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二階はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の博物館となっています。ここは、ウィーン・フィルの創立者であり作曲家、指揮者でもあったオットー・ニコライ (1810-1849) が住んでいた場所です。当時の様子を再現したニコライの部屋には、彼の彫像・絵画など様々な展示の他、オーストリアの音楽・芸術史の資料が展示されています。 |
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ウィーンフィルの比類無い成功の第一歩を記した結成指令書コピーは、ここに展示されています。 |
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大ホールには、展示物や端末装置による、芸術家たちの論争を手がかりとしたオーケストラの歴史、さらにヨハネス・ブラームス、アントン・ブルックナー、ジュゼッペ・ヴェルディ、リヒァルト・ワーグナー、リヒァルト・シュトラウスの協演の状況が分かりやすく示されます。ウィーン・フィルの貴重なライブラリーから、それらの信憑性が感じられることでしょう。また音楽通や音楽ファンにとって、作曲家たちの作品を直接見ることができるのはすばらしいことでもあります。 |
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歴史的な鏡の間では、オーケストラの歴史のひとこまが印象深い指揮者たちとの協演を手がかりに語られます。ここでの主役は、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ヘルベルト・フォン・カラヤン、そしてレオナルド・バーンシュタインであり、映画の資料や通信文、論評その他多くの資料が展示されています。 |
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すべての部屋には年表が掲げられ、このオーケストラの変遷が、全体の歴史の中で理解できるようになっています。 |
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ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の博物館は、写真館と映写室で終わります。映画館のような雰囲気の中で、楽団員たちの現状と日常の姿を知ることができます。通の人々にも、数々のインタビュー、リハーサルやコンサートのひとこまから、まだ知られていない情報が提供されますし、現在のスター的指揮者たちとの協演の模様も記録されています。 |
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