What a REGalement! -- Richard E Grant -- INDEX
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A Merry War VIDEO cover

Keep the Aspidistra Flying
1997, UK, 101 minutes

Directed by Robert Bierman
Based on George Orwell's novel
Screenplay written by
Alan Plater

Aka A Merry War (US title) and Comstock and Rosemary

ウィズネイルと僕』や『赤ちゃんにバンザイ?!』のリチャード・E・グラント主演のロマンティック・コメディ!ジョージ・オーウェル原作、ヘレナ・ボナム=カーター共演の佳作であるのにもかかわらず、残念ながら軽視されすぎているような気がします。ヘレナとのカップリングは意外なまでにリチャードの魅力をひきだしているし、1930年代のイギリス文化や当時の雰囲気のお勉強なんかもできちゃったりするんです。悩むリチャード、暴れるリチャード、甘えるリチャード、きれちゃうリチャードなど、お得意の七変化も楽しめる知られざる(?)我らがREG主演作品です。さっそく観てみましょう!
主要キャスト配役
Richard E. Grant ... Gordon Comstock 売れない詩人
Helena Bonham Carter ... Rosemary 広告会社のデザイナー
Julian Wadham ... Ravelston ゴードンの友で編集者
Jim Carter ... Mr. Erskine 広告会社の経営者
Harriet Walter ... Julia Comstock ゴードンの姉
Lesley Vickerage ... Hermione ラベルストンの恋人
Barbara Leigh-Hunt ... Mrs. Wisbeach 最初の下宿の女主人
Liz Smith ... Mrs. Meakin 下町の下宿の女主人
John Clegg ... Mr. McKechnie 最初の古書店の主人
Bill Wallis ... Mr. Cheeseman 次の本屋の主人
Lill Roughley ... Mrs. Trilling ジュリアの上司
Keep the Aspidistra Flying (publicity shot?)
ゴードン・コムストックは広告会社 New Albion のコピーライターで、ある程度の評価を受けていますが、本当はチープな言葉の切り売りにうんざりしています。有名大学出身でなく、貧乏な労働者階級である自分にコンプレックスがあり、いつかは詩人として大成しようと思っています。金持ちの友人・ラベルストンのおかげで MICE という詩集を出しましたが 107 冊しか売れていません。ウェイトレスをしている姉にたかって生活しているようなものです。
とうとう会社をやめ、「自由な詩人」になったことを喜ぶゴードン。ラベルストンに報告しにいくと、彼は生活費の足しになるようにと古書店で働くことを勧めます。また、ゴードンは本屋の主人の勧めで、葉蘭のある家に下宿します。葉蘭はゴードンが忌み嫌う、中産階級の体面の良さや因習性の象徴なのです。
創作活動は遅々としているし、相変わらず自分は資本主義の世の中で労働者階級に縛られていると思うゴードンは、恋人であるローズマリーとセックスできないのも階級や金のせいだとひねくれた考え方をします。

ある週末、カントリーサイドでデートをするも、ゴードンが避妊具を用意してこなかったのでローズマリーはゴードンを拒絶します。(ローズマリーの下着姿にドキドキするゴードンがかわいい!)
そんなとき、カリフォルニアの雑誌に投稿してあった詩が認められ、50ドルのチェックが送られてきます。上流階級の仲間入りができたと喜ぶゴードンは高級レストラン・モジリアーニでシャンパン飲み放題。そして、姉へ返す筈の5ポンドまでもパブで使ってしまい、挙げ句の果てに暴れて逮捕されてしまうのです。(REGはアルコールがダメなのに、また酔っ払いの役。)
古書店はクビになり、下宿も追い出されてしまうゴードンは、恋人にまで見捨てられます。馬糞の売買や、売春、それに葬儀屋などをして生きている人々ばかりが住む、ガラの悪いランバスの本屋で働きはじめ、中産階級以下の汚い暮らし(風呂は一年に一度、誕生日に!)をしはじめるゴードン。より一層、社会的アウトサイダーである自分を認識していきます。

そこへあらわれるのがローズマリーと姉のジュリア。姉でさえ見捨てるゴードンを、ローズマリーは愛しているのです。そして二人は、ノミだらけの汚い下宿で初めて結ばれますが、二人に未来はないように見えるのです。ローズマリーはゴードンの生活や考え方に口を出すようなことはしないのでした。

しばらくして、ローズマリーはゴードンに妊娠の報告をしにきます。とは言っても、彼女はゴードンの思うようにすればいいと言うのです。

図書館で妊娠について調べたりするゴードンは、自分にとって何が大切だったか気づくようになり、風呂に入り、身綺麗になったところで、広告会社に戻ることを決意するのです。そして、ローズマリーと結婚します。
広告のコピーを書いているゴードンは、それでも自分のなかの詩人が死んでいないことを認識します。夫・ゴードンは葉蘭を家に買って帰り、妻・ローズマリーは葉蘭の絵を描いています。もう二人は自分たちが中産階級であることを認めることができるようになったのでした。
この作品はジョージ・オーウェルの自伝的要素の濃い、『葉蘭をそよがせよ』(1936)が原作です。原作をまだ読んでいないので、どこまで忠実に映画化されているかというのは分かりませんが、映画としてはとてもよく出来ていると思います。俳優陣の演技も素晴らしく、脚本にも説得力があり、画面も美しいのです。ひとつだけおかしなところがあるとすれば、仕事と下宿を失ったゴードンが公園でローズマリーと話している場面。最初はベンチの横にゴードンのスーツケースがあるのに、二人がベンチを立ち上がる時にはスーツケースが消えています!スーツケースは歩かないぞ!?(笑)
このページは2002年10月20日に UP しました。
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