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LIO INTERVIEW for "WANDATTA" 2


オー! 愛しい人たち リオからフルーティーで優しい愛のキスを
Lio's autographic message
−なぜアヴァンギャルドなスタイルに?
...いいえ、誰もリオをまるで理解していません。みなさんの幻想を取り上げてしまったらごめんなさい。私のキャリアは「バナナ・スプリット」から始まったわけですが、ミリオン・セラーになるとは思いませんでした。今でもお母さんたちが自分の子どもに「バナナ・スプリット」を与えてるのを見るとおかしくなります。卑猥な歌だと知らないんですから(注:この曲の歌詞はフェラチオの暗喩であることは有名)。子どもにセックスの話をするのは健全だと思います。生命の一部を成しているんですから。タブー視するテーマだというのは間違ってます。変えなくちゃね。
 リオは決してほんとに理解されたことがありません。大ヒットがあったことだけは事実ですが、あとは誤解ですね。ひとたび誤解されると訂正するのは難しい。でも、人生は誤解で成り立ってますしね。私は曖昧さを武器にしたんです。曖昧でアイロニカルなのが私です。率直に言って、ヴァンダのなかにいるリオの方が理解しやすいでしょう、ヴァンダッタじゃなくて。
 私の人気がディスクの売上げ枚数で計られるところがあります。それも誤解です。私のアルバムはいつでも300万枚売れるわけじゃありません。40万枚から3万枚ということだってあるんです。私はポピュラーな歌を歌ってるわけではないからです。「リオはポピュラーな人物だ」と思われるところにジレンマがあります。私はある意味では、実際の私とヴァンダッタとが密接に結びついたものなんです。でも、これからはもうヒラヒラのスカートや小っちゃなキュロットを身に着けない、なんて言いませんよ。私はピンナップが大好きで、パンティーを見せるのも好きですから。
−大多数の人がリオはアイドルだと思ってませんか?
いいえ、それはイメージです。私はアイドルではありません。ある瞬間はそうでも、他の瞬間は違います。街を歩く時はまったく目立たないようにしてます。有名人症候群はありませんよ。ボディガードもいないし、ひとりで外出する。まったく自然体です。
−ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのジョン・ケイルや、エティエンヌ・ダオにプロデュースしてもらったり、次々に念願を叶えてしまう凄いパワーの持ち主だと思いますが。
そうですね。でも、いつもではありません。私にはまだ遂げられてない夢があって、だから生きてるのでしょう。ずっと憧れてた人たちと仕事するチャンスに恵まれたのは本当です。ジョン・ケイルはホント、ひとかどの人物です。心と頭脳で、そしてお腹の底から好きです。私にとって大切な人なんです。
−ダオは?
エティエンヌ・ダオはまた別ですね。エティエンヌってお兄さんみたいな人です。彼にはパリ風のところがあって、それが魅力的なんですよ。
−今後は誰と仕事をしたいと思いますか?
「ヴァンダッタ」から一緒に組んだスタッフと続けていきたいですね。20歳代の男性たちと知り合えたので、自分の青春を再び生きたいと思うようになりました。彼らは「ポップ・トラッシュ」をやってるんです。私もずっと「トラッシュ」な人間だったんですよね。音楽監督のディミトリ・ティコヴォワは23歳です。出会ったのは彼が19歳の時でした。最初に書いてくれた曲は「ピーチ・メルパ」です。「バナナ・スプリット」をバカにしてるんですよ。私の次のディスクをプロデュースしてくれるのは彼になると思います。今夜(7月17日)伴奏してくれるミュージシャンと一緒だといいですね。

To be continued.....


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by
don-chan

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