突然ですが、実はわが家にニューフェイスが加わりました!
先月の29日、私はめでたく(?)27回目の誕生日を迎えた。おー、年齢をバラしてしまった...。でも気にしないもんねー。気分はまだまだ若いのだ。実際のところ、ここアメリカでは私はまだ18歳で通るのである。仕事先のお店でも、お客さんのほとんどが私の「トシ」を聞いて目をまるくする。身長だって162Bあるし、胸だって人並みにあるし、ちゃんとフルメイクもしてるんだけど、どうもハイスクールを卒業したばかりにみられてしまう。んー、歳相応に見せるには、さらにメークを濃くするしか方法はないのか...? 仕事柄、たくさんのボックスを扱うので、動きやすくて汚れてもいい服装をと思い、チビTシャツにオーバーオールを着て行くのがマズイのか?でもでも、10歳近くも若く見られるのはかなりうれしー!よしっ、これからは18歳で通すとしよう。えっ、すごいムリがあるって?
さて、話を戻して、その誕生日にダーリンにお願いして買ってもらったプレゼントというのが、子猫1匹。ただいま、このコンピューターがのっかってるデスクの上で、半目状態でお昼寝をしているのが、わが家にニューフェイス「Zipee(ジッピー)」である。
私はほんとは犬派である。戌年生まれだし、犬以外は飼ったことがないし。でも、「夜の訪問者」に出てきたアシュリーのおかげで、猫も好きになってしまった。ダーリンは猫派なもんで、私の要求に2つ返事でO.Kしてくれた。車で2分の、近くの巨大なショッピングモールのペットショップに繰り出した私達が、最初に目にしたのがZipee。色はオレンジとホワイトのストライプで、目はブルー。人間なら、ブロンドの髪にブルーの瞳といったところだろうか。で、この生後2ヵ月のハンサムボーイに、私たちはヒトメ惚れしてしまったのである。お店の人に聞いたら、ちゃんとトイレトレーニングはしてあるから、おもらししたりはしないとのこと。ほー、なかなかのお利口さんでもある。また、Zipeeは7月27日に生まれたのだが、それを聞いた私の頭に浮かんだのはしょうもないゴロ合わせ、「Lucky Seven!Twenty-seven!」。私は今年で27歳だし、何かいいことありますようにと願いもこめて、Zipeeを選ぶことにした。(今、彼は何かおいしい夢でも見ているのか、口をモグモグさせてます....)
こうしてうちの子になったZipeeであるが、何ともひじょーにワイルドな子猫である。うちにやってきて3日目になるが、毎日アパートの中を1人で狂ったように走り回っている。さらには、私がキッチンでお皿洗いをしていると、ジーンズを伝ってよじ登ってきては肩にのって、おとなしく私の仕事ぶりを眺めたりもする 。「手のり」ならぬ、「肩のり」猫なのだ。しかし、これがホント痛い!ツメをたててしがみついてるんだから。でも当の本人は全く気にしない。いたって元気で、いつもごきげん。ご飯を食べながらゴロゴロ。遊びながらゴロゴロ。眠りながらゴロゴロ。ププ(ウンチ)をしながらでもゴロゴロ。のどを鳴らすのが遠く離れてても聞こえてくる。
私達にとって最悪なのは夜である。このZipee君、なかなか寝ないのだ。ゴロゴロのどを鳴らしながらベットで寝ている私達の上を、上に下に、右に左に歩きまわる。眠りに落ちる寸前の私達の耳元に、この「ゴロゴロ」が足元の方から近付いてきたと思ったら、また遠くなる。日本で、真夏の夜、耳元に蚊がぷーんと近付いてきたと思うと、また遠ざかってゆく、あれと似たやつだ。そして、人の手足の指を見つけては噛みつくし、髪の毛だってムシャムシャかじっている始末。せっかく熟睡していても、これじゃ目が覚めてしまう。ふーっ、やっと寝てくれたかと思って目を開けてみたら、人の顔の前にお尻を向けて寝ていたり。もーう!私は、Youのママなんだぞぉ。そんなわけで、ここのところ私達は寝不足なのである。
でも、まだ2ヵ月のおチビさん。何をやったってZipeeはかわいい!これから、愛情をたくさん注いで育ててあげたいと思う。1つ気になるのは、Zipeeのお姉さん株のアシュリーのこと。Zipeeに私達を取られたと思っているらしく、ジェラシーのかたまりで、Zipeeと仲良くできない...。もちろんアシュリーもかわいいのだけど、所詮、私達のペットではない。でも、なんだかカワイソウなことをしてしまったと、少し気になるのだ。もう少し様子は見てみるが、なんとか2匹を仲良くさせるよい方法はないものかなぁ...。
最後に、ダーリンによると、お家のなかで飼う猫は、ちゃーんとケアしてやれば12〜13年は生きるらしい。おーいZipee、長生きするんだよー!ママがちゃんとケアしてあげるからねー。そしてみなさん、あわて者で時々ハイパーになるZipeeですが、うちの新顔をどうぞよろしく!