リバープレイス(RiverPlace)は1990年代にポートランド開発委員会(Portland Development Commission=PDC)の手によって行なわれた最新のウォーターフロント複合再開発であり、老若男女を問わず大勢の人で常に賑わっています。なお、現在の所有者の一つは日系の不動産会社です。
河岸公園の芝生につながる都心側には、ホテル(1)やオフィス、アスレチック・クラブなどが配置されています。
マリーナ(2)を中心とした空間構成は人間の居心地に配慮した素晴しいもので、ポートランド・センターから歩いてくるとまちづくり思想の時代的変遷がよくわかります。
ウィラメット川沿いのプロムナードにはお洒落なレストランやお店(3)が並び、マリーナに浮かぶレジャーボートやヨットを見ながらゆっくりすることができます。
また、数多くの集合住宅(4)が組み込まれていることも特色です。PDCはこれらの住宅は安価であることを宣伝していましたが、人気上昇に伴って価格も急騰してしまいました。
リバープレイス再開発の成功を受けて、その南部に広がるパシフィック電力(Pacific Power and Light)施設の跡地でも新しい再開発(5)が進められています。レストラン、商業施設、集合住宅、駐車場に加えて、パシフィックガス供給会社(Pacific Gas Tranmission)の世界本社も建設されており、ポートランドのまちづくりの新たな歴史が生まれようとしています。
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