【公演のルール】
・部員が公演前に知らされるのは、担当する登場人物が知っていることだけ
・自分の担当する登場人物が出演しないシーンの台本は配られない
自分の知らないシーンは公演で初めて目にすることになるので、部員は観客として楽しむこともできるわけです。(*3)
【アドリブ】
一般の演劇に比べてアドリブに比重がおかれていることがこの公演の目玉になっています。台本には舞台進行については書かれていますが、具体的なセリフは載っていません。自分のことばで、登場人物を動かしていくことになります。(*4)
ただし、台本から大きくはずれる行動はタブー。この場合には、公演中監督(*5)が指示を出して舵をとります。
公演の説明は以上です。だいたいの雰囲気はつかんでいただけたでしょうか。
- (※1)
- ストーリー原案・構成はキクオ氏による
- (※2)
- 予定はあくまで予定。当日に役者がそろわなかったときは都合のつく日に延期したり、代役をたてて公演を進めた
- (※3)
- 登場人物本人だけが知る「ひみつ設定」があり、これが公演を重ねるごとに明かされていくのも楽しみのひとつである
- (※4)
- アドリブから生まれた名ゼリフ、設定も多い。これらは後続の脚本にフィードバックされることもあった
- (※5)
- キクオ氏は脚本家でもあり、監督でもある
解説担当:宇佐美ナオ