1998/10/23
2泊3日2人でHK$3,000ぽっきりという
激安チケット+ホテルパッケージで行く台湾。
(HK$3,200から値切ったらしい。相棒おそるべし。)
空港からホテルへの送迎なんかもちろんついていません。(笑)
ちなみに普段ワタクシが会社のおぢたち出張用に手配する航空券は、
キャセイのエコノミーでHK$3,420です。もちろん一人分ね。
さて、「それは安すぎる。なんかあるで。」「野宿ちゃうか?」などと
茶々を入れられまくったわしはやや不安になり、
(↑おもしろくなり、ともいうべきかも)
で台北ホテル情報を当たってみました。
そしたらなんと! このホテルちゃんとウェブサイト持ってるやん!
ちゃんとしたホテルらしいぞ!と、さっそく見てみると、
ページ1: 住所などのホテル紹介
ページ2: 当ホテル自慢のカラオケルーム 紹介!
2ページしかない・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ← 無言
さて当日、最近サービス残業をいとわなくなった同僚たちにさきがけ、
心を鬼にして定時ダッシュ! ←もともと鬼か
実は開港以来始めて新空港です。
むやみと広いので、ローラースケートが欲しくなりました。
7時半のフライトは30分遅れで飛び、到着時にはもう10時半です。
空港バスで台北駅、そこからタクシーで「一楽園大飯店」へと向かいます。
12時ちかくにやっと到着した我々が見たものは!
見たものは!!!
わしは予測してたけどね。
「休息 500元」の電気看板でした。
(↑「ご休憩」ね。念のため)
それってラブホやん〜(爆)
いや〜、わしはあのサイト見たときに予測してたけどね。
この夜中にそこへタクシーで乗り付けて、その看板の下をくぐるのは
予測しててもなかなか照れます(照れ照れ) ←しかも夫婦で
しかし台北のラブホはひとあじ違いました。
ドアを開けたところにで〜んと鎮座しているのは木彫りの「布袋さん」。
腹を出して笑っています。(ひざの力が抜けたで、実際。)
(ちなみに布袋さんは中国では「弥勒菩薩」ということになってます。
太秦の弥勒思惟像を国宝に持つ国民としては、許せない美意識です。)
ロビーはペンキ屋の泰西名画というか、しりあがり寿のロココというか、
そういう絵画がいっぱいです。
まんなかでは、石膏のビーナスが噴水のなかに立っています。
こんなとこ来るのひさしぶり〜(爆)
しかし、よく見ると純粋なラブホでもないようです。
フロントには外貨交換レート表がありますし、
ちゃんとした食事が取れるレストランもありました。
プールはありませんが、エクササイズジムはありました。
で、自慢はカラオケルームなのね(笑)
ロビー脇には、スーツケースの山にネットをかけてあったりして、
手ぶらの客ばかりが泊っているわけでもなさそうです。
支配人はつたない広東語で、
「香港からのツアー客がうちのメインだ」と、説明しました。
実をいえば、私たちのチケットはそのグループチケットの売れ残りなのです。
直前まで席の確定が出来ず、飛行場でチケットを受け取るのもそのためです。
シングルベッドが二つの、シンプルな部屋に通されて、
ほんとにもともとはそういう宿じゃなかったんだな、と思いました。
新築のきれいで設備の整ったホテルにおされて、
下の電気看板をつけざるをえなくなったんだな、という感じでした。
でもフロントでくれた宣伝リーフレットの、
「台北西区屈指の国際級デラックスホテル」は、
なんぼなんでも厚かましいと思うで。
まあでも、わしらすちゃらか夫婦の旅行で、
お湯の出る(寒い中国では「24時間」お湯の出る)ホテルに泊まるのは
めったにないことなので、「没有問題、過得去〜」と、ご機嫌なのでした。
食べ物篇につづく・・・かもしれない。
■戻る■
■短旅目次■
■進む■
|