Sendai仙台を拓いた伊達政宗の兜…
<北斗星>の函館以北区間を牽引し、札幌へ着いた機関車…列車は定刻に札幌駅へ到着した。
函館以北の区間、客車の先頭に立って列車を牽引するのは、DD51型ディーゼル機関車である。函館から先、室蘭の辺りまでは電化されていない区間なので、上野から北上を続けて海峡も越えた電気機関車では走行することが出来ない…函館駅でこの機関車に交替し、函館駅で列車出発時に使用している『ドラえもん』の主題歌に送られ、列車は終点札幌を目指す…
この機関車を2両連結している。更にこの機関車は、<北斗星>、<トワイライトエキスプレス>など、一部の旅客列車牽引に専用で使用されていると見受けられ、青い特別な塗装が施されている。余りお世話になる機会もない機関車なので、好天だったこともあり、写真を撮ってみた…
貨物列車を牽引して活躍しているこの型の機関車も時々見かけるが、それらは赤系の塗装が施されている。札幌は今や185万人の人口を擁する巨大都市であり、北海道の物流の中心でもある。地味な貨物列車だが、本州方面とも青函トンネルで結ばれており、このDD51型が牽引する貨物列車は<北斗星>も通過する路線で時折見かけることがある。以前に室蘭の近くの事故復旧に手間取った際、貨物列車が意外に活躍していて、存外深刻な影響が出ていることが紹介されたこともあった…
そんな、地味に北海道を支えてくれるDD51型が華やかに飾られ、北海道を訪れる大勢の人たちの思い出を彩っていると思うと、勝手に嬉しくなる…

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