赤褐色の刺激臭、有毒気体。
一酸化窒素(無色)、四酸化二窒素(無色)と平衡状態で存在する。
水に溶かすと硝酸を生じるが、温度によって反応が異なる。
低温:2NO2 + H2O → HNO3 + HNO2
高温:3NO2 + H2O → 2HNO3 + NO
96センター追試(地理)の出題によると、公害(大気汚染、酸性雨の原因)二酸化硫黄の排出量は、法規制によって、1980年から92年の間に40%減少し、全国的にほぼ環境基準を達成している。
それに対して、二酸化窒素は自動車(特にディーゼルエンジン)からの排ガスに多く含まれ、環境基準を達成しておらず、1980年から92年の間にわずかながら増加している。