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29-Dec-2002


2002年クリマル記録

--- アドヴェント第3週(その2) ---






アントウェルペン(ベルギー)の「大市場広場」にて
(14-Dec-2002 Antwerpen, Belgium)


2002年12月14日(土)


 宿泊地リューヴェンのクリマル見物は翌日に残して、この日はまずアントウェルペン(Antwerpen)へ向う。....つもりであったが、地図を見るとそのちょっと手前のなるMechelen(発音不明)街はちょっと大き目の街で、もしかしたらここにもクリマルがあるかもしれないということで寄り道する。





なんと12月13日〜15日の3日間だけのクリマルで、我々はちょうどその開催期間に遭遇したわけだ。これはよほど日頃の行いがよかったからだということにしておこう。





クリマル全体の風景はこんな感じでドイツあたりのそれと大差ないが、周囲の建物の雰囲気がちょっと違う。もっとも、ドイツでも北のほうへ行くと街はレンガ色が優勢になるので、実は似たような雰囲気なのかもしれない。





看板の文字をごらんあれ。左側のそれはドイツ語(!)でGluehweinと書かれており、右側のwarme wijnというのがフラマン語(オランダ語)なり。ijはたいてい「アイ」という発音になるから、正に「ワイン」である。warmeが英語やドイツ語のwarmに相当する単語であることは容易に想像つくが....「熱いワイン」ではなく「温かいワイン」であるのが面白い。(実際の温度はドイツあたりでのそれと同様に十分熱かった。)

4歳半をすぎた我が家の息子は、以前はクリマル巡りが大嫌いであった(これは我ながらもっともなことだと思う)が....





この手の乗り物の目覚めてからは、ある程度は機嫌よく付き合ってくれるようになった。

 この「予定外のご褒美クリマル」で1時間ほどすごした後、次の目的地であるアントウェルペンへ。冒頭の写真の通り、市庁舎前の「大市場広場」(Grote Markt)に面するかつての豪商達の館には愉快な電飾が施されているが....





この通り、クリマル小屋はあるのに、やっていない!!! そんな惨いことが.....





どうやら、この広場のクリスマス期間のメインの催し物は「仮設スケートリンク」で、クリマル風の出店はその「おまけ」。更に、その開催期間は12月18日〜1月4日ということらしい。仕方ないので、我々は広場に面した観光レストランで、遅めの昼食をとって次の目的地へ向う。





着いたところはブルージュ(Brugge)。ここでは期待通り、街の中心であるマルクト広場でクリマルが繰り広げられていて、買い物帰りの人たちも加わって一際賑わっていた。





ここでも広場に面した商館跡(今はほとんどがカフェやレストラン)の電飾が特徴的。で、その広場の真ん中には....





仮設のスケートリンク。そういえば何年か前、ルクセンブルクのクリマルをチェックへ行ったとき、街の中心の広場にはクリマルは無かったが同様のスケートリンクがあった。昨年フランスの田舎町でも見かけたな。ドイツ語圏では見たことないけど。

あと、ちょっとみすぼらしい写真で申し訳ないが、





ここでも看板をご覧あれ。

「HAMBURGER」や「JUMBO HOT DOG」あたりは万国共通語で説明不要。「BRAAD WORST」はドイツ語の「BRATWURST」に違いない。でも、「VERSE SOEP」って何のスープだろう?

(注:魚のスープなら「VIS SOEP」だったと思う。ちなみに、「v」の字の発音はたいてい「f」となる。よって「vis」は「フィス」、意味はfish(英)/Fisch(独)なり。)


 ....てなところで、お腹も空いてきたのでブルージュを後にする。実はこのあと、ブリュッセルの観光魚介レストラン街で夕食をとろうとしたのだが....目指した界隈の駐車場は完全に満車。順番待ちもままならぬ状況だったので、諦めてリューヴェンへ戻り、なんと前日と同じ飯屋で遅い夕食をとった。(深夜まで食事ができて、子連れで気兼ねなく入れて、かつ魚介がそこそこ食べられる店というのは、土地勘の無い旅行先ではそう簡単に見つかるものではない故。)


その1 その3



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