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大勢が利用する旅客機は、多分乗客の数だけのドラマを紡ぐ舞台であろう…各々に理由とか事情などと称するものがあって、機上の人となっている…中には自らの信じるところのため、自らの命や、偶然機内に居合わせた大勢の人たちの命が散ることも厭わずに乗り込んで来る者もある…そういう、少なくとも私自身には理解し難い事情の者たちが世界中に居て、夢想を事実にしてしまう事例もあり得ることが、2001年9月11日に明らかになった…あの傷ましい事件以来、搭乗時の警備は厳しくなったと言われている…2000年から2001年にかけての米国便搭乗時には、欧州便では求められないパスポート提示が要求されて少しだけ愕いたが、今回は警備員が待合所の前に立ち、乗客の荷物検査やボディタッチ検査を行い、「済んだ方はここから出ないでください…」という体制が敷かれていた… 時間帯の所為なのか、航空業界が不振で関西空港から撤退している会社が多いのか、仰々しくも感じられる警備をしていたサンフランシスコ行きの周辺の搭乗ゲートは使用されていなかった… 警備を通り抜けて、待合所に入ったところで、乗って行くB747が姿を覗かせた… |
荷物を所定位置に収めてシートベルトをし、電子機器の類は使用しないでなどのお定まりのアナウンスが、米国流の少し弾んだ調子の英語と、妙なクセが感じられる日本語で流れ、非常用設備のデモも型どおりに行われ、冬の短い日が傾いている中、B747が動き始めた…乗客は定員の6割5分から7割程度だろうか…適当に隙間があった… |
離陸して最初のドリンクサービスで、ビールを頼んだ…バドワイザーは見慣れているつもりだが、缶が少し違う感じがした…近所でよく見かけるものは、角張った書体のロゴマークだったような気がしたが、これは流麗で若干古風な筆記体である…そしてよく見かけるものは、中の飲料が350mlと表示されているのだが、これは“12oz”と表示されている…これは“液量オンス”だ!!米国では29.573mlとのことである…これを12倍すると、354.876mlという計算である…概ね350mlである…多少多いことになるので、ほんの少し得をしたような感じもしないではないが… 米国の航空会社で米国へ向かおうとしている訳だが、マダマダ米国が遥かな海の彼方にある機中で、早くも「米国の流儀」に迎えられた型となった… |
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