このページはこの HP を運営していて感じたこと、Red Sox のことなどその時書きたいなと思ったことを不定期に書いて行く Column です。matsudy が気が向けば書くということなのであまり期待しない下さい。 "Upcoming Sox Dynasty" というTitle はただそうなればいいなと思ってつけました。


Upcoming Sox Dynasty(1/27/98-2/28/99)
Upcoming Sox Dynasty(3/8/98-4/23/99)
Upcoming Sox Dynasty(5/1/98-6/27/99)
Upcoming Sox Dynasty(7/15/99-12/29/99)


McGwire 70 HR Commemorative Bat(2/8/2001 Update)

 12 月の後半、一通の封筒が届いた。差出人は Upper Deck。一瞬あれっと思った。なぜ Baseball Card Company の Upper Deck から手紙が来るのだろう。ちょっとどきどきしながら封筒を開けてみた。手紙が入っていて MaGwire 70 HR Commemorative Bat が当たったので、欲しければ同封の書類にサインして送り返して欲しいとの内容だった。僕は Baseball Card の Pack を買う度にとりあえず当たる確率がどんなに低くてもとりあえず Sweepstakes は応募することにしている。Baseball Card を買う人はわかると思うが、買わなければ絶対いいカードを引くことはないのだ。それと同じで応募しなければ当たらないのだ。ダメもとで出していて忘れた頃に幸運がやってくることがこれまでにもあった。しかし Bat が当たるとは思わなかった。
 昨日、その Bat が送られてきた。Rowlings の McGwire Bat に刻印があり 70 号の説明が入ってあった。Sequential # もしっかり入っており非常に Collector を刺激する Bat であった。幸運な人が僕の他に 6999 人いるらしい。Game Used Bat でもないし、McGwire は別にそれほど好きな選手ではないけれども歴史の証拠としてもっておこうと思っている。


24-B(2/8/2001 Update)

昨年 12 月引っ越しをした。11 月には部屋が決まっていた。今の部屋は 24-B だ。Ken Griffey Jr.-Boston とそのときは覚えていた。引っ越し直前になって Ramirez と契約し彼の背番号が 24 に決まった。引っ越しに関係していろんなところで 24-B と書くことが多くその度 Ramirez-Boston, Ramirez-Boston と思いつつ書いてきた。どうでもいいことだが、こういう偶然は好きだ。


Rotation(2/8/2001 Update)

Scouting Report を読んでいると、Good Rotation という言葉をよく目にする。この言葉は Breaking Ball に関する記述によくでてくる。きちっと変化をするためには進行方向に向かってどう球が回転しているのか、縫い目がどの方向に向かって進んでいるのかが重要なのだ。変化が大きくなるためにはどういう握りでどういう手首の使い方をすればいいかを考えなければいけない。ものすごく当たり前のことであるが Major Leaguer も必ずしもきちっとした回転をかけることができている訳ではない。だからこそ Good Rotation をかけることができる人に対しては Good Rotation をかけることができるという評価がされているのである。Pedro の Curve, Cutter, Change up がなぜあれだけ変化するのか。一つには Good Rotation がある。


Kerrigan Pitching CoachB(2/8/2001 Update)

 彼の Sox 投手陣への貢献度は高い、彼は1999 年には 1914 年以来の AL Team ERA #1 を Sox にもたらし、2000 年も同様 AL #1 をもたらした。もちろん Pedro の影響はあるけれどもそれだけでは語れないものがある。投手個人個人の特徴を理解し的確な指示を出しているようだ。少し決まりごとが多いという不満の声も聞こえてくることがあるが結果を出しているのだから彼はよくやっているといえるだろう。2000 年 Fassero が Sox と契約したのも、Cone が Sox と契約したのも Ferrigan が Pitching Coach をやっているからというのが理由の一つだった。GM が Williams 監督と契約する前にまず Pitching Coach Kerrigan と先に契約したのも 、最近彼と長期契約をしたのも理解できる。今季も AL #1 になるようであれば Ramirez の加わった Lineup と合わさってもの凄い Team になるのではないかと思う。


Wakefield (2/8/2001 Update)

彼はここ2年ほど何でもできるという特技から Starter, Setupper, Long Reliever, Closer をやってきた。毎日でも投げられるし、Pitch Count も気にしなくていい。今季は Starter としては多分やっていけないと思うが Long Reliever として活躍するのではないかと思う。彼一人で投手2人分の価値はあるのだから 25 人のうち 10-11 人しかいない他の P を助けることになる。162 試合の長丁場を戦う上で Wake の価値は大きい。 Sox の AL Team ERA #1 には彼の貢献度は大きいと思う。


Ramirez(12/26/2000 Update)

 OF Manny Ramirez と Sox は契約(8年 $160M)した。心の中では強打者をとって来たというのはわかっているのにどうもしっくりこない。それは Cleveland と 98, 99 年の Playoff で戦ってきて Ramirez に怖さを感じるよりも何か彼に問題があるように感じたからだ。99 年の ALDS では Sox 投手陣は Ramirez を 1 for 18 に押さえた。98 年、彼は打った球が HR だと思って走らなかった。余裕で Double の状態が Base Hit に終わっている。そういうことが 2 回ほどあったような記憶がある。
 Cleveland から1人引き抜いていいといわれればと迷わず 1B Thome を選ぶ。彼ほど敵に回していやな男はいない。どうやっても彼に打たれる、いいところで彼に打たれる。こういう気持ちを Ramirez に感じたことはなかった。これが違和感の正体だ。


 ところで来期の Lineup を予想してみた。

1)2B Offerman
2)RF Nixon
3)SS Nomar
4)LF Ramirez
5)CF Everett
6)DH Bichett
7)1B Dauback
8)C Tek
9)3B Val(復帰すれば)

 ケガなく働いてくれれば伝統の強打が復活する。これに ERA No.1 投手陣(Pedro 以下の Rotation が少し問題)にがんばってもらえれば 90 勝はできる。Playoff 出場の可能性は高いといえる。期待しよう。


2000 Flag Deal 考察(8/12/2000 Update)

さて今年も GM Dan Duquett は Trade Deadline の 7/31 までにいくつかの Trade を行ってきた。これに関する僕なりの意見を述べたいと思う。

この時点で Sox はいろいろ問題を抱えていたのだが、それでもここだけは補強してこないだろうと思ったのは Bullpen と Catcher だった。Bullepn は Setupper に RHP Pichrado(思ったより活躍している), RHP Garces, LHP Cormier, Closer RHP Lowe がいい働きをしている。Long Reliever に RHP Florie がいてとりあえず問題はなかった。RHP Beck もDL から復帰したところで Bullpen に厚みが増していた。ここを補強してくることは多分ないだろうと思っていた。

そしてもう一つの C だが、の Varitek (Switch Hitting) が手首のケガで打撃に影響が出ているものの毎日出場していた。 Hatteberg(Left-handed Hitting) は出番こそ少なかったが DH で出場するなどしており 3 人目の C をとってくることは考えられなかった。逆に Hatteberg を狙っている球団がいると噂されていたが Tek の手首を考えると彼を放出することはないと思えた。

これら以外について Sox はいろいろと問題を抱えていたのは確かだった。まずは Rotation。Pedro は別格としてそれ以外の Ramon, Fassero, Schoureck, Rose には問題があった。Ramon は予想されたほどには勝ってくれなかった。特に初回に大量得点を許す試合が目立つなど制球に苦しんでいた(後に右膝の故障が発覚、 DL 入り)。Fassero は開幕から勝ち星を重ねていたものの 6, 7 月に入り急に勝てなくなった。それまでの勝ち星も見方の大量点に助けられてのものだった。Schourek は好投しても見方が点を取ってくれない日々が続き、6 回以降に打たれて負けるパターンで黒星が先行していた。そして肘、肩を痛めて今季絶望とまで言われていた。Rose はこの中で一番安定感がなく、早い回に打ちこまれて回復の兆しもなく降板、それが連続することもあり AAA に落とされてしまっていた。希望の星は Wake だけで、先発に戻ってからは 4 連勝するなど Pedro についで安定した投球をしていた。

Pedro, Wake, Ramon, Fassero でなんとかまわして Crawford, 大家投手で 5 番手をまかなうしかないという状況だった。冷静に考えてみて先発陣にもう一人誰か持ってこないとこれから Playoff を狙うには問題がありすぎると思えた。

内野にも問題を抱えていた。SS Nomar は問題なし。足のケガがあっても温かくなった今ではそれほど問題はあるようには思えない。2B は Offerman を押しのけて Frye が定着していて守備が安定し安心して見ることができるようになっていた。 3B は Val, Veras の争いになると思われていたのが、 Val が膝のケガで今季絶望、これで Veras が活躍するかと思われたが、打てずに UT Alexander が先発出場することも多くなっていた。1B に目を移すと開幕から大爆発で Everett から 3 番を奪った Daubach が好不調の波が大きすぎて、あたりが止まっていた。Stanley は全く当たる兆しがなく .200-.220 で結局どこも悪くないのに DL(公傷は肩の痛み)に入れられる始末だった。Offerman が 2B Frye に押し出される形で 1B に来たけれども率は上がらず、Daubach, Stanley の守備よりは安定しているがやはり本職ではないということでどうも不安が残っていた。

外野は外野で離婚問題で頭が一杯だった O'Leary が DL 復帰後(Personal Problem) なんとか復調、CF Everett は好調だったものの審判ともめて出場停止を食らっていたり RF Nixon は足を痛めて DL 入りするなど問題を抱えていた。Lewis は打率が .250 を切ったままの状態が多く、また DL 入りするなど開幕時の状態からは大きくかけ離れていた。AAA で活躍していた Alcantara 昇格も怠慢プレーが目立ち出場の機会がなくなっていた。

このような状況のもと、冷静に補強をするならば先発、外野、内野(特に3B, 1B), 右打者(DH)の補強が考えられた。

さて実際GMはどう動いて来たのかを検証してみる。最悪の状態だった 6 月を終えるころ GM が危機感を感じたのか、早めに動きを開始した。6/30 に SD から 3B Ed Sprague と RHP Jason Sekany (AAA の送られた) を獲得した (Boston から INF Cesar Saba, RHP Dennis Tankersley が SD へ)。この Trade は評判の高かった SS Saba を出したので少し驚いたが、Vears が Val の穴を今の時点で埋められないとわかった今、これはしょうがないといえる。それなりに打てる 3B をとってくる必要があったのでまずはこの時点で 3B の問題はなくなった。

次の補強は OF Bernard Gilkey の獲得だった。7/4 に AZ を解雇されていた Gilkey と契約した。6/19 に O'Leary が DL 入りし、6/27 に Nixon が DL 入り、7/1 には Lewis が DL に入った。開幕時の OF 4 人のうち、3 人まで DL 入りし LF Daubach, CF Pride, RF Frye という情けない布陣もあったのでこの補強は納得がいく。Trade ではなかったので Sox にとっては痛くない。

7/27 に Colorado から RHP Rolando Arrojo, INF Mike Lansing, RHP Rich Croushore (獲得後 AAA に降格) と金銭を獲得。Sox からは RHP Brian Rose, RHP John Wasdin, INF Jeff Frye, RHP Jeff Taglienti が送られた。この Trade の評価は非常に難しい。ESPN.com などの情報によると RHP Arrojo が欲しければ Lansing も一緒でないと Trade しないというのが Colorado の方針だったようだ。Lansing の来年の契約 $6 M を何とかしたかった Colorado がこういう条件出してきたのはうなずける。Sox GM にとって一番欲しかったのはやはり Arrojo だろう。高地 Denver で結果を出せていない Arrojo だが湿気の多い Boston だと彼の変化球が元に戻るのではないかという考えはわかる。TB の 1st Starter であったことや彼が TB に契約する前に Arrojo 獲得競争に参戦していたことも獲得の理由に挙げられる(Dan は自分がいけると感じた選手の場合は獲得してくる)。Playoff を狙える位置にいる Sox にとって必要なのは Major で既に成績を残している計算できる Starter だったのである。Arrojo を獲得するためには Lansing がセットでついてくる。これをどうするかが他の GM の悩みだったはずだ。ところが Dan の場合彼が Expos GM 時代に Lansing を見てきているため、Lansing を評価しやすかったのだろう。Dan にしてみれば Arrojo, Lansing ともに才能に関して自信があったことは今回の Trade の大きな理由であるといえる。しかし、まだ話はこれで終わらない。2B Lansing を来年の契約分まで納得してとったとして、Sox 2B はこれからどうなるかということがある。2B Frye がいい守備で安定しているのにそこに Lansing をもって来ることは明らかに問題があった。GM は開幕前から Frye を Trade で出したかったのだがどこももらってくれる球団がなかったという経緯がある。Fryeも結構高給取り($2.5 M)でかつ膝の不安を抱えていたからだ。しかし 7 月末の時点では彼の放出はないと僕個人は思っていた。これは僕の憶測だが Lansing を引き取るから Frye をとってくれと Dan が持ちかけたのではないかと思う。この Trade の数日前 Stanley を Waivers にかけた(事実上の解雇となる)と言うことに関して Frye が GM に結構ひどい言葉を浴びせていた事実がある。ただこれだけで Frye が放出されたとは思わないが、影響はあったと思う。Frye 以外に放出された選手は Rose, Wasdin, Taglienti だった。Rose について言うと、結局彼はチャンスをもらった 3 年間で年間を通して活躍することができなかった。98 年は肘の故障で春先だけ、99 年は春に活躍したのだが中盤から終盤にかけて打ち込まれて AAA に降格、今年は開幕からどうも早い回に KO されることが目立ち AAA に落とされていた。もっと Sox が我慢をすればいいといえなくもないが、Sox は Playoff Contender であり Baseball Town の Boston が本拠地で Fan もこの状態ではもうあきらめてもしょうがないところまで来ていたと思う。Wasdin も同じ様なもので Canseco との 1 対 1 のTrade で来たことには輝かしい未来があったのだが、先発して好投していても勝てない、そして気がつけば Long Reliever となっていた。Spot Starter と Mop-up の仕事でも結果を出せない。そして失投ではないいい球を打たれることが多かったのも事実だ。Kerrigan Pitching Coach のお気に入りで Bullpen では調子がいいのに打たれてしまう。そんな彼が今年は調子を落とし AAA で調整というところまで来ていた。Taglienti は少し名前を聞くかなと言う程度の人などであまり出すことについては問題なかったといえる。これらの理由から Colorado 側は Arrojo (Coors Field では勝てない)、Lansing (高給をどうにかしたい)という思惑と、Rose (もうあきらめ)、Wasdin( もうあきらめ)、Frye (高給をどうにかしたい)、 Taglienti (つけてあげる。金銭ももらうから釣り合いをとるため)という思惑が合致した Trade であったと思う。問題が残るのは Lansing の来期の給料と Frye がいなくなることでの守備の不安と Team Chemistry (Frye は人気者)だった。個人的に Frye を出したのは痛いのではないかと思うが、どこかで帳尻を合わせなければいけないのだからこれはしょうがないこととあきらめるしかないと思う。

ここまでが Deadline までの動きだった。しかしこれで終わった訳ではなかった。8/3 に Phi から 1B Rico Brogna を Waivers により獲得した。ここで注意してもらいたいのは Waiver Deal ではないということだ。Phi が Pat Burrell の台頭により $ 4.2 M の給料の Brogna をどうにかしたいと考え Tarde しようとしていたらしいのだが、うまくいかなかった。Sox との交渉では Brogna の給料をどちらが払うかということと 2B Sadler を Sox が出したがらなかったことで難航し、結局折り合いがつかずに話は一旦流れた。しかし Phi はどうしても Brogna の給料を除きたかったため、Waivers にかけることにした(Waiver Claim した場合は残りの給料は Claim した球団持ち)。Sox までまわって来たときに Claim したので Sox が残りの給料を払うことで Brogna を獲得することができた。 このためこちらから出す選手は必要ではなかった。Brogna は左打ちの 1B で守備には定評がある。強打でもしられている。地元出身でもある。1B の守備が不安な Daubach やまだましではあるが Offerman よりも守備はうまいはずだ。

こうやって見てくると課題であった Starter, 1B, 3B を何とかとってきた GM は今回もよくやったのではないかと思う。Prospect もほとんど失うことはなかった。現在の Farm System の人材はあまりいいものではない。Pedro 獲得に Pavano と Armas Jr. そして C. Everett 獲得に A. Everett を出してきたためと、のびてくるはずの選手の成長が止まっていることが挙げられる。一時は噂があった Sosa の件(GM はそれほど興味を示したわけではないと言っていた)で RF Nixon, 1B Stenson, C Lomansney、大家投手か Kim などを出したら 2, 3 年再構築にかかるどころか Farm 自体がぼろぼろになってしまう。そんな状態なので Dan としてはいかにこちらのダメージを少なくしていい選手をとってくるかが今年の課題だったと思う。大物をとってこようにもこちらから差し出す駒が不足していたというのが、Patchwork Deal などと言われる今年の補強につながったのではないかといえる。

最終的な評価はすべて終了してみないとわからないが、個人的にはよくやったと思う(決して満足はしていないが)。しかし、Stanley をあきらめ、Frye を出してしまったことがどれだけ他の選手に影響するのかは未知数だ。3 年連続 Playoff にでれるかどうかは 8, 9 月にかかっている。今はとりあえず現状の戦力で行くしかない。Sox の調子が上がってくれることを期待したい。


Lowe as an ALL STAR(7/21/2000 Update)

 RHP Derek Lowe が All Star に 選ばれて、1回だけだったが登板機会をもらった。彼が 1997 年途中に Boston 来てから(実際に1998 年開幕前TV で彼の登板した Exbition で見てから)注目してきた僕にとっても非常にうれしい瞬間だった。でかい体 (6-6)とどこか子供っぽいしぐさ、Heavy Sinker と Sharp Curve、少し髭をはやして少しは堂々としてきたが基本的には童顔な顔。そんな彼が All-star Pitcher として投げているのである。

 少しは緊張して打たれるかなと思って見ていたら、危なげなく切り抜けた。いつもと同じくボテボテの打球が多かった。投球数も少なくていつも通りの省エネ投球だった。この省エネ投球こそが彼の貴重な武器になっているのだ。今年から Closer Lowe となることに決まってからは、どの批評もこれまで Lowe が担当していた 7, 8 回を誰が投げるのか、Lowe が Closer として 9 回しか投げないのでは年間 70 IP ぐらいで Setupper として投げていた 110 IP から考えると 40 IP の差が生じてくる。これは勝ち試合の 40 IP なので非常に重要になるはずで Beck を Closer で Lowe は Setupper にした方がいいという意見さえもあった。

 今年の Season は半分を消化したが、Williams 監督の考えがわかった。Lowe を7, 8 回に使うのではなくただ 1 回ずらして 8, 9 回に投げさせる方針なのだ。Cormier, Garces に 6, 7 回 を投げさせて Lowe は 8, 9 回。これが非常にうまくいっている。9 回 1 IP を投げるだけの投球数で 8,9 回の 2 IP 投げられる Lowe でなければ絶対無理な芸当である。典型的な Closer と言えば速球中心の三振をとりにくる投手であるが、彼の場合は違う。Sinker を引っかけて内野ゴロを打たすのが彼の投球だ。Closer として活躍してるが未だに僕は Starter としての Lowe を見てみたいと思っている。Pedro に次いで #2 として 15-20 勝をできる投手になるだろう。しかし 110 IP をどうするかと言われればやはり Closer でいくしかない。彼の特殊能力が本来彼が一番やりたいことから遠ざけている。これだけ成功しているのだからいいのだろうが非常に残念なことだと思う。



     
Nomar Watch(7/21/2000 Update)

     1991 年僕は Boston にいた。丁度今頃だ。1991 年と言えば Ted Williams が 最後の 4 割を打った1941 年から 50 年後である。TV では 50 年前の Ted というコーナーがあってNewsの終わりに50年前の Ted の結果を放送していた。2 for 3, 2 for4, 3 for 5 という結果が続いていて、ここまで打たないと 4 割は打てないのかと真剣に驚いたことを覚えている。

   さて今年、1991 年の夏に感じたのと同じ様な感覚が再び戻ってきたのだ。Box Score を見る度に 2 for 3, 2 for4, 3 for 5 そして 4 for 4 などという Nomar の結果をよくみかける。ついに Boston Globe も HP で Nomar Watch というコーナーをもうけて打率と前日の成績を載せるようになった(Boston に住んでいないので実際の Globe に印刷られているかどうかはわからないが多分印刷されているはず)。それだけ注目されている。Season 終了まで 4 割を狙えるかどうかはわからないが、Nomar にはガンガン打って Team を引っ張ってもらいたい。

 

       
LHP Schourek7/21/2000 Update)

 Schourek が勝てない。別に悪いときもあるが、いいときも勝てない。昨年の Rapp や Portugal より安定はしてるのだが勝てない。勝てないのだ。このところ12 先発連続で勝っていないという。運も実力のうちというが、このままずるずるいくようであれば Rotation 落ちする可能性もある。Wake が先発にまわって 4 連勝するなど結果を出しているので余計に Schourek が目立っている。よく投げたけど勝てなかったというのはいい訳にならない所に Sox はいる。Schourek が生き残るためには勝つしかないのだろう。

   とここまで書いてHPをUPしようとしたら Schourek DL 入りで大家投手昇格というニュースが飛び込んできた。Schourek 今季絶望という可能性もあるらしい。

 

      
2 番(7/21/2000 Update)

 Val が今季絶望となり Nixon が 2 番を打っていた。その Nixon が DL に入ってから 1)Offerman, 2) Frye という Lineup が多くなった。しかし Offerman, Frye のどちらかが休みのときには「えっ?」と 驚く 2 番を見かけるようになった(Offerman Dayoff の時には 1 番 Frye)。Daubach, Varitek, Burkhart。全く走る意志のなさそうな 2 番。1 回の表から足を止めての打ち合いを仕掛けるようなものだ。



             
Saba 放出 (7/1/2000 Update)

SD から INF Ed Sprague を Trade するために SS Cesar Saba とP Dennis Tankersley を放出した。 SS Cesar Saba という名前が ESPN を見ていて出た瞬間、凍り付いた。SS Cesar Saba を出した......。実際にTVでも見たことはなかったので何ともいえないが、SS Adam Everett を放出できた背景には Saba が Sox Minor System の SS Prospect として将来を有望視されていたことがあった。 その彼を今回出してしまった。Ed Sprague は今年限りの選手のはず。その彼に Saba を出すだけの価値があったのかということは数年後になってみないとわからないのかもしれない。


イライラ (6/28/2000 Update)

パニックではない。シーズンはまだ半分も終わっていない。まだ先は長いのだ。しかしこの感覚はなんだ。どうもSoxの調子が悪い。壊滅的に何かが悪いのであればTradeで何とかできないことはないのだが、そこそこ調子が悪いというのが今の現状だろう。けが人は例年のように山ほど出ていてLineupは猫の目のように変わっている。ケガするのはしょうがないとはいえ、昨年はけが人続出しても勝っていた。しかし今年は去年より Everett の加入で攻撃力が増したはずなのに勝てない。投手陣ががんばっているときは打てない。投手陣が崩壊するときにはなぜか思い出したように打線が爆発する。どうしたことだろう。何が問題なのだろうか?6月にはいってから負けることに慣れてしまったような気がする。今日も勝つかなから今日も負けるのではないかという気持ちになっている。これではだめだ。珍しく毎日イライラしている。たかが Baseball なのに....。


OF Morgan Burkhart, OF Israel Alcantara(6/28/2000 Update)

7/31 の Trade の Deadline に向けて Sox は大きな賭をしてきた。 OF Morgan Burkhart と OF Israel Alcantara を昇格させてきたのだ。二人とも AAA でそれなりの成績を残してきた外野手だ。Burkhart は Independent League から 1 年半で Boston 昇格、そしていきなり 5 番 DH で使われていた。Alcantara も昇格してすぐ6 番 RF で使われていた。彼らが 7/31 までにどれくらい活躍できるかでTradeのシナリオが変わってくる。 O'Leary を押しのけて LF に Alcantara が定着できるようならすばらしいし、DH を Switch Hitter の Burkhart が Daubach, Stanley と争うぐらいになってくれれば非常にうれしい。とりあえず今のところは彼らがどれくらいやれるのかはわからないが Sox Minor System からの補強でどこまでやれるかみていきたい。


2000 #3 Draftee Mat Cooper (6/16/2000 Update)

今年の Sox の Draft で 3 位指名された Cooper は僕と同じ町に住んでいる(彼の実家とは 2 Km の距離)。たった 4 万人の町にである。丁度 Draft の 2 日前職場の友達(旦那さんが Softball Coach )から Cooper という高校生が Sox の Tryout に参加し Fenway で Green Monster 越えを 3発打ったという情報をいれてくれていた。1st, 2 nd Round の可能性もあると聞いていたのだがそのときは New Englander 中心の Draft を行うだろうと思っていたのであまり真実味はないと思っていた。しかし NYY も興味を持っているとの話はきいていたので注目はしていた。
そして Draft 当日 Sox は 3 順目で彼を指名した。今日いきつけの Crad 屋さんにいって彼のことを少し聞いてきた。カード屋のおっちゃんは地元の高校で Baseball Coach をやっていたこともあったり、このあたりの High School Baseball Coach や College Baseball Coach には顔が利くのだ。彼が Mat Cooper のことを知っていないはずはない。いろいろ教えてくれた。おっちゃんは Confidential な情報は言えないけれども言える範囲で僕に教えてくれた。それは1) Decent Power と Strong Arm を持つ Fine Baseball Player であること。2)彼の目から見れば Baseball より Basketball の方に才能があること。3) Draft 前に既に Sox と Signing Bonus などの契約についての話し合いはできていたということ。4)Oral Roberts Univ. (この当たりでは結構 Baseball で有名)に進学することが決まっていたことだった。
月に一度くらいの頻度でやってくるのできたらサインをもらっておくよといってくれた。どこまで彼がやれるかわからないけど注目はしていきたい。

Frye 2B (6/16/2000 Update)

Offerman が DL に入っている間に Frye が 2B を守っている。ものすごく安心して守備が見ていられる。Double Play にも問題がない。Offerman の 2B とは大違い。 守備のうまい Sadler もいるので Offerman の 2B はもしかしたらこれからすくなるなるかもしれない。Willimams 監督は守備重視なので昨年もこういう動きがあったが1Bに最終的に移動がなかった。しかし、Stanley の Power が落ちてきている今、DH/1B Offerman という可能性が高くなって来ていると思う。AAA には Frye タイプの Eckstein がいるので彼が将来の Sox 2B になる可能性もある。


Back-Door Fastball (6/16/2000 Update)

Bos@Atl を TBS で見ていて Maddux の投球を見ていて驚いた。彼は Back-Door Fastball を投げる。Ball から Strike になる Back-Door Curve は聞いたことがあるが Back-Door Fastball というのは初めて聞いた。確かにあれだけの Movement があれば Back-Door Fastball というのもあり得る。外角内角ぎりぎりに Back-Door Fastball を投げられたら打てない。


Sadler(6/7/2000 Update)

Sadler は誰かに似てるなぁと思っていた。昨日わかった。ナイナイの岡村だ。




爆弾(4/30/2000 Update)

4 月20日のDet 戦、21-23日までの Cle @Fenway が雨で中止となった。4 月20日は9月16日に、そして 4 月22, 23日の試合は 9 月 20,21 日に Double Header をすることとで消化することが決定した。Playoff をかけて戦っているときに Cleveland と 9 月 19 日から 3 日間で 5 試合戦うことになる。この時点でもう Season 終了までに2 週間は切っている。Cleveland はもうそのときに地区優勝を決めているかもしれないが、 Sox は NYY と激戦をしているか、Playoff 争いで必死だろう。いくらそのときに貯金があったとしても Cleveland 相手ではなにがどうなるかもわからない。Sox は 9 月に爆弾を抱えたことになる。Det との Double Header を考えると 6 日で3 回 Double Header をやらなければいけないことになる。幸い 9 月ということで Roster は拡大しているので Minor の投手を総動員できることになる。それだけが唯一の救いかもしれない。


Offerman の不振(4/30/2000 Update)

昨年春快調に飛ばしていた Offerman が不振に悩んでいる。そして昨年不振だった Nixon が好調だ。Offerman の不振はあきらかに Sox の得点力に影響を与えている。Offerman がまず出塁して、Nixon、Daubach、Nomar、O'Leary、Everett で得点する青写真が崩れてきている。彼の早期スランプ脱出を願うばかりである。

右の DH(4/30/2000 Update)

vs LHP の時の右の DH がいない。昨年の Huskey、そして Spring Camp の Cordova がいないからであるが、DH Alexander を見たときにこれは問題ありだと思った。今まで DH Frye などは見てきたがそれよりひどい。現時点ではしょうがないのだが Val が復帰したときには DH Val を頻繁にみることになるだろう。昨年 Off に TSN で DH Veras の可能性もあると書いていたが、そうなることはなさそうである。


Nomar 2000(4/30/2000 Update)

Nomar が今年も快調に高打率でとばしている。ビックリしたのは昨年までは Slider で三振が多かったようにおもうのだが、今年は泳ぎながらも SS の頭を越える Hit にできているような印象を受けた。いまいち調子にのれないといい続けていた昨年は初めて Batting Champ になった。今年はどこまで打率を上げれるのだろうか?相変わらず初球ストライクなら振ってくる彼の性格は何も変わるような気配はないのだが。

Everett 効果(4/17/2000 Update)

 Everett の加入で打線は大幅に強化されている。彼が6番を打つというのは他の Team にとっては驚異のはずだ。

1)2B Offerman
2)RF Nixon
3)DH Daubach
4)SS Garciaparra
5)LF O'leary
6)CF Everett
7)1B Stanley
8)C Varitek
9)3B Veras
 Val の怪我で Nixon 2 番、Veras 9 番にはなっているがこれが今の基本的な Lineup である。3-6 番までみんな一発の狙える打者が並んでいる。個人的には O'Leary 6 番の方がいいとは思うがそれはいってもしょうがないことだ。
 Nixon, Tek も今年は十分 30 HR を打てる可能性がある。もしかしたら Nixon, Daubach, Nomar, O'Leary, Everett, Tek と 6 人 30 HR 以上を打てる打線になるのかもしれない。昨年までの CF Lewis と比べると打線は確実に強化されているのがわかる。Everett を 6 番におくことで Daubach-Nomar-O'Leary は勝負してもらえる。3 番では自由に走れないのだが 6 番と言うことで少しは自由に走らせてくれるだろう。Sox にとってはいいことばかりだ。
 これも実力で 3 番を勝ち取った Daubach の成長というのが監督に大きな影響を与えた結果といえなくもない。


Val の膝と Burkhart(4/17/2000 Update)

 手術したところではなくて違う場所に痛みがあるという。Val は手術後キャンプでとばしすぎたかもしれないといっていた。確かに手術後に無理をしなくてはいけなかったのかもしれない。それだけ彼も Veras の陰におびえていたのかもしれない。
 Val が DL から復帰しても Veras を落とさないで Val を DH で使うのではないかという憶測が飛んでいる。それもありそうだ。しかし Daubach や Everett が DH で使われてるので彼らと比べると少し見劣りしてしまう。Willimas 監督、Duquette GM はどういう結論をするのだろうか?これから少し Val/Veras の使われ方を注意してみていきたい。
 また Marty Cordova と契約しなくて Gaetti を開幕に残したのは DH Morgan Burkhart が GM, 監督の目に止まったからだとも言われている。個人的にははやくDH Morgan Burkhart が昇格して HR を量産して欲しいと思う。Val DH より威力はありそうな気がする

 
Walk-off HR(3/6/99 Update)

 日本語で言うサヨナラHRのこと。1999 Season 終盤から ESPN Baseball Tonight で頻繁に使われるようになった。師匠も使っていた。これまでは Game-winning HR などと表現していた。これからは Walk-off HR が定着することになるだろう。


運動能力重視(3/6/99 Update)

 GM Dan Duquette が GM に就任してから Draft で取る選手の見極め方が変わったと言われている。Gorman GM 時代はとりあえず打てる選手(Mo Vaughn など)を中心に Draft していたが、現在は運動能力重視の Draft になっているという。伝統の Fenway Baseball(足を止めて打ち合う)を目指すのではなくて、守って勝つという方向がでているといえる。1994 年のDraft では Nomar, Sadler, Coleman が Draft された。Sadler はあの5-6 という小さい体だが Farm を含めた Sox System で一番の快足だ。Sox の Scouting Report にもこの運動能力重視というのが現れているはずだ。Houston から移籍した CF Carl Everett は高校時代 400m Relay で State record を出したほどの快足らしい。 打てるけれども守れない、走れない選手は Boston では使われなくなっていると思う。それが DH Huskey と再契約しなかった最大の原因ではないかと思っている。


eBay(3/6/99 Update)

 Internet Auction #1 Site。ここではいろいろな品物が取り引きされている。僕が利用するのは Trading Card/Baseball だ。市価の(Beckett High)の約半額で落札することができる。最近 Pokemon Card で小金をもうけたのでそのお金を使って Rookie Card に投資することにした。いつも落札できるとは限らないが(勝ったときは滅茶苦茶うれしいし、最後の10秒で逆転された時は相当悔しい思いをする。)、楽しみながら将来値が上がると思われる Rookie Card を落札した。Nomar の Rookie Card は持っているので Jeter, A-Rod, McGwire, Griffey Jr. を落とした。注意しなければいけないのは Grading されていない Card を買うことと、写真の乗っていない Card に Bit することだ。やはり安心して落札するなら PSA 8 レベルのカードをねらうのが適切ではないかと思う。落札して送られてきてから Grading に出して PSA 8 レベル未満の Garde で帰って来れば損をするからだ。もちろん PSA 9 になって帰ってくるかもしれないが、Beckett の Grading Stats を見ていると可能性は低いと思う。
 とりあえず 30 年寝かすつもりだ。そのころはいい値段になっていると思う。それまではとりあえず選手の皆さんにはがんばってもらいたいと思う。特に McGwire と Griffey Jr.。Hank Aaron の HR 記録を破るようなことがあれば一気に価格は上昇するだろう。気長に待つことにしようと思う。