1998年5月10日(日曜日)

YUMIさんがゲストブックの方に書かれた内容に、ちょっとコメントします。

「SEでない私がコンピュータ翻訳なんて無謀でしょうか?」

ということですが、SEかどうかはあまり関係ないと思います。

私が思うに、たぶん、コンピュータ翻訳者の方が、コンピュータのSE(システムエンジニア)よりも知識の幅はかなり広いと思います。コンピュータ技術者にもピンからキリまでいますのでいちがいには言えませんが、普通のサラリーマンで、仕事としてコンピュータを扱っている人は、知識の範囲は非常に狭いです。翻訳者に求められるのは、コンピュータに関する深い知識ではなく、広い知識だと私は思います。SEとは逆のような気がします。(SEも開発者よりは要求される知識は広いと思いますが)

ところで、コンピュータ分野も広いので、どういう分野を訳すかにもよります。例えば、私が仕事をいただいているA社の雑誌記事の翻訳は、SEに要求されるような細かい技術的内容は全く必要ありません。世の中の最新技術の用語と概要を知っていれば十分です。これだけでも難しいですが、日々、コンピュータ関連の最新ニュースをチェックしていれば問題ないです。逆に、普通のコンピュータ技術者には、A社の記事は簡単には訳せないと思います。

あとは努力しだいじゃないでしょうか。

技術者(アーキテクト、プログラマ、SE)じゃないのに、コンピュータに詳しい人はたくさんいます。技術者なのにコンピュータに詳しくない人もたくさんいます。

一番簡単なのは、コンピュータを趣味にすることでしょうね。趣味になれば、例えば月に20冊のコンピュータ雑誌を読むのも全然苦痛じゃありません。専門用語なんて自然に覚えます。

プロ野球の選手の名前を何十人も言える人っていますよね。たぶん、プロ野球が好きなんだと思いますよ、そう言う人は。趣味なんでしょうね。自然に覚えるのでしょう。私に野球選手の名前を何十人も覚えろと言われても無理です。現役の野球選手の名前なんて数人しか知りません。フルネームを言える人は…… 0 人です。

 

1998年5月9日(土曜日)

A社の雑誌記事を翻訳。

記事は電子メールによる配送と紙面との2種類があるが、電子メールの方を購読している。

ちょっと思い立って、今年になってから、送られてくるメールをまとめて検索できるようにした。

これが意外と便利で、言葉の使い方に迷ったり、専門用語の訳し方に迷ったりしたときには重宝している。まだ半年ぐらいなので量はそれほどないが、これからもずっと増やしていく予定なので、1年ぐらいたてば、立派な資料になると思う。

翻訳者にとって、辞書は金で買える実力だが、資料も同様だと思う。多少努力すれば立派な資料ができる。

特にコンピュータ関連では電子媒体で出回っている資料が多いので、これを検索できるようにするだけで、かなりの専門用語や専門知識を克服できると思う。

 

1998年5月8日(金曜日)

B社にはしばらく休業宣言しているので、まとまった仕事は来ていない。再来週からは、休業状態を解除する予定。でも、B社からはもう忘れられているかも知れないので、仕事が来るかどうかは不明。

でもちょっとここらへんで変化があったほうがいいように思う。

 

1998年5月7日(木曜日)

自宅には ISDN を引いており、電話とFAXに別の電話番号を使っている。もちろん、FAXの方で電話もできる。

電話番号は、たまに使い分けており、怪しい人には、FAXの方の番号を教えることにしている。電話の方にも、FAXの方にも留守電がついているので、留守録もできる。

ところで ISDN を使いはじめると、普通の電話回線には戻れない、という気がする。電話だけなら変わらないが、インターネットにダイヤルアップすると全然違う。

回線の速度よりも、接続にかかる時間が全然違う。アナログのモデムを使うと接続するまでに10秒以上かかるが、ISDN だと数秒以内に接続できる。

ちょこちょこインターネットにつないだり切ったりするのには、ISDN が便利だと思う。電話代もかからないし。

 

1998年5月6日(水曜日)

C社の翻訳を納品。この翻訳は指定されたツールを使って訳すものだった。しかし、このツールが使いにくかった。

独自形式のファイルとかプロジェクトとかいろいろ自動的に作成されるので、なにがどうなっているのか今一つ把握できなかった。

最後に「出力」を選ぶと、なにやら妙なファイルができたが、きっとこれを納品すれば良いのだろう…と思って、メールで送付しておいた。

やっぱり、プレーンテキストが一番扱いやすいと思う。ワードの文書ファイルよりも、やっぱりプレーンテキストが良い。

 

1998年5月5日(火曜日)

C社から翻訳依頼が来た。納期は木曜日とのことだったので引き受けたが、わりと簡単だったので、数時間訳してほとんどできた。

ところでC社に翻訳者として登録してもらったときに、振り込み銀行が指定されていたので銀行口座を新たに作った。いくつか指定の銀行があったが、そのいずれにも口座を持っていなかったので新たに作ったわけだ。ところが、その銀行に行くことが全然ないので本当に振り込まれているかどうか不明。

銀行の近くを通ることはあっても、その銀行のキャッシュカードを持ち歩いていないし、通帳もどこかで眠っている。

そういえば、一度も確認したことがない。

それで、インターネットバンキングをしようと思い資料をもらったが、利用料が毎月300円必要と書いてあった。ほとんど使わない銀行に300円/月も支払う気がしないので断念。

結局、今までの翻訳料がC社から振り込まれているかどうか全くの謎。自分はなんていい加減なやつだ思いながらも、どうでもいいや、とも思っているので、これからも確認に行くことはないような気がする。

 

1998年5月4日(月曜日)

今日は、ひさびさに鞄磨きと靴磨きをした。

まずは、先日買った「英国王室御用達」というたいそうな鞄用クリームで、旅行用の鞄を磨く。次に、日頃通勤に使っている鞄。

この2つの鞄が終わってから靴磨き。デッキシューズ2足、ウィングチップ1足、デザートブーツ1足、プレーントゥ1足… と、ここまで磨いて力尽きた。あと2、3足あったがまた次回に。

ところで、ローファーを1足捨てることにした。もう10年ぐらい前に買ったもので、ずいぶんくたびれていた。それで、新たに1足新調。ストックしてあったローファーを出してきた。これは数年前に買っておいたもの。

これで、ローファーのストックはもうないと思い込み、Webで注文した。ローファーはリーガルのローファーと決めており、サイズも決まっているので、わざわざ履いてみる必要はないので通信販売が便利。

ところが、あとでごそごそ靴の箱を整理しているともう一足ローファーを発見。注文しなくてもよかったようだ。まぁ、どうせ履くのでストックしておく。

 

1998年5月3日(日曜日)

日記に書いたかどうか忘れたが、前回のB社の仕事は楽勝だった。ページ数は150ページぐらいだが、半分以上が重複していた。

全く同じ文章ではないところもあるが、ほとんど同じ文章が使われているところも多かった。

B社に何も言わずに請求するのは申し訳ないと思い、「翻訳料はどうしましょう?」とメールしておいたのだが、返事が来て、クライアントからは何も言われていないので従来通り請求して欲しいとのこと。

私にとっては楽して儲けた…という結果になった。たまにはこういうこともある。

 

1998年5月2日(土曜日)

久しぶりに髪を切りに行った。美容院の人に「ここまで長くするんだったら,染めたほうが似合うよ」と勧められたが、いちおうそれは辞めて、ちょっとだけ切ってもらった。長さはあまり変わっていないが、ちょっと軽くなったという感じ。染めるのにもいろいろあるそうだが、ウェービングなんとか(失念)が綺麗と言っていた。次回は気が向いたら染めることにする。

夜はA社の週刊の原稿を翻訳。最近はA社の原稿でも、1時間に(和文400字を1枚として)3〜4枚のペースになったので、時間的には楽になった。

 

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