Tranz Alpine で西海岸へ
11/23 晴 しかし肌寒い
tranzalpine
今日はお楽しみのTranz Alpine の旅。遠足の前の子供のようになかなか寝付けず、やっと眠りに落ちたころアラームが誤作動して深夜に何度も起こされ、朝起きたのは何と出発予定30分前の7時30分。大慌てでシリアルとコーヒーとバナナをかきこむ。これ皆前の日にLesleyが用意してくれていた物。大助かり!!Fredの運転で駅に向う。NZで初めてのラッシュアワーを体験する。駅に近くで良かった。
駅はあっけらカーンと何にも無いとこ。のっぱらに線路があってホームが一本。でも人はいっぱいで今日は満席とか、人気の高さが伺える。乗客は中国系、韓国系、シンガポール、インド、アメリカ、ヨーロピアンと多彩。勿論我が同胞日本人も途中の駅から大挙して乗りこんで来たと思ったらアーサーズパスで皆下りてしまった。短期決戦型の日本人ツアーはのんびり同じ道を往復するなんてことはせず、アーサーズパスでいろいろなアクティビティをこなし帰りはバスでさっさか帰るそうだ。朝9時に出て夕方6時35分に帰り着くこの列車の旅、グレイマウスでの滞在時間はわずか1時間なので殆ど列車に乗りっぱなし。気短さんには向かないかも。我が連れのKIWI達も少々退屈気味。しかし久し振りで会った私達4人には話す事が一杯。それも言葉の壁を乗り越えてとなると長いようで短い一日でした。

この日は晴、しかし2日前に降った雪がアーサーズパス近くの山々を飾り、空の青さを引き立てとても美しい眺めでした。
スプリングフィールド辺りまでは平坦地で牧草地とそれを区切るすごくのっぽの生け垣。これが見事に立方体にカットしてあっててっぺんはどんな風に切るのか聞いたら、なんか電気工事の人が乗ってる籠つきクレーンみたいなのに乗ってするらしい。流石ガーデンシティ。そこまでやるか!!!山道をどんどん登り、アーサーズパスに着く。ここにはNZでも有数の規模を誇る家族経営の牧場が有るらしいが駅からは伺えない。日本人ツアーの人達を下ろして軽くなった列車は暗く長いいトンネルに飛び込む。そして今度はぐんぐん下る。川はさっきと逆方向に流れ、タスマン海を目指す。アーサーズパスが分水嶺だったと再確認。NZで一番標高の高い駅だそうだ。tannel
渓谷を縫って走るので右左に谷底深く流れる青く澄んだ流れを追い、はるか上から流れ落ちる滝を眺め忙しい。展望車両ーと言っても無蓋貨車ーで風にビュービュー吹かれながら髪の毛逆立てて楽しむ。すっかり体が冷えたので暖かい車両に戻りコーヒーとランチにする。コーヒーは列車の揺れに対応してか、飲み口が小さく開くようになっている。しかしこのカップ保温性抜群でちょとやそっとで冷めないのでアッチっち!。ランチは7種類くらい。殆どが軽食だが価格の方も軽くて3.5 coffeewhitebaitから7ドルの間。ホットドッグ3.5、ベーコンと卵のロール5、ホーレン草とチーズのフラン4、ビーフかベジタリアンラザニアが5、タイカレー5、そして西海岸名物のWhitebaitのフリッターが7ドルでした。左の写真のハンバーグみたいなのがそうですが、これシラスのかき揚げみたいな物で、一般的なKIWIからするとちょっと異色な食べ物のようでした。彼らの多くが尾頭付きは苦手で、それも団体となると・・・

Greymouthに着いてすぐバスに乗り換えて町を見学。とてもこじんまりした町を抜けるとそこに広がるのはタスマン海。
greymouthグリーンがかった海は明るく、人から聞いていた西海岸の暗いイメージはなく、拍子抜け。ただ明るい空が町並みの淋しさを際立たせているようにも見える。駆け足でグリーンストーンの工場へ。ここのマダムはなかなか商売上手の説明上手。もっと時間があったらもっと売れるのに残念でした。
それでも記念に”長生き”という形のペンダントを買ってしまう。夫々の形に夫々の意味があるらしい。グレイマウスでの1時間の滞在はあっという間に過ぎ、列車に飛び乗ってまた来た道を帰る。帰りはがらがら。この路線からネルソンやフランツ・ジョセフ方面にバスで向った人達が多かった様子。帰りは行きで見落としたとこをゆっくり見ながら飲み物を楽しむ。石炭や木材の集積地があったり、凄い地層の現れたところや、隆起の後、大きな池で釣りをする人達を見掛ける。行きに列車の写真を撮ってたおじさんがまだいてビックリ。NZ版鉄道お宅?

いつも車で駆け抜けているNZたまにこうしてゆっくり旅するのもいいもんですね。一番いいのは飲める事?!明けたビールの缶の数は???

帰り着いたクライストチャーチはまだまだ明るい7時前。そのまま車でディナーへ。今日はタイにしようとLesleyのチョイスでThe Thai Orchidへ。KIWIとThaiのカップルが経営者?のお店で、味も本格的、レッドペッパーの本数で辛さが表示してある。春巻辺りは良かった物の、グリーンカレー、レッドカレー、えびチリとバージョンアップして行き、汗だらだら鼻水ずるずるの日ーNZ我慢大会となる。しかしなかなか美味しく、且つタップリデ4人で飲んで食べてお腹さすって4971円は価値ありでした。明日は4人で北を目指し憧れのネルソン入りします。

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