11/26 Queen's town

ruft今日はQueen’s Town滞在。と言ってもじっとしている訳ではなく、まず昭夫氏ヘリフライトに出発。麻7時の出発でバタバタ。ところがこのピックアップがなかなか来ない。30分遅れで登場。これがKIWIスタイルか?と、こちらものんびり、ラフティングに向う用意をする。
ピックアップの時間を5分過ぎてロビーに行くが人影無し。また〜とこちらもゆったり待つが、40ぷんすぎても来ないよー。再度電話してやっと来てもらう。ぶっ飛んできた彼曰く、「ジャスとタイムに来たんだけど見えなくて」 人生とはこんなもんかなー!。

彼のプライベートカーらしい日本車(ちょっと懐かしいスタイルの相当ボロ)にシンヤはフロント、ノブと私はバックシートーこれがさっきまでワンコの席だったらしい形跡あり。若くて元気なお兄ちゃんは凄いカミナリドライバー。そしておしゃべり。物凄いスピードで喋り続け田舎道を100から150km/hで飛ばす。”あれ僕んち手を振ってよ””あの人僕の友達PUPUU−””どこから来たの?どこ行くの?日本はどんなとこ?”と後ろを向いたまま話し続け、興に乗ると両手をハンドルから離して振りまわし、「恐いよこんな運転」というと、”こわいこわい”と眼をつぶる。
川に到着した時は私達3人グッタリ。しかし時間が押している。崖っプチにある掘っ建てテントに入ってウエットスーツを水着の上に着込みお互いの姿に大爆笑。全身黒ゴム超短足動物の出来上がり。よっしゃ!!とオットセイもどきの鼻息も荒く川へ。
これがはるか崖の下。このラフティング導入部に数々の冒険あり。木の枝やロープに捉まりながらオットセイスタイルでヨタヨタ進む私達を下で笑い転げてみている人物あり。ヘリフライトの後にちゃっかりジェットボートまでこなしていた昭夫氏!


とにかく無事合流。全員で30人ぐらい。私達日本人4人と台湾人、シンガポール人、ドイツ、アメリカ、・・・多彩。6人くらいづつに分れてゴムボートに乗り込み、船長の指導の下漕ぎかたターンの仕方等を習う。あっという間のレクチャーで不安だけど、まあ命に関わる事でもないだろうと漕ぎ出す。
流れはゆったりと広く穏やか。漕ぎ進むうちに皆のパドル捌きも軽快になりすいすい進む。おーこりゃ何と穏やかな一時と和んでいると、突然ライフジャケットを捉まれて水の中に!隣の艇のいたづら。これを皮ぎりに、引っ張りっこ、水のかけっこの始まり!ボーとのなかに水がどんどん溜まってピンチ!最後尾にいたシンヤ、船長命令でバケツ出水の汲み出し係となる。
遊びつかれた頃、ゴーゴーと言う大きな瀬音。カーブの先に待っていたのはぐっと狭まった川に集まった大量の水が岩にぶつかり白い急流となって目の先に迫る。船長の顔が引き締まり、鋭い声で指示を与える。言われるままにパドルを前漕ぎ後狐疑しながら進む。何とかクリアしてほっとしたのもつかの間、今度はどこかに吸い込まれるような轟音。何と目の前に滝が!パドルが宙をかき危うく飛び出しそうになりながらも、無事舟とともに着水。「これって感性の法則?」と人間せっぱ詰まった時にどうしてこんな事考えるのかなーと妙に感心。 コレデ糞度胸がついたクルーはもうスイスイ!楽しい大冒険はあっという間に終ってしまいました。あー涎たれるほど面白かったねと後ろを振り返ると、バケツでしっかり水を汲み出しているシンヤの姿。
有り難う、私達が沈まずに辿り着けたのは君のお陰です。何時もどこか見えない所で支えてくれてる君の存在を感じます。
闘い終わって暖かいシャワーとホットドッグバーベキューの有り難かった事。迎えのお兄ちゃんの「午後からも行く?」の誘いに思わず乗ってしまいそうな楽しさでした。
体を労りホテルに帰りアロータウンにドライブ。ゴールドラッシュの頃栄えた街はそのご寂れ、取り残されたようになっていたらしく古い建物が残り、静かで落ち着いた観光地となっている。夜はイタリアン。南十字星を見つける。

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