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 つまり、他人からすれば残ったニセモノのツボは単なるニセモノであり、ゴミも同然で何の価値も無いが、骨董品屋の主人にすれば、有名な陶芸家が、自分だけのために作ったモノ、主人にとってはニセモノの方が、はるかに価値のあるものだったワケだ。 

 あのブリキの「ゴジラ」もMD!にとってみれば、まだヨチヨチ歩きの自分に父が買ってくれた思い出の品。 
 35万円の値打ちなどとるに足りないものだったのだ。 
 現在も持っていたとしても、絶対に売ったりしないだろうし、だからといって新しく買い直そうとは、サラサラ思わない。 
 MD!は「ブリキのゴジラ」がほしいのではなく、「幼い頃父が買ってくれたブリキのゴジラ」がほしいのだ。 
 きっとモノの価値とは、そういうコトだとMD!は思っている。 
 だからといって、それを捨てた母を恨むワケではない。 
 なぜならMD!のココロの中には「母に捨てられた、幼い頃父が買ってくれたブリキのゴジラ」が今も残っているのだから。 

Sep.23.1999 MeltDown!
 


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