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一泊二日でマカオの週末
〜二度目の結婚記念日〜


2004/02/28
朝9時のフェリーでマカオへ。マカオはかなり好きなのだが、私は窓の開かない船が 苦手なのでなかなか行く気になれない。小僧は例によって乗り物に乗ると10分程度を ご機嫌で過ごし、それから急にコトバ少なになって目が泳ぎだしたかと思うと、へた りと眠ってしまう。70分でマカオ到着。

Ritzの割には激安であったので、「やっぱ-Carltonまで付かなきゃリッツじゃねぇん だろうなあ」と思いつつ予約したRitz Macau、思いっきりCTS(中国旅行社)経営で、 ロビーに江沢民の直筆サインが麗々しく飾ってありました。ぽこぺん。まあ値段相応 の宿でありました。ちょっと市街地から離れているのが、便利好きの人には不便だろ うし、静かなところが好きな人には悪くない感じだろう。私は後者で相棒は前者。

葡京(ホテル・リスボア)の近所で飲茶。徳興のマカオ分店で、内装もメニューも味も 銅鑼湾の本店と全く同じ。たらふく食ってミニバスで[乙水]仔(たむちゃい)へ。海の 中を走る高速で、小僧大喜び。海辺のポルトガル人の家博物館を見て、丘の上の教会 で小僧を遊ばせ、それからたむちゃい村を散策。

もう一本の橋を渡るミニバスでマカオへ戻り、セナド広場をちょろっとうろついてか ら砲台へ。かなりの登りできついきつい。登りきると大砲がたくさんあって、小僧ま たしても大喜び。端っこからひとつづつ、またがって「ぼぉ〜ん!」と叫ばなければ 気がすまない。大砲部分には壁に大きく切り込みがあるので、転げ落ちやしないかと こちらはヒヤヒヤだ。

そうこうしているうちに日が落ちて、入ろうとしていた博物館が閉まってしまった。 明日まわしにする。セナド広場で小僧を少し遊ばせ、マカオ式ポルトガル料理を食べ たいという私の意見はやはり却下されて本日も広東料理屋。多寶魚(かれい)の清蒸、 ほたてとブロッコリ炒め、[魚善]魚(うなぎとどじょうの間ぐらいの淡水魚)に衣をつ けて塩コショウ味で揚げたもの、以上。



2004/02/29
起床。朝食。小僧、ゆで卵がお気に入りでふたつも食べた。たべすぎ。ミルクがおい しかったそうでコップ2杯。飲みすぎ。それから路環(ろーわん)村へ。名物たまごタ ルトを食してから、そのへんを散策。ここにはSt.ザビエル協会・譚公廟・天后廟な どがある。St.ザビエル協会はこじんまりしたかわいらしい教会で、田舎のカソリッ ク教会に多々あるように、偶像にみちみちあふれていた(目をクワッと開いた幼児イエス 人形とか)。その中でも最も納得がいかなかったのは、聖堂右手の絵画室で、どの絵 よりも大きく真ん中に飾られていた「聖母天后」の絵である。子供を抱いていたか ら、マリア観音みたいなもん?しかし。

ろーわん島にある子供公園へ。ダチョウ、水牛、ヤギ、サル、イノシシなどが飼われ ていた。小僧はあまり動物には興味がないようで、トラクターやブルドーザーのよう な車にきれいな色を塗ったもの運転席にへばりつき。ぶぅーんがんがんがんごーん ぶぅーんとご機嫌で遊んでいた。日曜日なので子供がたくさんだった。

三時、マカオに戻っておそい昼食。もちろん中華くくくくく@笑っているのではありません。揚州炒飯、いかと野菜の炒め物、 紅焼豆腐[保/火]。マカオは香港や深センや広州ほど飯屋が多くなく、観光客がたく さんいる地域を少し外れると酒楼・酒家クラスの飯屋が極端に少ない。文化的に香港 とは少し違う気がします。香港は移民社会だけど、マカオは漁民にルーツを持つ地元 民の比率がかなり高いんじゃないかなあ。

博物館へ。改装中で、1/3ぐらいは参観できませんでした。ポルトガル人が植民地宗 主の威信を掛けて掛けて掛けて掛けて作った博物館はすンばらしく洗練されて精緻な 出来です。とてもポルトガル人が作ったとは思えない。(ごめんポルトガル人。知り 合いに一人もおらんけどポルトガル人。)

またしても砲台にあがり、遊ぶ。おもちゃをふたつ持っていた小僧、そばに寄ってき た子に向かって「やっごやん、やっご。」と言いつつ片方を差し出した。あっぱれ じゃ小僧、マミーが褒めて取らす。さらにその子が差し出されたほうではないほうの おもちゃを欲しがると、小僧は素直に交換に応じた。うむ、やりよるのう。(親バカ)

丘から降り、名物の肉(を平たくのばしたものに甘辛い味をつけて焼いたもの)を購 入、預けていた荷物をピックアップしてヤオハンへ。フェリーまでの時間つぶし。白 子(銀杏)入りのココナッツミルク入り紅豆沙を食べながら、小僧をゲーセンなどによ くある動くおもちゃに乗せてやってマカオパタカのコインを消費。時間になったので 船に乗ると、小僧は例によって10分程度をご機嫌で過ごし、それから急にコトバ少な になって目が泳ぎだしたかと思うと、へたりと眠ってしまった。70分で香港到着。

というわけで、八年で二回目の結婚記念日は終わりました。