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6/8/1999
GSというと、「なつかしのGS全集」みたいなタイトルのものが頭に浮かぶんじゃないかと思うんですが、実は案外とアルバムが再発されているものです。ここではそうしたオリジナル・アルバムの再発を中心としたGSのレコードの紹介をしていきたいと思います。
ここに挙がっているのはすべて再発が出ており、せいぜい3000円もあれば買えるレコードばかりです。オリジナル盤を購入しようと思うと安くてもこの倍くらい、場合によっては万単位のお金が必要になります。入手困難な盤を購入するのは私には無理ですし、個人的にはオリジナルにこだわることもないので、ここは再発盤のみの情報とします。
再発盤でも、音に関する限りでは十分いろいろなものが聴けるようになってきています。レアなものに向かうのは再発が出ているものを聴いてからでも遅くはありません。オリジナル盤に高いお金を払うのは、ジャケットやモノとしてのレコードにお金を払うに等しいので、音楽を聴くためには避けて通れない状況にでもならない限り不要な出費だからです。
いろいろと当時のヒット曲を楽しみたいということであればここに出ている盤ではなく、「GS全集」というようなレコードを購入した方がいいでしょう。その場合でも各社いろいろと出しているので順番に揃えていくぐらいでいいかと思います。
ここに挙がっていないマイナーなGSについてはこちらをご覧下さい。
そうそう、トップのメニューからは外しましたが、謎のランキングはこちらに健在です。
スパイダースの映画がビデオソフトとして発売になりました。私は手始めに「スパイダースの大進撃」だけ買いました。出来れば全タイトル購入しておきたいところです。GS映画のページがこんなところに!(自作です)
Cover |
Title |
Memo |
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The Tigers On Stage (The Tigers) CD : POCH1346 |
タイガースは今もなお人気のあるグループですが、演奏力などいろいろ不満の残るレコードです。ライブだけれどもロック的な活気が乏しいのが残念。 The Tigers liked to play the songs of The Rolling Stones. But it may be really a boring record. Their musical skill was just terrible. Later, they changed their musical style into orchestral pop. |
もうすぐスキャンします | The Spiders Album No.1 (The Spiders) LP |
スパイダースのファーストアルバムです。音的にはマージービートと同時代のポップの混合的な感じで、同時代のイギリスと比較すると若干古めです。 The Spiders were the most important in the originaters of Japanese rock movement. This album was the mixed-up with mersy beat style and more sophysticated pop. All songs were newly written for The Spiders, and many of them were written by themselves. |
もうすぐスキャンします | The Spiders Album No.2 (The Spiders) LP |
スパイダースのセカンドアルバム。とはいっても実質的にはファーストアルバムと同時期の作品です。こちらはすべてカヴァー曲となってますが、カヴァーとオリジナルを分けた彼らの意図には興味深いものがあります。 This album was a counterpart of their first album. This album consisted the cover of The beatles and R&B songs, while the previous album contained only their original songs. They tried to manage to take Japanese lyrics in the rock music. |
もうすぐスキャンします | The Spiders Album No.3 (The Spiders) LP |
3枚目ともなると表現に幅が出てきて、前2作の収録曲より完成度の高い曲が並んでいます。大ヒットの「夕陽が泣いている」、近年になって評価の高い「なればいい」、おなじみの「なんとなくなんとなく」を収録。 You'll find The Spiders' 3rd album contains more Japanesque songs than their previously released albums. They tried various musical styles and succeeded on some tracks. i.e. Psycedelic song "Upside Down", Heavy R&B "Inside Looking Out", Orchestrated Ballad "Sad Sunset". |
もうすぐスキャンします | The Spiders '69 (The Spiders) LP |
元スパイダースのメンバーでも、堺正章、井上順、かまやつひろしは今もテレビなどでもおなじみですね。このアルバムではもうあまりバンドとしての活動に意欲的ではなくなっている印象があります。 The 7th Album. Big hit of "Sad Sunset" caused Hiroshi Kamayatsu gave up creating rock music for Japanese listeners. And Masaaki Sakai sang joke song, not R&B. Their fire had gone out. |
もうすぐスキャンします | 5-1=0 (The Tempters) LP |
テンプターズの2枚目のアルバム。全曲オリジナルという意欲作です。しかしヴォーカルは湿っぽく、かなりドメスティックな印象であるのも事実でしょう。ロックと歌謡曲の折衷というべきか。 |
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The Carnabeats First Album (The Carnabeats) CD&LP |
ロック的な感覚とポップな感覚を両立させていたグループです。演奏はこじんまりとしておらず、時に破天荒でガレージロックというのがぴったりでしょう。 It was The Carnabeats that made The Zombies' "I love you" hit in Japan. |
もうすぐスキャンします | The Carnabeats CD |
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The Jaguars First Album (The Jaguars) CD |
「キサナドゥの伝説」などのヒットで知られるジャガーズです。サイケデリック・ロックと歌謡曲の狭間にいたグループですね。多くのグループと同じく、ヒット曲とマイナーな曲とで多少の落差があります。 |
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The Golden Cups Album (The Golden Cups) CD&LP |
ゴールデンカップスのファーストアルバム。シングルでは歌謡曲的ヒットを出し続けた彼らですが、ここではカヴァー曲を中心に当時の日本のロックの最高峰を聴かせます。 The Golden Cups' "Hey Joe" and "Love Is My Life" was included in the psychedelic rock compilation "Pebbles" series. |
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The Golden Cups Album 2 (The Golden Cups) CD&LP |
シングルは歌謡曲と割り切った上で制作されたため、1枚目同様に数曲の凡庸な作品を含むものの全体としては優れたR&Bです。 |
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Super Live Session (The Golden Cups) CD |
カップスというバンドが営業バンドではなかったことを強く感じさせるライブアルバムです。 |
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The Golden Cups Recital (The Golden Cups) CD |
こちらは営業が入ってしまってますが、当時の最新のロックのカヴァーに挑戦している所が聞き所です。メンバーチェンジにともない、ここではルイズルイス加部がリードギター担当になっています。しかしすぐに彼とわかる凶暴なフレーズはベースの時と同じですね。 The live recording broadcasted on TV. The condition of bass amp was bad unfortunately. |
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Psychedelic Sound In Japan (The Mops) CD&LP |
鈴木ヒロミツをヴォーカルに擁したモップス。イメージ戦略的な面も強かったサイケデリック路線ですが、実際ロック色の強いアルバムです。しかし、再発にあたって「ブラインド・バード」が削除されたのは大変残念です。 The Mops were a real guitar band among handreds of GS. Most GS featured orchestration (even The Golden Cups !) but they didn't. |
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Viva! Beavers (The Beavers) LP |
歌謡曲でもロックでも激しくロックに仕立ててしまうギターバンドです。どんな曲でもヴォーカルの背後で歌い続けるファズ・ギターとタイトな演奏が持ち味です。 100% fuzz !! |
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Kimi mo Boku mo Tomodati ni Narou (The Outcast) LP |
地味なれど光るものをもつ実力派のグループです。これは彼らの唯一のアルバム。メンバーチェンジ後の録音はカルトGSテイチク編に収録。 Their songs were compiled into foreign garage rock compilation once and again. But they were not famous group even in their country. Today they are the greatest neglected GS. Fortunitely their only LP was reissued in 1996. |
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R&B Big Hits Album (The Voltage) LP |
最もR&Bに忠実であったグループです。ブラス・セクションが重要であるスタックス系のソウル/R&Bにもファズ・ギターとオルガンで立ち向かい、かなり成功したのがこのグループの成果でしょう。 This album was their 1st and consisted of pure R&B. On a low budget, The Voltage did it with only fuzz guitars and organs instead of brass section. |
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The World of Zoo Nee Voo (Zoo Nee Voo) CD |
R&B、ソウルのカヴァーが大半でかつ歌唱力も高いため、このグループはGS界では歌ものとして最強かもしれません。しかし、ロック的な充実感はやや薄いです。 |
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Golden Zoo Nee Voo (Zoo Nee Voo) CD |
上記ファーストアルバムとカップリングでCD化。歌はさらにグレードアップしてますが、ギターバンドではないのが原因か、GSならではという魅力はいまひとつ。 |
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