『いろは歌』にキリスト?
五十音(実際には47文字)を一文字も重複させずに意味のある詩となっていることで有名な『いろは歌』じゃが、実はこの詩の中には暗号文が折り込まれておったのじゃ。
いろは歌は、昔から7文字ずつに区切られて記されてきたのじゃが、各行の一番下の文字を続けて読むと「咎なくて死す(“罪がなくて死んだ”の意)」となる。しかも、四隅の文字を右上、左上、左下の順に読むと、「いゑす」となる。「罪のないイエスが、私たちの罪の身代わりに十字架で死んだ」を知ることこそ救いの「いろは」。まさに聖書の中心メッセージじゃ。
これを偶然と片付けてしまえるかのお。誰かが意図的に暗号を折り込んだと考える人も少なくないのじゃ。さらに各行の一番上の文字「イチヨラヤアエ」は、ヘブル語の「イーシ・エル・ヤハウェ」(“神ヤハウェの人”)ではないかと言う者もおる。「神ヤハウェの人」とは、もちろんキリストのことじゃ。
『いろは歌』自体の意味も、「うゐのおくやま」を「有為」ではなく「憂ゐ」と解すると、(幾人かの学者はそうとっておる)たいへん聖書的な内容の歌なのじゃ。
『いろは歌』は平安時代に作られたと言われておる。作者は弘法大師・空海という説もあるが、否定しておる学者も多いようじゃ。日本にいた景教徒たちではないかという説もある。空海じゃったとしても、彼も中国で景教に触れておる。
日本人なら誰でも知っておる『いろは歌』に、隠されたメッセージの可能性。どうじゃな。いろは(歌)に、ほへ〜っとビックリしたじゃろう?
参考:「古代日本のキリスト教徒たち」(月刊『レムナント』第100号) |
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