Tokyo Sightseeing 1999

旧同潤会代官山アパートメントハウス敷地は大規模再開発中。

代官山のゴルチエ・ショップ
(鈴木エドワード)。

■第2日。

午前3時前位に寝つき、朝8時頃部屋の空調が暑くて目が覚めます。寝不足に加えて、久しぶりに長く歩いて足が筋肉痛。情けない。
この日はまず池袋に向かい、セゾン美術館で開催されているアルヴァ・アールト展を見ます。過去にここで開催されたタウト展やコルビュジェ展と同様、オリジナルの図面や模型、さらに代表的な作品の部分模型などを製作し展示してあり、見応えがあります。僕らからするととくにオリジナルの図面などを見られるのが一番嬉しいですね。ただ、このセゾン美術館はこの展覧会を最後に閉鎖されてしまうのだそうです。残念です。

…新宿、恵比寿、恵比寿より代官山経由で中目黒まで歩く。代官山では「ヒルサイドテラス」(槇文彦)にて開催中の原広司の展覧会を見る。ヒルサイドテラスの駐車場地下に作られたギャラリーに螺旋階段を下る。「様相論的都市における記号場」なんて一見難しそうなサブタイトルがつけられているけれど、要するにグリッドに並べた25の譜面台にLED、ネオン管、フラッシュバルブなどを取り付け、音のない光のアンサンブルを奏でようというわけである。グリッドが基準になっているところがやはり建築屋らしい気がするし、実際の音を完全に排除している点もまた。ただ、変化する光というのは感覚の中に音を喚起するので、確かに「演奏」ではありました。一切の照明は落としてあるのだけれども入口は仕切っていないので、旧山手通りの車の音が聞こえるのが少し残念でした。

「中目黒Tビル」(伊東豊雄)

「千代田生命本社ビル」
(村野藤吾)

誇らしげな「銀座東二丁目五番地」のプレート。「秩父錦」にて。

中野サンプラザからの眺め。