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オーストラリアのテニス強化策

■最新の強化策@Tennis Australia (TA)組織図

 1. 普及プログラムMILOがスポンサー
  ・
イボンヌ・ グーラゴン ・コーリーの女子テニス普及プラグラム:7-10歳の女子がターゲット
  ・ブルースカップ:12歳以下の団体戦
  ・プロジェクトチーム12歳以下:州ベース
  ・11歳以下タレント発掘
  ・普及プログラム:地域クラブの育成,地方トーナメント,ジュニアツアーサーキット
  ・エーステニス:豪州スポーツ評議会との連携によるコーディネーションを高める技術習得プログラム

 2. 育成プログラム:技術発達プログラム,競技への参加
  ・ 8-12歳:MILO タレント発掘,強化合宿,一貫指導プログラム,州や地域ベースの奨学制度,大会
  ・12-16歳:AISでのナショナルレベルの奨学制度,一貫指導プログラム,大会(国内/海外ツアー),
         Competing the Picture(メディア対応,財政管理,スポンサー,スケジューリング,プロツアー,ドーピング)
  ・16歳以上:シニアツアー,全豪・全仏・国内大会でのWC,オプタス有望プレーヤー支援,強化合宿,
         海外拠点(オランダ,スペイン,イギリス,ドイツ,香港,アメリカ),
         ナショナルトレセン,スケジューリングサービス,コーチ支援

 3. 強化プログラム (Targeted Athlete Program; TAP):世界トップ100に入る可能性を秘めた男子30人,女子30人がターゲット
   →コーチなしでも,両親が週間計画を設計する個別の育成プログラム
   →競技,スポーツライフ,技術習得に焦点
   →モデル:ヒューイットタイプ(攻撃型ベースライナー),フィリポーシス・ラフタータイプ(オールラウンダー,ネットプレーヤー)
   →A$ 3 Million
   →3ヶ月毎に評価
   →目標:2007年までに3人のトップ20プレーヤー,10人のトップ100プレーヤー

 4. ナショナルチームの国際競技力支援プログラムオプタスがスポンサー
   →デ杯,Fed Cupプレーヤーのナショナルチームとしての文化の発達
 

■強化策@2003

 TAによるコーチ養成

 ・TA Report (PDFファイル)

 ・Tennis Division Highlights (PDFファイル)

 ・Milo Tennis Program

 ・AIS tennis programAIS 2003年強化ジュニア選手15名,コーチングスタッフ3名

■強化策@1999年

 ・オーストラリアのテニス戦績

  男子:1976年エドモンドソン以来,地元優勝者なし
  女子:1978年オニール以来,地元優勝者なし

  男子:1900年に開始されたデ杯で1980年までに優勝28回
  女子:1963年に開始されたF杯で7回優勝

 ・オーストラリアンオープンの歴史

  1905年 男子だけの大会が開催された
  1922年 女子を含めて開催されるようになった
  1977年 開催時期を今までの1月から12月へ.ドロー数を32へ減らす.
      (これらのことが背景となって観客数が減少)
  1988年 今までの会場だったクーヨンクラブを捨て,ナショナルテニスセンターを建設し,移転.
       センターコートは,世界初の開閉式の屋根を採用.
       芝からハードコートとクレイコートの中間の人工的なコート.
       1月開催へ戻す.
  1996年 観客数31万2千人
  1997年 観客数38万9千人
  1999年 観客数47万3296人

  →グランドスラムの中で唯一,冠スポンサー(フォード)がついている大会

 ・オーストラリアのテニス強化策

  選手強化プログラム
  →合計112大会のゲーム実践主義
  →一番力を入れているのが16歳以下のジュニア
  →5つの協会スポンサー(ウェア・シューズ:フィラ,ボール:ウィルソン,
   エアライン:カンタス,通信:AAPT,プライムTV)

  指導者養成システム
  →4段階のレベル
  →オリエンテーションから始まる
  →資格;16歳以上
  →18歳以上実習レベル;20時間以上の受講とコート上のコーチングによってコーチの資格
   (最低でも2年以上の指導経験,実力的にも州か全国ランキング,実戦テスト)
   トップはマスターコーチ

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