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オフシーズンをインシーズン終了直後の「休養期」「テスト期」,それに続く「立ち上げ期」,「強化期」に分ける.
・休養期
トレーニングとゲームとによってもたらされた
体力・技術・心理的な影響が,
全体に対してマイナスに作用することを防止し,
積極的に心身の疲労回復を図る(積極的休養)ことを
トレーニング戦略とする.
・テスト期
シーズン評価の一手段としてまたは
個人・チームの現状の把握などのため,
メディカルチェックおよび体力・運動能力テストを行う.
その後,コーチ,トレーナー,プレーヤー幹部によるミーティングで,
これまで実施してきたトレーニングシステムの
過程の分析と評価を行い,「トレーニング計画の見直し」を行う.
また,新しいトレーニングシーズンに向けての
具体的なチーム戦略の策定を重視する.
・立ち上げ期
トレーニングのねらいを明確にするため,
新入生を対象に基礎教育期間を設けることは効果的である.
具体的には,コーチやトレーナーあるいは専門家の先生が,
スポーツライフスタイルの確立法,体力トレーニングの必要性,
測定値の解釈の仕方などをレクチャーし,
新入生が必要と思われる知識・情報の共有化をはかる.
ここでは,他のシーズンに比べて,
トレーニングの強度・量ともに低下するが,
そのなかで基礎的トレーニングが占める割合が多くなり,
用いるトレーニング種目や条件も多彩となる.
それまでの主たるテニスコートやウエイト・トレーニング場から離れ,
できるだけ異なる自然環境やトレーニング施設を利用することが望ましい.
またインシーズンでは行えないテニス以外のスポーツ
(例:サッカー,バスケットボール)を楽しむことも重要である(クロストレーニング).
・強化期
トレーニングの7原則をもとに,
トレーニングを実施していくことをトレーニング戦略とする.