くの人が僕らのコンサートを見に来てくれてると思いますが...もう僕らも、好き勝手にやらさせてもらいます!」(会場、笑う)
「リラックスして、それぞれ自分なりの楽しみ方で目一杯最後まで楽しんでください。」ホントに、一言。でも、言葉なんてなくても、音楽で全て伝わってきました。

"Prism"

 照明は、あかあおきいろみどりむらさきと、いろんな方向からライトがあたって、それら一つ一つがくるくるまわっていて、Prismなんだな、という感じでした。印象的なギターのメロディラインは、健ちゃんが弾いていました。歌が終わっても、しばらくギターのリフだけが会場に響いて、うっとりしてしまう瞬間です。

"Everything(It's you)"

 前奏で、真っ暗なステージの上を真っ白なライトが4本ほど、ステージ下から、上に向かって、すーっとあがっていく。手のひらを外にむけて、下から上へあげるように、サーッとあがっていくのが、すごく印象的だった。
 「何を犠牲にしても 守るべきものはただ一つ。いつでも君なんだよ。」...こんな言葉、誰かに言われてみたいなぁ。

二回目のMC。
桜井さん:「えー、...」 会場:「さくらいさーん、桜井さーん。」
桜井さん:「エー、...」 会場:「桜井さーん、さくらいさーん!」
桜井さん:「えー、...」 会場:「さくらいさーん(絶叫)」 桜井さんと、会場、笑う。
「名前を呼ばれても、何したらいいのか...。(^^)」また、笑い。
「実は、最初の予定では、徳島は入っていなかったんです。」の桜井さんの声 に、会場、一瞬どよめき。「えー!」
「でも、田原くんがどうしても(入れてほしい)と...。」 会場、きゃー!。

ここで、Jenならサービス満点で、投げキッスの一つぐらいしそうだけど、ここは健ちゃん。暗闇のなかで、身の置き所がなさそうに、もじもじしたあと、微動だにせず。なんか、健ちゃんのキャラ、でてるよなー、なんて思って、ちょっと笑えました。
「本当に来てよかったなと思ってます。」と言う桜井さんの声に、またも会場わく。
「クロスロードくらいから、僕たちのライブの規模も大きくなって、会場もどんどん大きくなってきて...。ここ徳島が一番小さいくらい?」 会場、笑う。でもこのくらいの方が、みんなの顔も見えていい、というようなことをいってたような。で、いつものように、「一曲、一曲、心を込めて演奏します。」の言葉。
"I'll be"

 最初の方は手拍子が始まらなかったので、「よしよし、いい感じ。」と思っていたのですが、何小節目からか、大きな手拍子が...。

 本来、歌い出す小節がきても、歌わない桜井さん。そして、「えーと、手拍子はつられちゃうんで...。」と、いいにくそうに...。 「今日はこの会場に、いろんな人が来ていると思いますけど、....全ての人の 心に届くように、歌います。」といって、歌い始めました。なんか、手拍子が始まっちゃったのは、残念だったけど、桜井さんが、「手拍子はやめてね」とはいわずに、「心に届くように歌う」といって改めて歌ってくれたことに、なんか感動してしまいました。(T.T)うるっ。

"花 〜Memento-Mori〜"

 I'll beと花は、キーボードでつながってるんですね。I'll beの時はSunnyさんが、そして、それに続いて、浦さんが花を演奏し始める。なんか、かっこよかったぞ、二人とも!

"Simple"

 あったかい曲にあわせて、照明がオレンジ色っぽかった気がします。(自信なし(^^ゞ)

 次の曲までの間、健ちゃんと桜井さん(だったと思うけど、広島の時は、河口さんだったよなぁ?)が、ギターの弾き比べ、みたいなのをやってました。途中で、桜井さんが、健ちゃんの肩に手をおいたりして。かっちょよかった!

 そしていよいよ、怒濤の...

"ラヴ コネクション"
"Dance Dance Dance"

 ここで特筆すべきは、Dance*3の時のナカケー。曲の、ホントにラストのところで、ベースを弾きながら、ステージ中央へとやってきました。そして、前の方へと。そこがステージど真ん中と知ってか知らずか、そこで弾き続け、そして真っ赤な照明の下、ジャーン!と、決めっ!のポーズ!そして会場をキッと見据える!

 と書くと、みんなは非常にかっこいいシーンを思い浮かべてるかもしれないけど...。なんか、ど真ん中で、桜井さんよりも、誰よりも目立っていて、いつもが控えめなので、そのギャップが、なんかおかしかったの。しかも、「ジャーン。決めっ!」って半身で仁王立ち。あのナカケーの姿は、一生忘れられないな。

 通常なら、ステージサイドにお手てタッチ、の時間だけど、サイドがないので、桜井さんは、ステージから最前列の方に身を乗り出し、「来いよ」って感じで、手をさしのべて誘ってました。私が最前列にいたら、柵を越えて乗り出してたカモ?!
#それって、迷惑なやつじゃん。(笑)

"ニシエヒガシエ"

 とにかくかっこいい!CDで聴くより、めちゃくちゃかっこよくなっている。特に、間奏が、すごくアレンジされていて、ベースとドラムが、すごい!その音に合わせて、照明がまたかっこいい。ライブに行って、更に好きになった曲の一つです。多分このときだったと思うけど、ステージ後部からスモークが一斉に吹きあがる。これって、前からだっけ?

"ラララ"

 他の会場でもやってたそうですが、"ラーラララー"のところをここでも男の人と、女の人をわけて歌わそうとしてました。けど、今ひとつ伝わりきれてなかったかな?

 曲が終わっても、会場はラララの大合唱。会場がラララを大合唱、それをやさしい目で見ている桜井さん。「いつまでも歌っていたいなぁ」と思ったその時、あの旋律が会場に流れる...。

"Tomorrow never knows"

 会場のラララ、の大合唱にかぶさってきた曲は、そう、Tomorrow never knows。にくい演出に、まさにさぶいぼ。いつ聴いてもいい曲だが、なんだかこの日は、すごく心にしみた。もう一度歌って欲しかったなぁ。

"終わりなき旅"

 この曲を、悲しい気分の時に聴くと、涙が自然にこぼれてくる。広島公演に行ったときは、とても心が不安定なときだった。前奏を聴いただけで、涙があふれてきて、こらえるのに必死だった。
 最近は、ずっとふさいでた心も落ち着いてきて、安定している。「終わりなき旅」を聴いて、泣けてくるのではなく、自分の体に、力となってしみこんできた。

胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅
"光の射すほうへ"

 ライブのラストの曲。巨大なミラーボールがステージに登場し、メンバーを、会場をキラキラ照らす。

 そしてライブの終了。しかし、また彼らがステージに現れることを願い、信じて、手拍子を続ける。

 そして彼らは、もう一度、私たちの目の前に現れた。アンコール、桜井さんはお決まりのアンダーシャツを、着ている。サポートメンバー、キーボードのSunnyさん紹介後、「エー、鈴木くんを飛ばして...」浦さんを紹介。河口さんの時には、他の会場でもいってたという、「河口くんはスリーフィンガーがうまくて...いろいろ教えてもらいました。時には同じ女を抱いたり。...長くやってるといろいろあって、(笑)」これって、リップサービスなの?それとも...???気になるよぉ!(笑)

 このときのMCだったと思うけど、「このライブが、いやちがう、えっと、はじめて、いや、あの、えっと..」って、何がいいたいねーん!\(^^\と、つっこみたくなるほど、しどろもどろになってしまった桜井さん。(笑)
 気を取り直して、「ライブにはじめてきたという人、手を挙げてみてください」と。周りを見渡すと、かなりの人があげていました。
 桜井さん、謎のピースサイン。そして、「勝った。」
 「???」と思っていたら、みんなはじゃんけんのパーで、自分は、チョキ。勝った、ということらしい。うわ、さぶっ、桜井さん。(笑)
 ちょっと笑って、「30近くもなるのに、こんなこと言ってて....」ってなことを、最高の笑顔で言ってました。かわいいなぁ。

"everybody goes"

 間奏の時、ステージの端の方で気持ちよくギターを弾いている桜井さん。でも気持ちよすぎて歌うことを忘れてた? ♪Ah 仕事の出来ない連中は こう言う〜 を歌うために、猛ダッシュでステージ中央へ走り込む桜井氏。桜井さん、半笑いしてた。(笑)

"Image"

 本当のラスト、Image。この曲はホントに、いい。そう改めて、感じました。

 最後にメンバーを紹介。桜井さんがJenを紹介したとき、Jenが自分の脇の辺りで、両手を小刻みに振って、「バイバイ」って。なんか、異常にかわいくって、私も小さくバイバイって、ふりかえしてしまった。そして4人が手をつないで、お辞儀。「バイバーイ」って、手を振りながら、帰っていってしまいました。このときも、Jenがスタンド席に向かって「ちくビーム(乳首ビーム)」?を。変なやつ、Jenって。(笑)

 約2時間足らずだったけど、ホントによかった。ライブが終わってからも、いつまでたっても体中があつくて...。そして、心はすでに沖縄へと飛んでいたのでした。沖縄でまた、素敵な時を過ごせますように...。

28日の演奏曲

1. DISCOVERY
2. アンダーシャツ
3. 名もなき詩
4. Prism
5. Everything(It's you)
6. I'll be
7. 花 〜Memento-Mori〜
8. Simple
9. ラヴ コネクション
10. Dance Dance Dance
11. ニシエヒガシエ
12. ラララ
13. Tomorrow never knows
14. 終わりなき旅
15. 光の射す方へ
16. everybody goes
17. Image

Mr.Children

Vocal & Guitar : 桜井和寿
Guitar : 田原健一
Bass guitar : 中川敬輔
Drums : 鈴木英哉
DISCOVERY
一つ上のページへ戻る
TOPへ戻る